ハーブティーブレンド 使いやすいハーブ10種 中編
前回に引き続き、
ハーブティーのブレンドに使いやすいハーブを
紹介していきます。
今回紹介するハーブはこの3種です。
ハーブティーでの使用はもちろん、
料理で、美容にたくさんの使い道があるハーブです。
1.ローズヒップ
2.ローズマリー
3.フェンネル
1.ローズヒップ
果実が手りゅう弾のような形をしていることから、
「ビタミンCの爆弾」ともいわれます。
美肌や風邪予防に飲んでいます。
ですが、ティーで飲んでも摂取できる
ビタミンCは30%くらいです。
なので、ローズヒップをチンキ
(ハーブをお酒に漬けたもの)か、
料理等で使用し、ローズヒップごと食べて
しまった方がいいです。
味は、ほんのり甘く、
想像しているよりすっぱくありません。
主張もそこまでありません。
リコピンというトマトに入っている成分が、
ローズヒップにも含まれているので、
少しトマトに似た味です。
スーパーなどで売っているティーパックの
ローズヒップティーには、
ローゼル(ハイビスカス)がブレンドされています。
ティーの酸味や色はローゼルによるものです。
(ですが、ローゼルの主要成分クエン酸は、
疲労回復や代謝促進などの効果があるので、
市販のローズヒップティーは
とても手軽に飲めるお勧めのハーブティーです)
<ブレンド例>
①(美肌ブレンド)
ローゼル+ローズ+ヒース+ローズヒップ
②(風邪ぎみ)
カモミール+エルダーフラワー+ルイボス+マローブルー+ローズヒップ
③(月経前)
ラズベリーリーフ+ローズ+ハイビスカス+ステビア+ローズヒップ
<ティー以外での使用>
①ジャム
ローズヒップだけでもいいけど、
リンゴとローズヒップのジャムがおいしい。
②ティーを冷やして(常温)パッティング
③ごはんとローズヒップで焚く
ほんのりトマトのような味
2.ローズマリー
刺激的な香りですが、ほんのり甘く、少しスーっとする、若干の苦みはあるけれど、クセがない。
記憶のハーブ
脳の血流をアップさせる作用があるため、
記憶力や集中力への効果が期待できます。
なので、勉強前に飲むと効果的です。
アンチエイジングのハーブ
抗酸化作用があります。
昔から美肌効果があるとされています。
ハーブチンキ「ハンガリアンウォーター」に
欠かせないハーブです。
<ハーブブレンド例>
①集中力アップ
メリッサ+ミント+フェンネル+ローズマリー
②老化防止
ローズ+レモングラス+ルイボス+ローズマリー
<ティー以外での使用法>
①チンキ
ハーブを40℃以上のアルコールに
1ヶ月ほど漬けたものをチンキと言います。
化粧水(精製水で10倍に薄める)や
入浴剤(そのままお風呂に入れる)
として使用。
②ティーでパッティング
③鶏肉や白身魚の下味に
鶏肉に塩コショウ、ローズマリーを振りかけ
オーブンまたは、フライパンで焼くと美味しいです。
④じゃがいもとも相性がいい。
ジャガイモを一口大に切り、
塩コショウ、オリーブオイル、ローズマリーで
和えて、オーブンまたは、トースターで
こんがり焼いてもおいしいです。
3.フェンネル
セロリのような風味。
少しスーッとする。
消化促進作用があるので、
食べすぎたときに、胃もたれ予防で飲みます。
利尿・発汗・空腹をおさえるなどの効果があるので、
ダイエットしたいときにブレンドに加えていました。
<ブレンド例>
①食べ過ぎたとき
カモマイルジャーマン+ミント+フェンネル+オレンジピール
②むくみ対策
ヒース+ルイボス+フェンネル
<ティー以外の使用>
①パン生地に練りこむ
ベーコンやチーズなどと合わせても美味しいです。
②サケなどの魚に塩とフェンネルを振りかけて、
オリーブオイルで焼く。
魚との相性はとてもいいです。
以上、ハーブブレンドに使いやすいハーブ3種です。
ティーだけでなく、料理や美容にも使えるハーブ。
いつもの、食事にハーブをプラスすると
味に奥行きが出来たり、
アクセントになったりします。