過去は過去、今は今

最近、自分を見失っているとか言っているけど、それは結局のところ自らの苦痛や現実を受け入れる強さが消えてしまい、他人や過去を羨み続けてしまっている。こんなに情けない状況はない。でもその情けなさを自覚しながらも、自分を直視すると苦しくなってしまうのも事実。

5年前の自分が今の自分を見たら、許せないと思う。許せないというか悲しむかもしれない。
もし今の自分が、5年前の自分に「社会人になったら色々ある」「鬱状態になったら生活するだけで精一杯」「結局吃音は再発してしまう」というようなことを言っても、そんなはずがない、自分を苦しめるのは自分の思考だから頑張れ、と言われると思う。それくらい5年前の自分は自信があった気がする。
しかし、目的や目標が無くなった時、残念ながら同じような思考で人生を常に進めることは結構難しいことがわかってしまった。でも、今のままでずっとダラダラ生き続ける気もない。5年前の自分の言うことをまたしっかり聞いて、行動できるようになる時は必ず来る。だから、今は今まで疎かにしてきた食事や入浴や睡眠などの生活習慣を整え、感情を復活させ、また自分がイキイキと行動できる日を手繰り寄せるしかない。

ボランティア活動で高校生と話す練習をしていた自分が、カフェで吃りながら接客をしていた自分が、グループ面接で周りがスラスラ話している中とにかく吃りながら最後まで志望動機を話し切った自分が、ビジネスマナーの研修で10秒かけて簡単な名刺交換の練習をしていた新入社員の自分が、配属後に堂々と説明や発表などの仕事をこなしていた自分が、常に周りとの比較の中で苦しみながらも成長してきた立派な自分が、今後周りと比較せずに自分が力強く生きるための手助けをしてくれると思う。

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