DAOというツールを使って日本を元気にするために取り組んでいる行政機関の若い人たちの話を聞き、元気になりました。
ここのところ、web3関連の新しい技術について学んでいます。本当に新しい概念のものだし、私にとっては、「初見」のものばかり。それらを説明する言葉を理解するのも大変。でもまぁ好きだからでしょう、毎日これらの情報に触れては、これまでの経験から想起される様々な思いのようなものを書き留めてしまいます。
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/shin_kijiku/pdf/010_03_01.pdf
Web3.0事業環境整備の考え方 ー今後のトークン経済の成熟から、Society5.0への貢献可能性まで
上記のリンクは、昨年末に経産省から発表されたレポートです。
そして今気になっているのはDAOという「ツール」(道具)のこと。
人類にとって新しいツールなので、私は、DAOという概念や、それを形作る具体時なオープンソフトウェアなどを理解するのに労力を割いている。
(なんでそんなことやってるの? )
でも、道具は道具。
何に使うの?何を目指すの?今の課題は?・・・
様々な問題解決に使いたいけど、そのDAOの設計の「肝」となるところが、今回のPodcastの中で、今回のゲスト
経済産業省のweb3政策推進室 浅野大介室長
がJoiさんと一緒にいろいろと話されています。
「DAO」という言葉を良く聞くようになりました。
DAOという名称が付いている、既にあるアメリカなどのコミュニティ?、組織?、団体?というものからこの言葉を知った人は、
「そういう集団をDAOと思ってしまわないかなぁ・・・」と思うことがあります。
私自身当初このDAOというものを、そんなイメージで捉えていたからです。
しかしこれは全く違います。「DAO」というのは「道具(ツール)」ということです。
ブロックチェーン技術が生まれ、インターネット上で、会社組織のようなものを簡単に作れるようになりました。その会社組織のような、しかも「自律分散型」の組織を作るための道具をひとまとめにした「総称」みたいなものが「DAO」というのが今の私の理解です。
なので、これを使って私たちが「何をするのか?」はこれからのこと。
今皆が真剣に考え始めているところです。
日本は、このツールを使って経済を活性化したり、お金が回らずに資金が集まらない様々な社会問題を「どうにかして解決してみよう!」と頑張っている人たちが、今回のゲストの経済産業省のweb3政策推進室 浅野大介室長で、その政策推進室の皆さんです。
私は最近、この本の研究結果の視点からDAOというツールをどのように設計したらいいのだろうということを考えてしまいます。
(難しすぎて私にはまだまだですが・・・)
「互いの行動を通じて互いを知る、養育的な個人から成る小グループという社会的環境をあらゆる手段を尽くして再現することである。」
という部分に、最近強く共感するようになりました。
今の社会に全く足りていないもの、それが
「養育的な個人から成る小グループ」
社会にとって一番重要な「子供を育てる」ということにおいて、両親に大きな責任を強いる環境は、「互いの行動を通じて互いを知る」という養育的な環境からはほど遠い気がします。
web3のムーブメントで、新しいブロックチェーン技術などから生まれようとしているツールを使って、人間が人間らしい行動を行えるようなコミュニティ設計が出来ればいいのにと。
そういうコミュニティ設計をしようと、国内の法整備などに尽力している若い人たちが今回のゲストの浅野さんを「引っ張っている」というお話を聞いて、とてもうれしく思いました。そういう若い人たちの考えを政策に反映して欲しい。
新しいツールを使ったコミュニティが、人間の文化の進化を促して、社会がなるべく穏やかに、しかし速やかに進化しないものかと思うのです。
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