【創作大賞感想】半径100m『エロを小さじ1』
感想記事全体の思惑:セブンソード的な試み
見出し画像といいタイトルといい、
あらすじの面白さといい、
最もと言えるくらいに目立ってたもの。
小さじ1、というのも実にいい塩梅。
初読時:約1時間
再読時:1時間20分
この作品は特に再読した方がいい。
(文字数:約1500文字)
なるべくネタバレせずに話の流れ
とは言えわりと序盤の情報から、
ネタバレしそうなんだよな。
本当はめっちゃ書きたいし、
大絶賛したい情報だけども。
あらすじが充分面白い上に、
必要な情報は盛り込まれているから、
私がまとめる必要も無いな。
重箱の隅をつつくのが大好き
情報や場面の切り出し方に、
単語選びが小粋でユーモラス。
エロティックの素、
というキーフレーズも、
ただ繰り返すばかりじゃない。
アレ、あの液体、シュシュッ、
と状況に応じて使い分ける事で、
時にはよりエロさを醸し出している。
見事。
タイトル自体も、
タイトルが呈示されるタイミングも秀逸だが、
「エロティック教」
には私も腹を抱えて笑った。
わりかし宗教に接して育ったから尚更。
しかし全ての小説においてそうなのだが、
完璧ではない。
完璧などは有り得ない。
だって人間だもの。
助詞や送り仮名部分や清濁音間違いで、
それほど目立たないけれども、
誤字脱字は十数ヶ所見受けられた。
2箇所ほど「花柄スカート」の後で、
謎の半角スペースが空いている。
↑
(こんなもんまで見つけ出してしまう、
自分の校正能力が自分でもキモイし怖い。)
小早川さんが嫌いになれない
いや。
もはや嫌いにならなくてもいいだろう。
ある意味確かに人々を幸せにしているし、
機を見るに敏で潔い。
字の汚さまで武器にするとは……!
堂々と振る舞う、
という事は、
「周りの人たちを安心させる」
という点で、
実は礼儀であり美徳だと、
私は思っている。
あとこれは私の素朴な疑問で、
筆者が意図したかまでは分からないけど、
こうしたキャラクターって大抵、
名字が「小早川」になるよね。
関ヶ原のDNAかな。
そして冬美とヒロシは応援したくなる
いらねぇだろ。そんなもんはてめぇらに。
特に冬美は上等に可愛い事に自分で気付け。
左様。化粧もネイルも要りはしない、
とまでは確実に言い切れないが、
本当のところはどうだっていい。
風呂上がりに届いた荷物を即開けて、
中身をパラパラ覗き見ちゃってんだよヒロシは。
余談ですが香水には、
香水そのものの香り以上の効果があります。
体臭を隠し目立たなくさせるものではなく、
肌香や汗と混じる事によって、
体臭の良い面をより際立たせるものです。
つけ過ぎが無粋になるのは道理。
小さじ1、程度で良いんですよホントに。
ところで私は大さじで突っ込んじまうようだ
おこぜの唐揚げにオクラの天ぷらを、
冷酒をキュッと乾しながら摘めるような男、
逃すわけねぇだろ。
俺だったらそんなもんじゃあ全くよ。
なんなら、
そちら様さえよろしければ、
双方いっぺんに面倒見ちまっても、
構わねぇんだがどうだい。
って公開できなくなりますよね。
やめましょうね。
どうも九州の海育ちは根っこがエロエロで、
肉じゃが、
どころじゃない豚の角煮が大好物だからな。
以上です。
ここまでを読んで下さりありがとうございます。
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