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西川の貴教くんが前々から大好きだという話

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。
 
 偏光です。

 タイトルそのまんまの熱情で突っ走っていますので、
 付いて来られる方はお付き合い下さい。

(文字数:約1100文字)


  彼に関してはついつい、
  「くん付け」になってしまう事をお許し頂きたい。

  だってかつての彼は、
  「魅惑満載! TMレボレボ!」
  とかほざかされやがってたんだもん。

  今現在は西川貴教名義で活動なさっていても、
  基本的にはたったの一人で、
  TM Revolutionなんぞをやっていた人間のド根性に、
  並大抵の連中が太刀打ち出来るわけないだろう。

  繰り返すが、
  TM Revolutionだったんだぞ彼は!

  Takanori Makes Revolutionだなんて、
  御丁寧に自らの名前を冠された、
  言葉での説明も容易ではない、
  捉えどころのないエネルギーの、

  裏側にどれだけのスタッフがいたとしても、
  表面には彼一人が立たされていたんだぞ!

  他のバンドやグループとは異なって、
  常に自分一人を、
  全方向からカメラが狙う状態で。

  そんなもん、
  全力で演じ切っているに決まってんだろ。

  仔細は語らないが当時のPVを見ながら私は、
  「逃げて! 貴教くん今すぐそこから逃げて!」
  と何度叫んだ事か。

  断じて皮肉ではない。
  当時も大好きだったし、
  今でもやっぱり大好きだ!

  何が好きかって、
  歌い出したその瞬間に構築される、
  彼独特の世界観よ。

  「おい。そんな格好でか?」
  程度のちょっとした違和感に、
  「まさか。そんな場所のそんな状況で?」
  といった些細な疑問点など、

  圧倒的な歌唱力とパフォーマンス力で、
  西川貴教名義になって以降は、
  着実な筋力も兼ね備えて、
  見事に粉砕してくれるからね。

  The Whoで言うところの、
  ロジャー・ダルドリーだ。
  (すまない。かなりマニアックな名前を出したが、
   つまり私は問題激アリのメンバーに囲まれても、
   自身のクオリティを維持できる、
   強固な精神力の持ち主も大好きだ。)

  幼い頃からジャズにロックが大好きだが、
  近頃の若者の音楽には無頓着かつ無関心で、
  10歳異なる私の世代曲には基本見向きもしない、
  我が配偶者でさえ「Hot Limit」には、
  「これは、良い歌だねぇ」と深く頷いたよ。

  「歌は歌詞によっても美しい」と、
  私は思っている方で、
  主に井上秋緒さんの歌詞には、
  独特の美学があると思っているけれども、

  歌詞の細部まではどうだって良いんだ。
  歌声の全肯定的説得力だよ。
  歌手様に問うべき力量はそこに尽きる。

  

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