分かりにくいカタカナ語を一発で覚える方法(学校の勉強編)
昨日の続き。
一言で言うと、カタカナの言葉は英語に直すと理解しやすくなるという話である。
前回はニュースで見かけるビジネス用語だったが、学校の勉強でも使えるという話をしてみよう。
学校で勉強するカタカナ語の覚え方
今回登場するのはこちら↓
「シビリアンコントロール」である。
中学校の頃に習ったのではないだろうか。高校だったかな。まあ別にいいか。
習った覚えがない人は、何かの呪文かなって感じだと思う。
確か教科書では「文民統制」という和訳もついていた気がする。
だから実際の教科書では、「シビリアンコントロール(文民統制)」みたいな表記だったと思う。
一応、辞書的な意味を引用すると、
文民たる政治家が軍隊を統制するという政軍関係における基本方針であり、軍事に対する政治の優先を意味する。
おう、そうかって感じである。
だが英語に直すと簡単だ。英語では「civilian control」なのである。
お分かりいただけただろうか。
なんとシビリアンコントロールとは、「civilian」と「control」という2つの単語で構成されているのである。
「civilian」 は分からなくても「control」は分かるだろう。そう、あのコントロールだ。
そして「civilian」の意味は、「民間人、文民」である。
だから「民間人(文民)が軍人をコントロール(統制)」という言葉であることがイメージできるだろう。
こう考えると「文民統制」とはよくできた和訳だと思ったりもする。
カタカナ語が分かりにくい根本的な理由
このようにカタカナ語が分かりにくいのは、複数の単語で構成されている言葉をカタカナの一語で表そうとしているからである。
つまり熟語を単語で表現しているのだ。
このおかしさは、漢字で考えるとよく分かる。
例えば「早朝」を「ソウチョウ」と書いてあったらどうだろう。
「総長」の可能性だってあるかもしれない。
まあ漢字なら文脈で判断できるからいいが、カタカナ語は英語だから分からないのだ。
本来ならば、単語の間に区切りをつければいいと思う。
例えば「シビリアン・コントロール」と表記すればいい。
だからもし分からない言葉を見つけたら、分解して考えてみるのもいいかもしれない。
というわけで、英語由来のカタカナ語なら、学校で習うようなことでも使えるという話である。
※余談だが、「シビリアン」と聞くと「ビリジアン」を思い出す。
ほら、小学生のときに絵の具に入っていた。
緑っぽい色だけど、決して緑とは呼べないやつ。
普通に緑を入れてくれたらいいのにね。
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