かもめに餌やり体験 文箱ゆづき
先日、旅先で、遊覧船に乗った。
せっかくだから、かもめに、餌をやった。
餌はえびせん。
かもめに餌をやるはずが、とんびも大量についてくる。
とんびの方が、とても凶暴に餌を求めてくるのだ。
指が食われそう。そんなわけでおっかなびっくり、えびせんを投げる。だけど、そのほとんどをとんびが取ってしまう。
かもめにやりたい私は悲しい。
小さい頃にも、遊覧船でかもめに餌をやったことがあった。
その時なんだかとても感動したのを覚えている。
たくさん集まってきて、ばさーって羽を広げて飛んで。猫のような鳴き声で鳴いて。
わー、めっちゃ好かれてる!
めっちゃ寄ってくる!
めっちゃ食べる!
びっくり!
という感じだった。
その体験を覚えていたので、懐かしくて、餌やりをしたのだが、今回もあっちこっちにとんびとかもめがすごかった。
かもめは、船に人が乗って桟橋から動き出したらついてきて、1周回って、船が桟橋に着いたら、ちゃんと離れて、水面に浮かんで羽を休めている。
鳶は船が動いていないときは、空高く飛んでいる。
鳥かしこい!!
実は動物と触れ合うことは苦手なのだが、これくらいの距離感は程よく楽しめるなと思った。
鳥を間近で見ることはなかなかないから、貴重な体験だった。