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ぼくらの100日モラトリアム(56/100)


51日前(9月5日・火)

今日も会社に行きたくない。仕事が立て込んでいる。
本当なら9月頭から有給消化して優雅にお休みを取りたかったのに、状況のすべてがそれを許さない。会社に行きたくな過ぎていつもの時間に起きれず、慌てて家を出て上島珈琲で朝食をとる。さらに、ビジネススタイル的なパンツを履きたくなくて、いかにも妊婦なワンピで出社する。


50日前(9月6日・水)

今日はもぎ取った有給で、イケメン役者育成ゲームA3!の期間限定展示『memoria』に友人らと行く日。朝のんびり起きすぎて、会場の池袋サンシャインシティから家が一番近いにもかかわらず遅刻しそうになる。
なんとか間に合うか、というところで、慌てすぎて事前発券のチケットを持ってきていないことに気付き、一度取りに帰ることになって完全に遅刻。愚か。

サンシャインの建物を超えた所にある、イケ・サンパーク内のEAT GOOD PLACEでようやく合流し、おしゃれごはんを食べる。育児TIPSを聞きながら食べるごはんは新鮮。
病院や保健所のページでは「昔ながらの」とか「スタンダードな」みたいな情報が多くて、これは本当にそうなのか? ということも多い。

『memoria』は、平日だしどれだけ混んでいるんだろうとビクビクしていたけれども、平日なりの混み具合でほっとする。自分の体調的にも、会場が広すぎず狭すぎずで満足。
入場時、ランダム(24種)で貰えるステッカーで、友人が私の推しのものを引いたので、交換してもらう。自分は誰の推しのものも引けずにさみしい。
もう一人の友人は人気キャラのステッカーを引いたので、誰か欲しい人がいただろうから声をかけてみれば良かったと言っていた。

会場を後にし、池袋憩いの場『タカセ』9Fのコーヒーラウンジでお茶とケーキ。景色がいいのがウリのひとつでもある老舗喫茶店だが、女が三人そろえば景色はほぼ見ないのであった。
帰りがけ、二人にお腹を触ってもらうと、お腹を触ると自分の時の感じが思い出せるという。そういうものなのか、不思議。

二人と別れて、池袋西武へ産休前に会社に配るお菓子を買いに行く。いつもいける時間のデパ地下は激混みだけど、平日午後、まだ15時台のフロアは見回りやすくて良い。甘いのがダメな人がいるので、甘いのとしょっぱいのと二種を購入。
それから、今年の年明けに所属部署の人たちに結婚祝いをもらったお返しをしていなかったので、それも購入する。厳密に言うと、お返しを買って会社に持っていったはいいものの、いつ渡すかタイミングを計りかねてまごまごしていたら悪阻に入って会社に通えなくなり、その間に賞味期限が切れてしまったのだ(そしてそれはまだ、職場の私のロッカーに秘かに眠っている。チョコレート菓子なので、どうなっているのか考えるのも怖い。が、今のところ、私のロッカーから異臭はしていない)。
このエピソードだけで、私がどれだけコミュ障かおわかりいただけるだろう。端からみれば、コミュ障も何も、ただの無礼者なのだけど。

その後、コンタクト屋へ向かう。実は去年の四月に引っ越してから、住居の近くでコンタクトを買える場所の開拓をしておらず、騙し騙しやってきていたのだけれど、とうとう在庫が切れてしまったのだ。仕事の日は眼鏡だし、スーパーへの買い出しなんかも眼鏡スタイルで済ませていたので、使う頻度は高くないにしても、やはりおしゃれした時なんかはコンタクトが良い日もある。

ということで、ほぼきちんとしたお出かけ専用なら……と思い立ち、人生初のカラーコンタクト作成を試みる。説明を聞くと、透明コンタクトの素材とカラーコンタクトの素材は異なるもので、付け心地がかなり違うらしい。
とはいえ、通常のコンタクトと同様の素材の商品も少ないながらにあるようなので、付け比べしてみることになった。いかにもなカラコンを装着してみると、確かな「つけてる感」があり、一瞬で「無理!」となる。私はそもそも、仕事中のドライアイが辛くて平日を眼鏡に切り替えたのに、これは本末転倒。

もう一種の、透明コンタクトと同様の素材とされる商品を試したところ、ああこれなら大丈夫、となる。その店で扱う対象商品の中にもともと目星をつけてきたものがひとつあったので、それを購入することにした。ある意味、沢山の商品から選ぶことになったら時間がかかっただろうから、素材である程度商品が絞れたのは助かったな。
「このままカラーコンタクトの方をつけて帰りますか?」と問われたので、そうします、と言って、いつもより少し大きい目でドキドキしながら眼科を後にした。

名づけのことで揉めそうで気が重いが、いつまでも口を閉ざしているわけにもいかないので、改めて夫に名付けをどういう風に進めたいのかを聞き、私の考えを伝える。やはり初歩テクニックだけど、同意からの自分の意見発言は効果的である。この前よりも穏やかに話が出来た。
本当は、夫との話でテクニックを使うなんて嫌なんだけど、夫は猪突猛進正論マジョリティ人間だし、夫婦は所詮他人なのだから致し方ないのかもしれない。私は夫がそういう人だと知っていて、それゆえに私が苦悩しそうだということは前々から承知していたことだ。少しだけ、やるせ無いけれど。


49日前(9月7日・木)

業務中、「明日、台風が来るので妊婦は出社するな」という話になり、急遽明日の金曜は予定外の在宅勤務になった。それを受け、夫は夜のうちに(雨が降らないうちに)近所の実家に移動して、泊まってそのまま金曜の仕事に移るという。
「そういう予定になったなら早く言ってよ」と夫に言われる。早く連絡した方がいいかな、でも帰ってから言えばいいかな、とためらって連絡しなかったので、少しバツが悪い。これは早めに言った方が良かったのか……。基準がわからないけど、聞いたってわからなそうなので黙っておく。

夫が出かけてしまうと、生来のものぐさと台風接近による気圧の乱れにより、ぐったりと動けなくなる。やるべきことが何もできなかったので、脳内が自罰的になってしまい、衝動的にコンビニに走りスナック菓子を2つ買ってしまう。そんなに食べたい気分でもなかったのに。
やるべきことを放棄したまま、スナック菓子を口に放り込んでいく。今こんなことすべきじゃない。腹の子が腹に入っているうちは、守れる者は私しかいないのに。

さっき読んでいたマンガの「拗れるのが怖くて逃げると、すぐに関係は壊れる」と言った趣旨の言葉が頭の中を埋め尽くしていく。
私はどうしたって自分の意見を伝えることが苦手だから、子供が生まれて、これから重要な選択が増えていくだろうけれども、そのどれをもうまく乗り越えられる自信がない。


48日前(9月8日・金)

昨夜、悶々とした気持ちのまま布団に入ったが、眠れたのが午前2時近く、起きたのは7時半近くだった。眠い。
予報の通り外は台風の影響で強い雨が降っている。台風であるということが情報としてはわかっているのに脳まで伝わらず、なんだか体調が悪いな……と思いながらだらだらと仕事をこなして一日を過ごす。

だがこれでは駄目だ、と昼ごはんにパスタを作り、副菜として残り物のとうもろこしのガリバタ炒めとキャベツをレンチンしただけの温野菜の2品を添えてみる。私は、簡単なものでも副菜が二種あるとなんとなく安心する性質がある。OKストアのオリジナルブランドの玉ねぎドレッシングは美味なので、ただのレンチンキャベツも上品な味になってすごい。
夜は肉じゃがと生野菜のサラダを作った。えらい。


47日前(9月9日・土)

定期検診の日。相も変わらず胎動カウントはサボってるけれど、経過順調でほっとする。 しかしいつもより少し遅い時間の予約だったためか、待ち時間が長くて体調が少し悪くなる。30分だけ遅かっただけ(しかも予約時間は前回の検診時に自動的に振り出され、そこに私の意思はない)なのに。

家に帰って横になったら寝落ちしてしまうが、少しでも余裕のあるうちに、リフォーム先に付ける表札を作りにホームセンターへ向かうことに。
事前に調べていたデザインを夫に伝えると、カタログの中から「これは?」と別のデザインを提示される。リフォーム先では大きさや取り付け方法に制限があり、そもそも規格が合うのが数種類しかないはずだったので、私はこのデザイン見落とすかなあと不思議に思いながらも、ひとまず窓口にそのデザインの型番を伝えた。しかし表札屋さんと話をしていると、夫が良いと言ったデザインはうちの玄関にはつかないということで(やっぱそうだよな……私、表札のカタログ端から端まで全部見たもんな……)となる。

仕事でも、そういう風に私の判断をひっくり返されることはよくある(あくまで、個人のこだわりの範囲ではあるが)し、実際に私が明確に間違っていることもあるから、私はいつも自分の判断に自信が持てない。でも、今日みたいなケースもあるから、そんな時は「ほら、言ったじゃん」という気持ちになる。
表札の発注を済ますだけで終わらせる予定が、ホームセンターのすぐそばにOKストアがあったので、ついでに食料品の買い出しもする。

夜は夫が友人と食事。私は、本来なら池袋西武のデパ地下で開催されている餃子フェアで餃子を買って食べようと思っていたが、買い出しで疲れてしまって、フェアに出掛けるかしばし逡巡する。しかし、いずれにせよ晩御飯は食べないといけない……作る? いや作りたくない! と、ほうほうの体で家を出ることにした。
「うまいもん空海(浜松)」のオリジナルラー油が練りこまれた旨辛餃子と、「天のびろく(北海道)」のオリジナル餃子を買った。こちらはすべてが北海道産の素材で出来ているとのこと。どうしても食べ比べしたかったので、二店舗分買うって決めていた。余った分は明日食べるか、夫へのお土産を装って恩を売っておこう。買い出ししてたら時間がなくなってしまったが、はじめは一緒に行く予定だったので。

風呂上り、早く寝たいのに夫に『池袋ウエストゲートパーク』の映画?を見せられ、これは誰でしょうクイズをさせられて辟易する。ヒントを貰わないでは山ピーくらいしか分からなかったけれど、私は原作が石田衣良なのは知っている。


46日前(9月10日・日)

朝寝坊している間に、冷蔵便でふるさと納税のシャインマスカットが届き、夫が受け取る。慌ててメールを確認すると、少し前にお届け日通知メールが届いていた。
そしてそれに気付かなかった私は、昨日スーパーでシャインマスカットを買っており、もっと言うとその前の週に買ったピオーネもまだ残っており、夫がぶつぶつ言いながら冷蔵庫にシャインマスカットを入れているのを知らんふりをする他ない。が、知らんふりで済ます気のない夫が「これ食べきれるの?」と問うてくるので、近所の義実家にふるさと納税分のシャインマスカットをお裾分けすることで決着させる。

夕方は地元の祭りに行く予定だった。昨日も結局朝から晩まで動いてしまったし、昼間はゆっくり過ごす予定だったが、夫が「入用なものがあれば車出すよ」というので、私の入院グッズでも買いに行くかと重い腰をあげる。
住んでいるところからはアカチャンホンポは少し遠いので、試しに近くの西松屋を目掛けて行ってみると、なんと、行った先では子供服しか売ってないではないか。これは子供服のしまむら。いや、しまむら系列の子供服屋にバースデーというものがあるのは、この前教えてもらって知っているけれども。

西松屋とはみんなこんな感じなんだろうか? それとも、行った店が子供服特化の店だっただけだろうか。西松屋もアカチャンホンポも変わらない性質の店だと思っていたので、夫婦で狐につままれたような気持ちになる。
せっかく車を出したし、アカチャンホンポに行き直そうか? と夫が口に出してくれるも、乗り気ではないのが口調でわかる。時間的に今から行くと店への到着自体が遅くなるし、当初予定だったお祭りにも行こうとすれば、どっちつかずになるだろう。
もともと、入院グッズは産休に入ったら自分でのんびり買いに行こうかなと思っていたもので、買い物はやめてUターン。当初予定通り、お祭りに行くことにした。

夫が「ヤンキー祭り」と呼んでいるこの祭り、夫も来るのは小学生以来らしい。確かに夫は中学から私立に通っていたので、地域の祭りにくるとすればそうなるか。
まだ少し日が出ている時間だったので、屋台の下見をしながらお神輿を探して歩く。賑やかな場所を少しはずれたところで、三基連なったお神輿が休憩しているのを発見、日陰で動き出すのを少し待ってみることに。なるほど、ちょっとヤンチャっぽいミドルエイジたちが中心となった老若男女たちで溢れ、休憩中なのに賑々しい活気が伝わってくる。

しばらくして神輿が動き出した。特有の掛け声と独特のリズムに揺られるお神輿は美しく神々しく、間近を通った時に心がつい動いてしまう何かがあった。
夫は「俺はこの街には(嫌いじゃないけど)うまく馴染めなかった」というし、私から見てもそうだろうと思うけれども、神様はわっしょいされてナンボの存在なので、後方腕組みエリートより神輿を担ぐヤンキーだ。この街の神様はきっと幸せで、だからこそお神輿の担い手たちも楽しそうなのだろう。だけど夫だって、こうしてお祭りに来るくらいにはあなた方を気にしてはいるので、優しくしてやってね。と、さらに後方からしたり顔で私は願った。

お神輿を見送った後は、じゃがバター、だし巻き、骨付き肉、きゅうりなどを買い込み、もぐもぐタイムに移行。屋台の食べ物ってどうしてこんなにジャンクなのに、どうしてこんなに美味しいんだろうね?
私たちの子供の頃に比べて、綿あめの屋台がほとんどないね、なんて話をする。

腹を満たした後は、このお祭りの中心である神社への参拝列に並ぶ。50円のおみくじをはじめて見たので驚くが、子どもが沢山来るお祭りだからじゃない? と夫は言う。確かに小さい子供がちらほらとおみくじを引きに来ていた。良い神様(?)だなあ。
参拝の順番が来てまっすぐ視線をあげると、中央に鎮座していた鏡がばっと目に入ってきて、思わずたじろぐ。え、あれご神体では? こんな気前よく御開帳しておられるの……? と動揺したが、後で調べても、その神社のご神体が鏡というソースは見つけられなかったし、鏡がご神体でない場合も多々あると知る。そういうものなのか。
ひとまず自分のご挨拶と腹の子の分の挨拶を済ませ、神社を後にする。

お面屋さんにきつね面がめちゃくちゃ多い。鬼滅の刃のせいじゃない? と夫は言うが果たしてそうなのか? でも確かに神社の神様お稲荷さんじゃないし、子供や女子中高生もきつね面をつけている率が高い……。
ほんとにほんとの帰り際、「もう二人でのんびり祭りに来ることはないのかな」と思ってしまい、この祭りに来たという思い出アイテムが欲しくなる。どうしようか迷っていると、夫がきつね面をひとつ買って頭に付けてくれる。それから火照り冷ましのレモネードを買って、ゆっくり歩いて家まで帰った。


45日前(9月11日・月)

近々沖縄に行くという義理の母が、免税店でDiorの何かを買ってきてくれるという。先日、ビアガーデン兼BBQに誘ったお礼がてららしい。ありがたいけど、いくらくらいのものならお願いしていいのかわからず、一日中悩む。あんなに公式サイト見ることないよ。
結局、気になってはいたが手を出すには至っていなかったリップティントを頼むことに。ああ、引っ越したら絶対めちゃくちゃ収納できるリップスタンド買う。今の家にも実家にも、日の目を見ていないリップが溢れているはずなのだ。数など把握していない。
でも、乳児がいたら化粧なんてしばらく出来ない(ダブルミーニング)のかな?

昼休み、12月が予定日だという別部署の後輩と会い、少し話をする。無痛分娩じゃなくて普通に産む、と言ったら、めちゃくちゃ驚かれて不安になる。

所属部員にようやく先日買った結婚祝い返し(9月6日参照)を渡す。あと3日で産休。されどあと3日。引継ぎをする先輩は優秀だがマイペース人間の私から見ても十分にマイペースで、ふとした瞬間に、ちゃんと業務が引き継げているのか不安になる。
業務の形態上、良くも悪くもあまり人に評価を受けることがないので、いつも自分の仕事はこれでいいのか悩みながらやってきたけど、ここに来て、もしかして私は自分で思うより多量の仕事を抱えていたのでは……? という疑問がわき出す。ただの手前味噌かもしれないが。でも、先輩相手にそれをどうやって確かめたらいいのかわからないし、今はひとつひとつ、先輩と目の前の業務に取り組むしか出来ない。

新卒で入って10年以上やってきたけれど、振り返ると、仕事へのやりがいとか仕事観とかは一切育たなかったな、としみじみ思う。
もともと就職活動も厳しくて、ギリギリで拾ってもらった会社だ。恩はある。だけど、そもそも自分が大手企業にチャレンジできるほどの腕も資格も愛想も武器が何もないことは自覚があって、受ける会社も小さい会社ばかりだった。運よく大手企業に就職できても、自分と同じ学歴だったり、能力のある人たちとの競争に勝てる気がしなかったので、自分が楽に働けそうな会社ばかりをターゲットにしていたからだ。

その短期的な逃げの戦略は一時的には功を奏し、私は業務上のストレスを人間関係以外に感じることなくやってきたけれども、同時にそれは、私に自信を与えてくれるものではなかったね。ずっと、就活をしていた時からあった空虚感と“代替可能な私”という劣等感を背負ったままでいる。
どちらが良かったのかなんて、それは一体いつ誰が決めるんだろう?

夜ご飯の後、夫が皿を洗ってくれるも、炊飯器の処理などをたのまれ、しぶしぶ起き上がる。私が片づけするときは、いつもそういうのまでひとりでやってるのにな……と思ってしまう。
夫はテレワークが多い&フレックス制なので、洗濯は毎日やってくれてるし、料理も仕事が早く終われば作ってくれるけど、洗濯物をたたむのは私だし、片づけするのは私。これは、妊娠前も今も変わっていない。ここ最近は私がよくバテているので、料理をしてくれる頻度は増えたかな。
夫はリフォームのことに関しても率先して動いてくれるし、私がやりたくない業者とのやりとりなんかも担当してくれているので基本的には感謝してるんだけど、それでも疲れてる時は早く休みたくなるし、家事分担にまつわる気持ちの問題って本当に難しい。

寝る前に布団でゴロゴロしていたら、急に夫が「小説で一発当てて生活を楽にしてくれ」と言ってきた。君、私が小説などを書いているという一面を一応覚えていたのか……と、変に感心してしまう。しかし「売れている本」のたとえが『100万回生きた猫』だったので、すわ育児脳か、とさらに仰天する。
着圧ソックスを履き忘れたことに気づくも、履く体力と気力がない。ただひたすらに眠い。 明日の朝は起きれないかもしれない。

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