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2024年面白かった本TOP5

こんにちは。

こちらは基本的に働く上で学んだことについて投稿する用のアカウントですが、そう都合よく毎回毎回発表するような学びというのは得られないもので、投稿頻度が低くなっております。

というわけで、ここらで一発2024年に読んだ本を発表しようかと思います。

編集者たる者、インプットは常に欠かさずに。
そう常に念じて出勤の電車内ではほぼ毎回本を読んでいましたが、総数としては結局全然読めませんでした🤣結構読んだと思ったのにな……

正直、映画やYouTube、SNSを見ているのも面白いんですよね。
そういう人が大半だから出版不況も続いてるわけですが。

そういう辛い現実を作る側が知ってるいることも、ポジティブに捉えていいのかなとは思っています。

スマホを見ている方が普通に面白いと感じる編集者が、それでもこの本なら読みたいと思った本を企画する。
個人的には説得力があります。

👇というわけで2024年、35冊しか読んでいない中からTOP5をご紹介いたします。
(35冊しか読んでいないことに驚きが隠せない……)(研修・自己研鑽等で読んだ自社本は基本的に含んでいません。)(私が2024年に読んだだけで、2024年発売の本とは限りません。)

第5位:ゼロから12ヵ国語マスターした私の最強の外国語学習法/Kazu Langages/SB新書

Kazu Langages(YouTubeチャンネル名)のカズマさんの初の単著です。これはかなり話題になりましたよね。
内容云々より、彼の大ファンなのでランクインさせました。
社会人になるよりも前に彼に本を書いて欲しいと思っていたので、2024年5月にこの本が発売されたのを見た時はめちゃくちゃ悔しかったです。

カズマさんの動画を見ていると自然と外国語を話せるようになりたくなります。外国語学習のモチベが意味わからないくらい高くなる動画を頻繁に投稿してくださっているので、学習者には本当に良い刺激になっているだろうなと感じます。

最近はYouTubeに動画を投稿している人(いわゆるユーチューバーではない人)も頻繁に本を刊行していて、YouTube大好き人間の私からしたら嬉しい限りです。
カズマさんともお仕事してみたいですし、YouTubeに動画を投稿している私が大好きな方たちとも一緒にお仕事をしたいなと思えた一冊でした。


第4位:いつもより具体的な本づくりの話を。/北尾修一/イースト・プレス

編集者の仕事が始まってから、割と初期に読んだ本です。有名な凄腕編集者たちの対談か講演かで話されていた内容を収録している本で、編集者が何を考えて本づくりをしているのかを知れる興味深い本です。
とはいえ、仕事始めたてでよくわからずに読んでいた部分も多いので、2025年にあらためて読み直したい本でもあります。

どうでもいい話ですが、作りたいと思う企画があったら、私はとりあえず世の中に似た本がないか類書を探します。
そのタイミングで発見する割と嫌だなと思う類書(自分が作りたいものにかなり似ている、あるいは自分が考えていた切り口より遥かに面白い企画)は、だいたいこの本に登場するある方の企画であることが多いです。
勝手にライバル視しています笑


第3位:すごい思考ツール 壁を突破するための〈100の方程式〉/小西利行/文藝春秋

企画立案に行き詰まっていた時に出会った本です。
こういう系のビジネス本は数多ありますが、個人的には依拠できる一冊を見つければあとはそれを盲信すればいいと思っています。
私の場合これがそれです。

同じ著者の『伝わっているか?』という本を先輩から勧めていただき、個人的に感触が良かったので、この方の思考法を知りたいと思い購入しました。
企画立案や何かを考える時の思考法を100個出してくださっているのですが、その中のいくつかは個人的にかなり役立つと感じました。
具体的な内容までは語りませんが、一読の価値アリです。


第2位:サクッとわかるビジネス教養 新地政学/新星出版社

こちらはかなりわかりやすかったのでおすすめです。「地政学」というまあまあグレーと思われている学問があるのですが、近年流行っていてその流れを汲んだ一冊だと思われます。

この本は地政学の基本的な考え方を図解している(しかもカラー!)ので、初めて読む人にもとてもわかりやすくなっています。
私の場合は東洋経済の『13歳からの地政学』と角川新書の『地政学入門』を読んでからこの本を読んだので、知識が一気に鮮明になっていく感じがしました。

私の場合、大人になってから楽しいと感じるのは、学校では習わなかったようなことを知れるタイミングです。
「知らないことを知る」
シンプルだけど、結局これが一番楽しいです。こういう楽しみを提供できる本をたくさん作っていきたいと思っています。


第1位:ルポ 誰が国語力を殺すのか/石井光太/文藝春秋

私の興味ドンピシャの話題で非常に面白かったです。
この本では、読解力や表現力、思考力、言語力などを含めて「国語力」と呼び、子供たちの国語力が低下していることに警鐘を鳴らしています。

教育現場や不登校、非行少年などの実態から、適切な国語力が備わっていないことを明らかにしていきます。
終盤には国語力を鍛えるための授業を行なっている事例も紹介されていて、破滅を示唆するだけでなく、救済法も示されていたのが個人的には好感がありました。

世の中の人間の国語力についてはかなり強く思うところがあるので、また別の記事でいつか投稿しようと思います。


まとめ

ということで、2024年に読んで面白かった本5選を紹介しました。
意識したことありませんでしたが、文藝春秋の本が2冊入りましたね。文芸のイメージが強かったですが、こういう系の本も出しているんですね。

そして小説はランクインしませんでした……実は全然読めないんですよね……
一応読んだ小説を挙げておくと、『一九八四年』(ジョージ・オーウェル)、『華氏451度』(レイ・ブラッドベリ)の2冊を読みました。
どちらも有名作だったぽいのと、ディストピア系の映画が好きなので、そういう系統なら小説もいけるかと思って買いました。
なかなか面白くはありましたが、終わり方が気に食わないというか、盛り上がりに欠けるというか、個人的にはハマりませんでした。
刺激的なコンテンツが多い現代では、そういうものにばかり触れて馬鹿になっている私のような人間には、おとなしい展開は物足りないようです。

私は本の虫から変体してしまったので、もう今更本を漁るようには読めませんが、来年も一冊一冊丁寧に読んでいこうと思います。


本の他に私は映画を積極的に見ています。
2024年は映画を150本見ることを目標としていました。
結果は165本。10月に150本を達成してしまってからはやる気がなくなりずっとYouTubeを見ていました……
2025年も150本を目指して映画をガツガツ見ていこうと思います。

面白かった映画があればまた記事にしようかな🤔

それで皆様、よいお年を。
来年もよろしくお願いいたします。

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