おばあちゃんちを作る~弊社の3D背景の作り方①~
3D技術ノートコミュニティに入っているからには「うちだって3D使ってんぞおら」的なことをしたことないので、オラオラしてみたくやっと3Dの件に触ってみようと思います。
おばあちゃんのおうちを作る過程を経て、最終的にBlenderまで持っていって撮影までしたいというコンセプトで進めていきます。なにせ物ができてないので超のんびり進行です。
さておばあちゃんちの進捗はこんな感じです。
まずはキューンさんは何を使ってモデリングしてるの?
うちは基本のモデリングは「sketchup」というソフトで制作します。
誤解なきようですが、Blenderや他の3DソフトがNGというわけではないです。個々大変すばらしいソフトです。スケッチアップは機能がCAD仕様でモデリング1択に凝縮されているので背景屋さんにはとっつきやすいツールですが3Dソフトとしては頼りない部分もあります。慣れてくればBlenderやMAYA、3dsmaxに移ったり平行で使うのも大いにありですよ!
SketchUp Makeがまだ無料でDLできるので試しに使ってみてください。
なぜスケッチアップなのか。単純な話でモデリングスピードも習得スピードも早いからです。
レイトンミステリー探偵社では週アニメでストック無しで48話全部3Dモデリングで乗り切りました。それぐらい早いです。うちは美術設定は手で描く人より圧倒的にモデリングする人の方が多いです。というかめんどくさがって手で描かない。加筆ぐらいしようよ。
SKPの利点
さて、そんなマイナーな3Dソフト(というかCADソフトなのか?)
最大の利点は線です。おばあちゃんのおうちを線画出力しますと豊富に線の出力が可能です。
映画「えんとつ町のプペル」では今までのスタジオ4℃さんの作風を踏まえて手描き風のアウトラインを作成してますし「荒ぶる季節の乙女どもよ」でも柔らかさを出すために入り抜きのある線を選んでます。
弊社は基本で付いているスタイル線を調整して作りましたが、プロ版では線を作るツールも付いてます。絵を描く人には嬉しい機能なんじゃないかと。
ただ遠景は線細くする、という機能はないので、フォグを使ったり出力後にフォトショップで消込みなどをしてます。
補足としてですが、今からやるならどの3Dソフトがいいですか?なら
Blenderをお勧めします。
ですが、Blenderはやってはみたけど難しいとか、スピードが上がらない、ならスケッチアップはお勧めです。背景屋さんは相性は大変良いかと思います。是非やってみてください。
さて次回はSKPで制作されたモデリングが、他のソフトに持っていけるか問題を解説します。先に答えを言うと持って行けますよ!
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