自分に合っていること

仕事は自分に合っていることをするのが一番良いと思うが、社会人になって分かったがそれがなかなか難しい。

一般企業に就職した場合、だいたいは自分の希望とは関係のない部署に配属される。少なくとも俺はそうだった。そこで毎日働き続けるというのは俺にはなかなか難しいようだ。これは会社に入ってから分かった。給料をもらっている分しっかりと働こうという意識はあるが、どうしても自分に向いていない、興味のない仕事に関してはスピードも遅く上達もなかなかしない。大学を卒業し入社した当初、俺は自分の努力により吃音を治したと思っていて、お客さんとたくさん喋ったり社内の人たちと交流したり、それまでの自分では考えられないようなことができていた。しかし一昨年自分にとって難しい仕事が降りかかりすぎたこと、それに伴う吃音の再発などで軽度の鬱、適応障害を発症してしまい、また自分を見失ってしまった。努力は実らない。俺はそう考えるようになってしまい、どう行動すれば良いか分からなくなってしまった。俺もできることなら会社で配属された場所で周りとうまくコミュニケーションをとりながら、しんどいなりにも仕事をこなしていきたいと思っている。しかし俺にとって普通の企業で普通に働くというのが意外にも難易度が相当高かった。

しかし人間生きていくために仕事をしないといけない。俺は何もできない類の人間だし、物事を複雑に考えすぎて頭が爆発しそうになることがたくさんある。でも、いつかは自分に合う仕事を見つけて給料をもらう以上のものにしたいと思っている。そのために今できることは給料をもらうために目の前の仕事をこなしながら、他の選択肢を作る努力をすることだ。自分を卑下しすぎて何もかもがどうでも良くなる瞬間がたくさんあるが、毎日一センチずつでも前に進み俺にはまだまだ希望があるということを信じたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?