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水澄む草青む

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空から降り注ぐ雨水が、何十年もかけて森の奥の清らかな泉の一滴となるように。我が身を生きることを通して言葉を綴る5人の書き手によるちいさなWebマガジン。
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2019年3月の記事一覧

ライターとして東北へ取材に通った7年間で考えたこと

2019年3月1日に、初著書『復興から自立への「ものづくり」』が小学館から発売となりました。2012年から取材を続けてきた、“東日本大震災後に始まった手仕事と、その背景”をまとめた本です。この機会に、ライターとして東北に通い続けた7年を振り返ろうと思います。 「写真撮りたいのでどいてくれませんか」に感じた憤りの正体私が初めて東北沿岸部を訪れたのは、東日本大震災から1ヶ月後のことでした。 参加したボランティアは「被災地とNPOをつないで支えるプロジェクト(つなプロ)」。数人

ライターとしての目標はなんですか?

#ドーナツトーク は、誰かが出したお題についてバトンリレー式の連載。書き終えたら次の人を指名し、最後はお題発案者が〆めます。 「書くことで目指す目標みたいなものがあるんですか?」 さて、自分の番が回ってきてしまいました。書くことで目指す目標というのは、つまり、書くという行為の先にある、自分が掴み取りたいもの、ということですよね。 うーん、と考えてすぐに思い浮かんだのは、学生時代の先輩のことばでした。 そのことばは、心の一番手前に、常にある。 私は音楽大学に通っていた