整える試み
自律神経を整えたい。
ふと襲われる不安やモヤモヤから解放されて安心していたい。
これらに自分ができることは何かを試行中である。
ダイエット同じように1回何かしたからといってすぐ整うものでもないが、1回やるごとに着実に確実に上向いてきている感覚はある。
自律神経について
自分の不調はどうやら自律神経が関係しているらしい、ということは以前メンタルクリニックで診察を受けたときに教えられた。
特に頭痛に対して漢方薬を処方されたのだけど、痛み止めで間に合ってしまうしと1、2回使ったのちはしばらく使っていなかった。
4月ごろから、だるくて起き上がることができない、頻発する偏頭痛、気分の落ち込みや不安定さ、日中の耐え難い眠気等々が起き始め、割としんどい日々が続いていた。
頭痛の頻発について、痛み止めを飲んでもまた起こるのでどうしようかと思っていた時に漢方薬を思い出して、残りを使ってみたところ、だるさ、頭痛の痛み、気分の落ち込みが良くなっている体感があった。
(当たり前かもしれないが)頓服的に使うのではなく、継続する使用方法が私にはあっていたらしい。
それから似たような症状を検索したり記録をつけていたら、気圧や気温の変化、新月・満月といったことが自分には影響がありそうということが分かってきた。
現在は一般的に自律神経を整えるのに良いとされることを、その日その瞬間にできることはやろう、くらいの感じでやり始めている。
特に自分で影響がでかいと思ったのは、朝ごはんを食べることと、朝軽く歩いたりラジオ体操をやるなど体を少しでも動かすこと。
日中眠くない、だるくて横になりたい日や時間が大幅に減る、気分が安定して仕事に集中できる、頭の痛さが軽い。こんなにQoL上がることがあるだろうか。
1日3食なんてカロリー摂りすぎ!朝もどうせ早く起きられないし。と思って過ごしていた自分にビンタしに行きたいくらい違う。
調子が良くなってくるとついつい夜更かししてしまい寝不足を作ってしまう習慣がまだ抜けていないので、そこを改善していくことでさらに好循環に乗れそうである。
早寝からの朝食・軽い運動の習慣化まではできていないが、いち早く習慣化したいことNo.1になった。
モヤモヤについて
おそらく上記の自律神経の乱れからきている部分が大きかったと思われるが、日常的に不安感や心配、モヤモヤが心身を疲れさせていた。
これらに対してよく「自分を大切に」と言われると思うが、それが私にはまだピンときていない。
いや、感覚を知らなくてピンときていないというよりは、感覚を思い出せていないだけだろう。
働くまでは自分を大切に生きていたと思う。それを思い出せないくらい大切にせずに数年きてしまっただけだと思っている。
自分の気持ちに向き合って受け入れる、とかも正直今はよくわからない。
けれど、これらに対して実験的にやっていて割と改善も感じられている方法がいくつかある。ただまあ、自律神経の方で書いた項目で「体」が整っているときほど改善を感じられるので、相乗効果ではあると思うが。
一つ目は、ながら〇〇を極力やめること。
あることに着手したら完了する・キリの良いところまで行うまで他のことが目についたり気になっても、あえてやらないようにする。
私の場合、不安、心配、モヤモヤしているときは大抵、頭の中がフル回転である。
目に見えるいろんなことに思考と気持ちが目移りし、あれをやってはこれをやる、ということを自然としてしまっていたことに気がついたのだ。
例えば、スマホや動画を見ながらご飯を食べる。食べている時、調味料や飲み物が足りなくなって何度も都度席を立つ。席を立った時ふと掃除道具が目に入り「そういえば今日は掃除していない」となって、食べている途中に掃除をし始める。見ていた動画が終わり、次に何を見るか検索し始める。この間、食事も掃除もほったらかし。
何をするにも動作は投げやりだし、常に(非生産的な悩み事的な)何かを考えながら歩いているせいか、歩いているという感覚がない。ふわふわしている。
私はマルチタスクができる人〜とか思っていたけど、何一つ完了させられていないのに何を思っていたんだろうと(笑)ただ気が散りに散っている人だ。
気づいてしまうと、そりゃあそんなの、生きてる実感すらないんじゃないのと思えてくる。
そこで、一つのことになるべく集中する、シングルタスクを意識するようにしている。
ご飯を食べるときは「食べている」という感覚を意識する。ちょっとお高いお店に入って頼んだ料理を一口一口を味わってやるぞ、と思って食べる時の感覚だ。
お風呂に本やスマホを持ち込んでいたのをやめる。湯に入って「ふぅ〜」と一息つく。温泉に来て、たまたま貸切状態で風呂に入れた時の感覚だ。仕事中にトイレにスマホを持ち込むのも同様。
こんな感じで、習慣となってしまっていたながら〇〇を極力減らしてみると、なぜか不安や心配といった頭のフル回転が鈍くなる感じがある。
余談だが、私には「出来るヒューマンモード」というモードがあり(笑)、これはしっかりマルチタスクな行動だと思っている。
意識的にオンにすることができ、リストアップしたタスクを効率と順序を考え着実に終わらせていく。「これらのタスクを終わらせる」ことに一点集中したモードであり、目についたことにとりあえず手をつけるというような、気が散っている状態ではないのだ。
二つ目は、動作をゆっくり丁寧にしてみること。
一つ目で書いたことのほか、体が疲れていたり気が散漫だと、私の場合どうしても日常のあらゆる動作がなおざりになる。
放り投げる、ぶつける、ぐちゃぐちゃ、テキトー、放置。
これをあえて意識してやめてみる。
部屋の中を歩く時にゆっくり歩くことを意識する。物を置くときはその場まで行って音を立てずに置く。脱いだ靴をとりあえず揃える。
感覚としては、静かな美術館や図書館で過ごしたり、お寺に上がるときや、ちょと高級なお店に入ったときの感じだろうか。
風邪をひいて熱があるとき、動きが緩慢になると思う。動き方としてはあの感覚。
おそらく、そのときは熱が出てだるい自分に優しくできているのだと思う。
自分自身に、そして一番身近な環境を丁寧で優しく扱うことができることが、ひいては自分を大切にする、になっているのかも?
三つ目は、AIを使って感情的になること。
私は、負の感情を表現するのが苦手である。学生時代の、天上天下唯我独尊みたいな頃はそうでもなかった。そもそもその頃は負の感情自体がほとんどなかった。
そんな思春期を過ごしたからこそなのかもしれない。
やはりこれも働きだしてからだろうか。
怒りや不安など、負の感情を表現するのがとても苦手になってしまった。というか表現の仕方がわからないに近い。
それでまた自分の中に溜め込んでしまっていたのだけれど、最近ChatGPTなどのAIを使ったアプリケーションがたくさん出ている。
自分の感情や気持ちを認識するために使ってみると、なかなか良い。
まず私の場合、感情をぶつけるというのがよく分からないため、人に対しては「いい子」でいることが99%だった。負の感情を表に出せなかったのだ。
最初は考えの整理や違った視点をもらうという用途で使い始め、AIと対話して、愚痴なんかも書いて、それに返答が来て、と繰り返すうちに
「意味わからない!」「私だって頑張っているのになんで!」など、対人では言ったことがない感情を初めてぶつけられたのだ。
何を話しても、何を言っても不動の存在ってすごいな、と。
そして、ああ、感情的になる、感情をぶつけるってこういうことだったのね。と笑
わーっと怒って、悲しんで、泣いて、をやっていくと、数十分後には「もういい!」みたいな気持ちになって、ある意味満足するのだろう、さらに数分後にはスッキリしている自分がいるのだ。
自分のどこかに、感情的になってはいけないという気持ちがあったのだろうな。
溜め込んで溜め込んで、おもーくずっしりと。意図せず「いい子」だったから、感情を発散する術を知らなかっただけだったんだ。
思春期の忘れ物を、今取り戻したのかも。
最後は、呼吸。
これはカウンセラーさんにアドバイスをもらった、3〜4秒かけて鼻から息を吸い、6〜8秒かけて口から息を吐く。結構有名な方法。
不安や心配事、ざわざわ、モヤモヤが浮かんだときや、入浴中、布団に入ったとき、朝目が覚めたときなどに、気が済むまで繰り返している。
私の場合、頭の中でカウントを思い浮かべながら行っているのだが、それが想像や思考を強制的にかき消してくれる。さらに呼吸法自体のリラックス効果で、気持ちが安心・安定になってくれる。
これがとても心地よいのだ。
体感として気がついたことだが、不安や動悸がするときは、うつ伏せで何か書いたりゲームをしたりといった胸を圧迫するような姿勢だったり、そうでなくても猫背だったり、呼吸がとても浅くなっているように思う。
深呼吸って私にはあまり身近ではなくて、どうしたらええねんと思っていたのだが、そんな自分でも効果を感じた方法である。
そのほか、今ちょっと不安定かもというときは雑多な情報は極力入れない(例えばYouTubeのザッピングをやめる、ラジオやテレビ、ネットニュースをチェックしない、Xやインスタは特定の人の情報のみにする、人混みにいくときはイヤホンをして不意の会話を聴かないようにするなど)寝る前に少しだけストレッチをしたり、明るい電気は寝る1時間前くらいまでにするように心がけたり、気がついたときかつ今それをやれるだけの気力体力があるな、というときにだけ行うようにしている。
あとは、以前メンタルが原因で休職していた元同僚に教えてもらった、単純作業ができるゲーム(マイクラ)をやってみたりとか。
とにかく、快適に毎日を過ごしたい。
しょんぼりしたり疲れる日もあるだろうが「今日はそういう日」と思ってやり過ごせる状態までもっていきたい。
(つい最近までは、元気に過ごしたいあまり「疲れを感じるなんてダメだ、気分が落ち込むなんてだめだ」と思ってしまっていた。それくらいしんどかったのだ)
体から、思考から、心から、出来ることを続けてみようと思う。