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ライトノベル制服の乳袋という概念

ファンタジーラノベによくある「なんでこのキャラ裸みたいな格好しているんですか」といういわゆるビキニアーマー、「とにかく表紙が肌色と巨乳じゃないと売れないんだよ」というマーケティング事情を表しています。ソシャゲのバナーと同じですね。

一方、学園ラノベの場合、さすがに制服をビキニにはできないので表紙では通常太ももにより肌色面積を拡大します。とはいうもののやっぱり売り上げに巨乳は必要。でも皆さん自分の高校生の時を思い出してほしいのですが、制服を着ると胸の大きさがよくわかりません。ということで考案されたのが「乳袋」です。

※解説:乳袋とは
 ラノベヒロインは巨乳がデフォなので、服をバストの下で絞る必要があります。絞らないと乳テント(下図)となり見た目がデブになるという問題が生じます。これを回避すべく考案されたのが「乳袋」です。

乳袋という概念図

2次元の世界では服に乳袋が標準装備ので、たとえ学校の制服のようにアンダーバストで絞られていない服でも巨乳がデブに見えません。制服と巨乳表現を両立する発明だと思います。まあでも制服のブレザーであからさまに乳袋描くとさすがに違和感バリバリなのでブラウスとかのほうが多いかな。

ということで今やラノベ・アニメ・コミック問わず女子制服には乳袋がついている感じです。あ、でも「かぐや様の秀知院の制服」は乳袋じゃなくて伸縮性素材ジャンパースカートかもしれません。全体的にぴったりすぎて体のライン見えすぎでエロいだろあれという気がします学校で男子生徒大変だよね。

↑ かぐや様の秀知院学園の制服


一方、セーラー服は乳袋ないことがありますが、セーラー服って上下分割なので上部パーツが胸に押し上げられて下部パーツとの間からおなかが見えてしまう問題が発生してなんかいいよね。

ちなみにこの乳袋ですが、アンナミラーズの制服(30年ぐらい前に一世を風靡した巨乳しかバイトに雇わないパイ屋)もこんな感じでした。もっとたどるとドイツの民族衣装のディアンドルかも。なので架空の存在ではないのです。ビキニアーマーとは違います。

ところで、時々いわゆるツイフェミっぽい人たちが「乳袋とかオタクきもすぎだろそんな服はない」とか言ってますが、乳袋制服は実在します。ということで、「アオザイ 乳袋」で画像検索してみましょう。

「アオザイ 乳袋」で画像検索の例

ベトナムの女子中学・高校生ですね。いいですね。男子生徒はどう思ってるんでしょうね。慣れてるんですかね。ベトナムの学校行きたかったよ。

↑ なるほどこれが乳袋かという表紙ですね。ここまでのは珍しいです。ちなみに話は割とシリアスな教員ものです
陰キャラ教師、高宮先生は静かに過ごしたいだけなのにJKたちが許してくれない。 (オーバーラップ文庫:明乃鐘)

↑ ブラウスに実装された例です。左の子は大きくない設定です。ちなみにめんどくさい女の子が彼女になったらやっぱりめんどくかったという話なのでめんどくさい女子マニアにおススメです
美少女と距離を置く方法 2.ぼっちとクールと恋敵、キスとヤキモチと修学旅行 (オーバーラップ文庫:丸深まろやか)

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