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ニュースに溢れたヘラルボニーの2023年を振り返る

2023年も、いよいよ年の瀬。
ヘラルボニーは今年も多くの方に支えられて、「異彩を、放て。」のミッションのもと、様々なチャレンジをすることができました。

ニュースを振り返ってみると、1年間で57本のプレスリリースと、750本を超えるメディア露出があり、みなさまのおかげで話題が尽きることのない1年になりました。

瞬く間に過ぎた1年間、「本年はありがとうございました。」と「来年もよろしくお願いします。」の気持ちを込めて、ヘラルボニーの2023年を振り返ります。

たくさんの仲間が「ヘラルボニー」という船に

2022年末では28人だった社員数が、2023年末には49人に!
顧問や業務委託で関わってくださったメンバーも含めると70人以上もの方々がヘラルボニーの仲間になってくれました。

さまざまなバックグラウンドを持つ仲間たちが、ヘラルボニーの船に乗り込んでくれました。ヘラルボニーの強さの一つは、メンバーの一人一人が「異彩を、放て。」に共鳴する強い想いを持っていること。

上場企業では女性管理職比率の開示が義務化されていますが、ヘラルボニーをみてみると、女性社員比率 65%、管理職(シニアマネージャー職)における女性比率は60%に。

もちろん、これだけで社員の多様性を語ることはできませんが、ヘラルボニーには、障害の有無、ジェンダー、国籍、バックグラウンドなど、さまざまな”ちがい”を互いにリスペクトするカルチャーがあります。それぞれの熱い想い・ストーリーはnoteにも綴られていますので、入社エントリーもご覧いただけると嬉しいです。

1月 

2023年1月1日。「岩手日報」の朝刊1面にヘラルボニーが紹介されました。
新聞のロゴでもある”題字”までもが、異彩作家のアートで彩られました。120年続く岩手日報における初の試みとのことで、光栄な歴史に名を刻む出来事になりました。

※連載:「まだ見ぬ景色へーボーダーレス新時代」の記事はこちら

卓球・伊藤美誠選手

卓球・伊藤美誠選手(スターツ所属)の新ユニフォームを作成。
1月23日に開幕する全日本卓球選手権大会で初のお披露目となりました。ヘラルボニーの両代表は青春時代を卓球に捧げていまして、そんな縁も感じることができ、とても嬉しいニュースになりました。

【伊藤美誠選手×ヘラルボニー】2023年の新ユニフォームを作成。

交通広告「鳥肌が立つ、確定申告がある。」

1月31日、異彩の日。
ヘラルボニーにとってこの日は、異彩があたりまえに生きる社会の実現に向けたアクションをする日。確定申告をすることになった作家のご家族から寄せられた実際にあったエピソードをもとにした広告を掲出。のちに、ACCのPR部門でグランプリ・総務大臣賞を受賞するキャンペーンとなりました。

2月

へラルボニー契約作家の小林覚氏によるオリジナルアートが資生堂本社の汐留オフィス1Fエントランスに公開されました。資生堂クリエイティブ株式会社との共同制作によるものです。社員の皆さまが資生堂が企業使命として掲げる「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」をいつでも意識できるように、という取り組みです。

3月

金沢21世紀美術館で開催していた企画展「ROUTINE RECORDS」のクロージング・トーク&パフォーマンスを開催。GOMESSさんによるライブパフォーマンスは圧巻でした。ルーティナーの皆さんもお招きしたところ、ずっとカシャカシャカシャカシャと音を出ながら一緒に参加してくださり、とても素敵なイベントになりました。

丸井グループとの共創するクレジットカード「ヘラルボニーカード」がリブランディング。新たに6種類の券面デザインを追加し、特設サイトも”福祉”のイメージを一気に刷新するデザインにリニューアルしました。
のちに、このプロジェクトはグッドデザイン賞も受賞しました。

4月

官民によるスタートアップ支援プログラム「J-Startup」の選定企業に選出!
これを機に、支援プログラムなどを通じて新しく海外に向けたチャレンジが加速していきました。

5月

「J-startup選出企業」として 経済産業大臣とパリ視察に同行
ダウン症のスタッフが運営するオランダのカフェチェーン「Brownies & downieS」にて。
松田と現地スタッフの方。

J-Startupのプログラムの一環で、フランス視察へ。同時に、CO-CEOの松田崇弥はオランダまで足の伸ばし、ダウン症のスタッフが活躍するカフェチェーン店「Brownies & downieS」などを視察。海外事業への熱意が高まった旅になりました。

日経MJの1面に堂々とヘラルボニーが掲載されるニュースも。
まだまだ小さなスタートアップですが、着実に拡大する事業面にもフォーカスいただきました。

「異彩」アートで目指す上場 ヘラルボニー、慈善超え(会員向け有料記事)

G7広島サミット国際メディアセンターにてIoTスマートごみ箱‶SmaGO”が展示。ヘラルボニーが契約する広島県在住の作家などのアート作品が採用されました。

6月

国内最大級のギャラリー SMBCアース・ガーデンにて展覧会「ART IN YOU アートはあなたの中にある」を開催。16人の異彩作家の作品が、1ヶ月近くにわたって展示され、多くの方にアートに触れていただく機会となりました。

第73回全国植樹祭の子どもダンサーさんたち

岩手県陸前高田市で行われた第73回全国植樹祭の衣装プロデュースも。この衣装は、植樹祭当日、式典のメインアトラクションの中で披露される創作ダンスで子どもダンサー約40名が着用してくれました。とっても素敵な笑顔ですね・・!

八重洲中央口きっぷうりば

JR東海との共創により、東京駅の一部をアートラッピング。『旅のはじまりに彩りを。』をコンセプトに掲げ、多くの方々が旅の出発点とする東京駅をヘラルボニーと契約を結ぶ異彩作家が描いたアートで装飾しました。

7月

ヘラルボニー創立5周年を迎えました。5周年を記念して、岩手では盛岡のHOTEL MAZARIUMにて「異彩の感謝祭」を実施。作家さんに全国から来ていただき交流のできた素敵な瞬間でした。

さらなる経営体制の強化のためリアルテックホールディングス株式会社代表取締役などを務める永田暁彦氏が経営顧問に就任するというニュースもありました。

ヘラルボニーらしいねと声をかけていただけた「両親からの手紙」を添えたユニークなプレスリリースも話題に。

8月

350周年を迎える日本橋三越の中央ホールにて、「異彩の百貨店」を開催しました。素晴らしい場所に、障害のある人もない人も含めたくさんの人が賑わい、忘れられない瞬間がたくさん生まれました。

9月

Kan Sano「Pマママ」

金沢21世紀美術館で開催した「lab.5 ROUTINE RECORDS」展で、Kan Sano氏が13人のルーティン音をもとに創作を手がけた楽曲「Pマママ」が、origami PRODUCTIONSよりデジタルリリースされました。
音楽プロデューサー/キーボーディストの Kan Sano氏が、プロジェクトチームと共に金沢市内の福祉施設や特別支援学校を訪問し、日本各地から集めた13人のルーティン音をもとに創作した楽曲です。

10月

10月1日から、ヘラルボニー契約アーティストの田崎飛鳥さんによるラッピング電車がJR釜石線にて運行を開始しました。乗車するために2〜3時間も待ってくださっていた方もいらっしゃったそうです。胸が熱くなりました。

同じく10月の岩手では、みちのりホールディングスとの共創により、異彩作家、工藤みどりが描くアートでラッピングされた「ヘラルボニーバス」の運行が始まりました。1台しかない「ヘラルボニーバス」。偶然見つけてくれた方によるSNSで「見つけた!」という投稿もありました。

さらに、日本航空(JAL)との業務提携を発表。国際線の機内食のスリーブには異彩アーティストのアートが彩られ、ファーストクラス・ビジネスクラスのアメニティポーチもヘラルボニーに。旅先での多様な価値観との出会いを生み出しています。

機内ではコンセプトムービーも配信しています。ぜひ、ご覧ください。

11月

ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSにて、1月31日の”異彩の日”に発表した「鳥肌が立つ、確定申告がある。」のソーシャルアクションがPR部門 総務大臣賞/ACCグランプリを受賞!さらに、「ROUTINE RECORDS」もデザイン部門 ACCシルバーを受賞し、ヘラルボニー初エントリーのACCにて2部門で受賞という快挙を達成しました。

ありがたいことに、第18回 ニッポン新事業創出大賞でも「最優秀賞」「経済産業大臣賞」と素晴らしい賞をいただくことができました。

12月

MPower Partnersをリード投資家として資金調達を実施しました。
社会の「DE&I」を促進するパートナーとして、法人向け事業のアカウント事業引き続き大きく伸ばしながら、海外世界に通用するブランド構築にむけて突き進んでいきます。

盛岡市と包括連携協定を締結。本社を置く盛岡市と、多様性を尊重する「共生社会の実現」を目的に包括連携協定を締結したことで、より一層に盛岡市を盛り上げ、岩手から全国へ、世界へと、異彩を放っていきたいと思います。

まとめ


書き切ることができないほど、多くのニュースがあった1年でした。

たくさんのチャレンジを共に成し遂げたメンバーを誇らしく思うと共に、振り返るたびに、関わってくださった方の顔が思い浮び、感謝の気持ちで溢れています。

2024年も、ヘラルボニーの挑戦は続きます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


みなさまにとって良い年になりますように。

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