敢えてレッドオーシャンに臨んだ!! シャンプーが完成するまで OEMとサティス製薬
今回はGINオーガニックシャンプーをOEMで製作したストーリーを紹介していきたいと思います!
まず、OEMとはoriginal equipment manufacturer の略称で、日本語では 「委託者商標による受託製造」と訳されます 。
化粧品のOEMは様々な企業がその形式での製造販売を行っておりますが、今回私が数あるOEM企業の中でサティス製薬(敬称略)を選んだ理由についてをお話していきたいと思います。
株式会社サティス製薬企業サイト http://www.saticine-md.co.jp/
まず製品開発における一つ目の大きな壁は、化粧品製造販売業の資格と製造場所でした。
シャンプー含む化粧品は化粧品製造販売業の資格を持たなくては作っても利益が発生する販売を行ってしまったら違法になってしまうという取り決めがあります。
そこで製造販売業の資格を持つ会社にハーバルケア独自のレシピを渡してレシピ通りに作っていただく仕組みこそがOEMなのです!!
OEMの契約を結ぶ前に私は、シャンプーのOEMを行っている会社の中で自分の現状から可能な契約を結ぶことのできる会社を根気よく探し続けました。
多くの企業様とお電話や、直接お話をさせていただきましたが、個人事業であること、資本金が少ないこと、事業計画がいまいちだったことなど・・・まあ、ド素人が始めちゃおうということからだったので、逆に企業の皆さんと話すと自分の粗が見えてきた。ほとんどが門前払いに近い状態だった。
「最小ロットを100本から」で、なおかつ「期間内なら納得できる製品ができるまで試作品を作ることができる」、さらに「自宅から直接伺える距離に本社がある」といった三つの条件をすべて満たし、且つスタートアップ応援事業を行っていた企業はサティス製薬様だけだったのです。
特に最小ロットが100本からというお話は当時の期間限定のキャンペーンで、通常は発注可能数は1000本からであるとのお話だったので、「これは運命だ。今しかない。」と思い、サティス製薬様と契約を結びました。
担当の方は根気よく色々なことを教えてくれました。
一回目、二回目、三回目…と試作品を自分たちで試したところ、泡立ちがあまり良くない、匂いが混ざりすぎていた、痒くなってしまったなどのたった少しの配合の違いでここまで違ってくるのかと驚きつつも、妥協を許さずに何度も満足いくまで成分比の調節検証を繰り返しました。
プロジェクト開始から製品の完成までおよそ半年間、私たちが「これこそ作り続けてたシャンプーと同じものだ!!」と納得する品質のGINオーガニックシャンプーという作品に仕上げることができました。
実際に手に取っていただいた際に思い出してください。素人が肌にいいものを世の中に送り出すということは、くじけない気持ちと情熱があって出来ることだということを。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?