DAOと「トークンエコノミクス」。国内の最新情報を集めてみました。日本は動き始めてますよ!
先日私が参加している「Discordコミュニティ」で伊藤穣一氏から「トークンエコノミクス」という内容で、少しお話を聞く機会がありました。
特定のコミュニティにおいてのみ価値が通用する代替通貨(Token)を用いて、コミュニティ参加者の活発な経済取引を促してこうというのが「トークンエコノミクス」。
そしてこの4月から「日本DAO協会」が設立され、「日本から資本主義をアップデートしよう!」を掲げて動き始めました。
このnoteでは、コミュニティで、DAOやブロックチェーン技術について学ぶ中、今の私の理解をまとめながら、関係する資料などをご紹介します。
1.ブロックチェーン技術による「トークン(Token)」とは。
私たちのコミュニティでは、ブロックチェーン技術の「お金(法定通貨)に換金できないトークン」を使って、コミュニティに貢献した人に対してトークンが支払われます。
また、自分が得意なことをコミュニティのメンバーに提供することで、「対価としてのトークンをもらう」などを行いながら、トークンの「流動性」や「価値」を高められるのかを考えています。
今後「デジタル円」が出来たら、さらにいろいろな可能性が広がりそうです。
私がブロックチェーン技術を用いた「トークンエコノミクス」について、今の理解を表現してみると。
そのコミュニティで使われるトークンの流通量や価値を上げるためには、まずそのコミュニティのメンバーが何をしたいのかが明確になっていること。
そのコミュニティのメンバーが「本気」になってやってみたいことが何なのか?
どんな問題解決をしたいのか?
コミュニティのメンバー同士で「問題意識」や「価値観」、「実行する活動」がしっかりと話し合われ、共有されなければ、使われるトークンに価値も魅力も生まれないのでは?
トークン(通貨)は、それを使っている人たちが「価値がある」と思うから使用されるもの。
そうでなくなった瞬間に、
そのトークンは価値のないものになってしまいます。
2.ブロックチェーンや暗号資産、NFTやメタバースなどweb3に関する基礎解説動画
千葉工業大学 変革センターによる特別講座として2023年4月からweb3を学ぶ「web3概論」が開講されました。
(今年もあります)
ブロックチェーンや暗号資産、NFTやメタバースなど、web3に関する基礎的な知識を体系的に学べるこの講座の動画が公開されています。
3.「トークンエコノミクス」を活用していこうとしているDAOの事例
私も「デジタル村民」の、新潟県山古志での事例です。
過去に私が「山古志DAO」に関しての思いや、「トークンエコノミクス」で、地域の公共財を守るということはどういうことなのかを、AIと会話して解説してもらったものが以下のnote。
デジタル村民の人たちは、仲間と一緒に山古志の価値を守り、自分がそこのメンバーでいることの「心地よさの価値」を十分に認めると、法定通貨とは違った価値をそのトークンに見出します。
なので「Nishikigoi NFT」を換金しない。
「ガチ保有」の「Nishikigoi NFT」は、ガバナンストークンとしての意味が大きくなってくるのでしょうか。
4.日本での「合同会社型DAO」の資金調達の今
5.「日本DAO協会」が設立 ホワイトペーパーv0.1
是非読んでもらいたい「ホワイトペーパー」です。
あなたがやってみたいことを実現するため、仲間を集め、資金を集めるための最新の方法が生まれようとしています。
「資本主義」をアップデートしましょう!
ブロックチェーン技術のトークンは、「スマートコントラクト」というプログラムでいろいろな機能を付加することが出来ます。
なので、コミュニティ内のトークン実験は、まずコミュニティで何をするのかが明確になってから、そのためのスマートコントラクトでの機能設計をするという順番になるのかな? というのが今の私の知識からのイメージです。
ただ、ブロックチェーン技術や、それに伴うツールは進化の真っ最中。
「何が出来るのか」を学びながら、コミュニティ実験をしていくというフェーズなのでしょうか。(詳しいことは解りません(笑))
「日本DAO協会」も設立されました。
私も「日本DAO協会」のDiscordコミュニティを覗いていますが、多く方がこの「合同会社型DAO」という組織形態に、「希望」や「やりがい」を感じて参加されてきてます。
(「合同会社型DAO」以外にも、組織の目的に応じたDAOの形態があります)
5.「ニューロダイバーシティ」とDAO(本の紹介)
これから国内に多くのDAOが生まれそうです。
それぞれのDAOが、どのような問題を解決するために、どのようなトークン設計がされるのか。
「技術の進化」と「法整備」。
私も山古志のデジタル村民として、いろいろ学んでいきたいです。
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