執筆宣言

 2024年7月14日午前4時半頃の記録。

(文字数:約330文字)


 文学をド庶民の手にまで引きずり下ろせ。

 その辺の立ち飲み屋にいるおっちゃん連中が、
 どハマりして貪り読む文章が、

 お弁当の最後に残したミートボールを、
 大事に大切に食べ進める、
 ダンボールハウス暮らしのおばあちゃんが、
 何度も何度も読み返して、
 書籍としての形態はボロボロになる文章が、

 私には理想だ。

 そこにはエンターテインメントが必要だなどと、
 思い込んでくれるな。
 絶望を味わってきた者にとっては、
 気休めを感じる事すら不愉快だ。

 私はフィクションであっても本当を書く。
 現実は常に耐え難いものだからだ。

 人それぞれの内に秘めた理想以上に、
 見るべきものなどこの世にあるか?

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偏光
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