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書くことから離れてみて 山中りんたそ

 みなさんごきげんよう。私のことをお忘れではないでしょうか。毎週更新を謳っておきながら、9/30以来の更新でございます。誰も待っていないけど。

 せっかく(?)1ヶ月以上も更新が空いたので、それによる心境の変化でも綴ろうかしらと思う。

 そもそもこれだけの期間が空いてしまったのは、エッセイを書き始めて半年以上経ったことによるマンネリ化と仕事の忙しい時期が重なってしまい、毎週月曜更新のマイルールがなあなあになってしまったことが原因である。

 そして面白いことに、話題が無くなって書かなくなったワケではないのだが、”話題がなくなってしまった”のである。

 書いていない間にもイベントはたくさんあった。勤務先の学校の体育祭、合唱コンクール。バイクの教習所にも通い始めた。草野球の試合も毎週あった。前橋のBOOKFESだってありました。

 でも、何も話題はなかった。

 当時のことを考えてみるとエッセイを書くモチベーションがないために、日常生活に潜む面白さに気づくことができなかったのである。

 毎週、何かしらの文章を書くということは、日常の中で心が動いた瞬間や考えたことを脳で機敏にキャッチして、アウトプットするためにとどめておく必要がある。

 そうやって生活していると、生活に”ハリ”がでてくるのだ。

 そして、情報を受け取ってくれる人がいない場合、人は情報を察知し記憶することが難しいのではないかと思う。

 この文章だって、正体不明の読者がいるからこそ形に残っている。

 素人である山中が誰にも求められていない文章をせっせと毎週書いているのは、自分の生活を鮮やかにするためなのかもしれない。

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