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お互いを「手当て」出来る「癒される場所」とは。その土地が持つ長い「歴史文化」の中で育まれた「癒し」も、文化によって異なるものだとしたら、お互いを尊重しようよ。

落合陽一氏が「大阪西成飛田新地」のこのような映像を撮って発信してくださることに、大きな意味を感じて嬉しく思いました。

木村忠彦氏は消防所長を歴任されて退職してから、この飛田新地の防災顧問をされています。
とても貴重なお話をこの動画では聞くことができます。

「癒される場所」とは。
常々、もっといろいろなことを語りあえる場所や相手が欲しいと思うこともあって、「還暦オバサン」としてはいろいろと考えさせられながら見ました。

仲間と一緒に地域を守りながら生きる。
仲間とは?
人間が自分の「仲間」と思える範囲(人数・距離感?)とは。

最近自分がこの人生を生きる上で、大切なものは何だろうとよく考えます。
大変な社会だからこそ、居心地のいい場所や仲間が欲しい。

「仲間うち」だけで通じる「大切なもの」を「文化」と言っていいのでしょうか。
その地域に根差したものが「文化」なら、文化とは本当に多様で、違う相手を尊重しなければ、自分も尊重はされない・・・。


小林よしのり氏が、
「人権」vs「文化」なら、僕は「文化」を大切にすると言います。

この場合「人権」というものの歴史から考えなければならないようです。

権利を主張するしかない社会では、これからの変化や、世界で起きていることの解決にはならない。

「人権」は人間中心の発想。
そして、どうしても「自分たちの仲間だけの権利」を考えてしまいます。

国や地域によって異なる文化を持つこの世界では、世界を一つのルールで統一することは「生きにくさ」にもつながるのではと思うようになりました。

でも今、AIやブロックチェーン技術の進化で、今までよりも一人ひとりの考えを反映できるシステムは生まれています。

多様な文化を持つ人たちが、お互いを尊重しながら、生きていく社会は可能なのでは?

そんな「違いを認めて、お互いを尊重できる世界にしていこう!」というのが、この取り組み。


これらの技術が向かう先の「共通認識」。
それが、それぞれの風土に根差した、長く続いている歴史文化。
そんな自分たちの歴史を、もう一度みんなで語り合ってみたい。

お互い語り合える歴史があるのに、それを知らずにバラバラに生きている淋しさ。
みんなで同じ音楽を聴き、映画を見て語り合うのが楽しいのと同じように、自分たちの歴史文化を語り合いたい。

日本列島ならば、この列島の歴史から最新の発掘情報。
日本に住んでいる人たちの遺伝的ルーツ。
そして日本の「通史」。
「日本」と言っても、北と南では全く違う「多様な日本」。

最新の研究の成果を知れば、いろいろと解ってくるのも面白い。

お互いを「手当」できる「癒し」の場所で・・・。


楽しい! その喜びを分かち合おう!


地域社会に大きな貢献をしている限り、飛田新地はなくならないだろう。
行政や住民がその存在を支えていくに違いない。
飛田の未来は「このまま存続する」。このひと言である。

もし、なくなるとするなら、大規模摘発で全店が一斉に消滅する形になるだろう。そのときは「飛田新地が社会のなかでの役割を終えたとき」である。

地域社会に大きく貢献する飛田新地が現在の状態で存続していく姿を、温かい目で見守っていきたい。

『ルポ 日本異界地図』 風来堂, 宮台真司 著

もっと早く華道の世界も知りたかったと言うJoiさん。
いろんな世代の人たちが、気軽に会話出来る「癒しの場」が、多様に存在して欲しいです。


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