映画予告編のススメ
初めまして、へぷたといいます。ただの予告編好きです。僕のことはどうでもいいので本題に移ります。
皆さんは予告編を観ますか?ぜんぜん観ない人、youtubeのCMで観る人、映画館で観る人、TwitterのCMで観る人など様々だと思います。特にネットのCMで目にする人が多いんじゃないでしょうか。
では、予告編が目的で予告編を観る人はどれくらいいるでしょうか?僕はその一人なんですが、周りの人にはほとんど理解されません。
「見ようと思ってる映画の予告以外は見ない。」
「たまたま目に入ったものしか見ない。」
こういう人がほとんどです。悲しい…。寂しい…。予告編の魅力が伝わって無い…!ということで、予告編の魅力を知ってもらい、予告編好きを少しでも増やしたいという思いから、このnoteを書きました。
予告編のミカタ
今回は予告編の魅力を感じてもらうため、僕なりに考えた予告編の楽しみ方をご紹介します。(飽きないように簡潔にまとめましたが他にもたっくさんあります。)
ミカタその1「考察する」
基本的に予告編は本編の映像を断続的につなぎ合わせて作るものです。つまり、本編のヒント集なわけです。例えば、アベンジャーズの予告編などはこのミカタをした人が多いんじゃないでしょうか。
「あのキャラがいない!?」
「あのシルエットは…?」
などなど。最近ではテネットの予告とかですかね。かなり考察しがいのある予告だったと思います。(僕は”???”ばっかりで考察どころじゃなかったですが。)
この考察してる時のワクワク感は予告を観てる時にしか味わえないものです。全部を見せてもらえない待ち遠しさ。チラ見せのもどかしさ。ヒントを求めてシーンの隅から隅まで目を凝らし、公開日まで何度も何度も繰り返し予告を観るあの時間。最高ですね。最高なんです。
ミカタその2 「見る」
「何を言ってるんだこいつは。」と思われるかもしれませんが文字通りです。ただ”見る”。先ほどご紹介した「考察する」ミカタでは色々と考えながら観ています。つまり、映像そのものではなく、その映像の”意味を理解すること”に重きを置いたミカタなわけです。
もちろん、”意味”を重視するミカタは面白いです。ですが、時には考え過ぎずシンプルに楽しむことも大事です。それが「見る」楽しみ方です。例えば…
・ストーリーも伏線もわからないけど、ただただ映像を見ているだけで楽しい!
・MADやMVみたいにBGMとぴったりハマっていてテンションがあがる!
などなど。前者の場合はどんな予告でもOKです。推しのキャストが出てる!とか、CGゴリゴリの派手な映像がかっこいい!とか、映像の色味が好き!とか。もう何でもありです。最高ですね。
後者はこの楽しみ方を意図して作られた予告があります。アクション映画の予告に多いですね。BGMのアクセントに合わせて殴る蹴る。サビの盛り上がり合わせて大爆発など、わかりやすく誰でも無条件にテンションが上がります。最高です。
ミカタその3 「思い出を振り返る」
予告とは”予め告知するもの”です。そういう意味では前述したミカタその1とその2は基本的な”予告”のミカタだといえます。つまり、本編を観る前の予告の楽しみ方でした。しかし、予告は本編鑑賞前に観るだけでは100%楽しんだとはいえません。もったいないんです。まだまだ、楽しむ余白があるんです。それがその3「思い出を振り返る」です。
皆さんはいつも映画を観終わったあと、何をしているか思い浮かべてください。劇場で観たならロビーにある売店へと向かい、パンフレットを買う。あんまり気に入らない内容だったときはフライヤーだけ見漁って帰る。家で観た時はスマホを開き、FilmarksやらTwitterやらに感想を書く。映画好きの友達が身近にいる幸運な方なら、一緒に観た人と感想を語り合うなど、様々だと思います。
そこに”予告を観る”を加えてみてください。
「ここのシーンはかっこよかったなぁ~」
「このシーンめっちゃ泣いたわ。」
など、ただ振り返るよりもさらに鮮明に、思い出に浸ることができるはずです。一緒に観た人と感想を語り合うときに観るのも最高です。
「このシーンどう思った?」
「このシーン最高じゃなかった?」
「ここのシーンのとき寝てたでしょ?」
などなど、会話もさらに盛り上がるはずです。たぶん。僕はやれたことがないですが…。
このように予告は必ずしも本編を観る前だけ楽しむものではないんです。僕はむしろ本編鑑賞後に観て楽しむことの方が多いです。というのも、予告でのミスリードの仕方や、シーンの抜粋の仕方など予告の制作側に注目した楽しみ方が好きだからなんですが、そのような楽しみ方は一般的ではないそうなので今回は(泣く泣く)省略します。
個人的おススメ予告
ここからは予告の魅力が詰まった傑作予告たちをご紹介します!1作でもいいから観てください!できたら全部観てください!全部最高です。
・「ジョーカー」
本編も素晴らしい傑作でしたが、予告編も凄い。説明的すぎず、映像と音楽によって彼の背景やパーソナリティを表現した最高の予告です。累計で30回以上は観ました。鳥肌ものです。最高です。
・「ジョーカー(US版)」
「またジョーカー?」と思うかもしれませんが、こちらはUS版。先述したのは日本版です。日本版との差に注目して観てみてください。この差に気づいた時、予告のすばらしさを改めて体感しました。
・「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」
この予告が公開されたとき鳥肌が立ちまくったのを今でも覚えてます。チラ見せ具合がなんとも憎い予告です。しかもチラ見せのラッシュ。見れば見るほどワクワクが止まらないんです。本編が公開されて久しい今では当時のワクワク感はもう味わえないかもしれませんが、それ抜きにしても壮大な音楽やそれに合わせたヒーローたちの勇姿があまりにもかっこよくて涙が出ます。最後に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の面々を登場させるおしゃれな演出も最高です。
・「散り椿」
まず、サムネイルが潔すぎる。どシンプル。そして予告自体も余分なものが削ぎ落とされていて、とてもシンプルです。また、時代劇らしい厳かな雰囲気もあります。かといって時代劇の古臭さを全く感じさせないのがこの予告の素晴らしいところです。この予告には当然、BGMもセリフもSEもナレーションもありますが、なぜか”静かさ”を一番に感じます。ラストに雪が降る中での殺陣シーンがありますが、このシーンはその”静かさ”が最も如実に表れています。個人的にこの予告で最も魅力的だったシーンです。日本らしいかっこよさが伝わる最高の予告です。
・「スーサイド・スクワッド」
ミカタその2”BGMとのハマり具合を楽しむ”がぴったりな予告です。BGMはQUEENのボヘミアンラプソディー。この予告は説明を聞くより観たほうが早いと思うのでとりあえず観てください。僕は0:48からクライマックスにかけての盛り上がりが最高に気持ち良くて好きです。本編のクレイジーで派手なイメージが伝わる最高の予告です。
いかがでしょうか。気になった予告はありましたか?ほかにも傑作は山ほどあるんですが、そろそろ歯止めが利かなくなってきたので自重します…。
最後に…
どうですか?予告のすばらしさ、伝わりましたでしょうか?このnoteを通じて少しでも予告の魅力に気づく方や、予告を観ようと思ってくれる方が増えてくれることを心から願っています!
ここまでお付き合いいただいた方、読んでくださって本っ当にありがとうございました!
おまけ
今後、今回は伝えきれなかったこと、紹介しきれなかった予告(アトミック・ブロンド、セッション、WAVESなどなど。)、最近気になってる予告(DUNE、TENNET、透明人間、ミッドサマーなど)、個人的に好きな映画などについてnoteに投稿していこうと思っているのでまた読みに来てくれると嬉しいです。Twitterもフォローしてくれると喜びます。
しつこいようですが、読んでくださった方々、本当にありがとうございました!
ではまた。
へぷた