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【これだけはするな!】しくじり先生 in 中東

今回は、私のしくじりを一挙にご紹介させていただきます。
今思うと、かなーーーり恥ずかしい、浅はかだったなと思う。。笑
学びは、たくさん間違えて、失言してして、
やっと身に付くものだと思うから。お許しください。
大切なのは、自分が、相手の無知が原因の失敗や失言をあたたかく見守る力を持つこと、だったりして。

では、どうぞ。

①中東=WOWW, looks like Araddin world!!! は浅はかであるということ


Araddinはみなさんお馴染み、Disneyの1作品ですよね。
と言うことは、アラジンは西洋の視点から、もっと言うと、アメリカ側の視点で描かれた作品だと言うことです。
(というかほとんどのディズニー作品はそう)

日本でも大河ドラマを制作するときは、
その当時の文化に精通した専門家によって時代考証がされたり、
ある程度齟齬がないように慎重に作られていたりするように、
Disney側にもそうした専門家がいると思います。
実際にいるかどうかは知りませんが。

最近もう一度アラジンを見る機会があって、
昔はなかった''content advisory warning'' 、いわゆる忠告が
映画冒頭で追加されていることに気づきました。
’’この作品ではネガティブな描かれ方、もしくはある特定の人種、文化に対するmistreatment、差別的な描写があります。’’ というもの。

このことを知らなかった当時のガキンチョの私は
美しい茶色の建築物や
まさしくアラジンで描かれているものと似た構造をした建物
至る所にあるモスクを見ては
「アラジンの世界みたいだ」と感心していました。
感心するのは良いとして、それを、実際にそこに住む人々に対して声高らかに言うことは少し立ち止まって考え直した方がいいのでは思う。
これは、完全にwesternizeされている典型です。

私の場合はまだ、現地で出会った人物に対して
アラジンの世界で出てくる人みたいだと思わなかった、
発言しなかったところが救いだった。
なぜなら、Araddinが問題視されている点は、
町の商人の容姿、肌の色など、ステレオタイプ化されていた点
人物の描き方がちょっとあかんかったっぽいから

建物自体の特徴は確かにアラジンワールドかもしれないけれど。

disney作品を楽しむのは良いと思います。
ただその描写を鵜呑みにしないようにしたい。
ましてやその言葉を聞いて不快に思う人もいることも承知しておきたい。

📍THE SUWGRA | السوجرة
ホテルでもあり、ここまでたどり着くTrailはハイキング用になってる。
パワーチャージさせていただきました。ありがとう。岩さん。地球さん。


②お酒毎日飲むんだよ!クラブに毎週末行くんだよ!は大きい声で言うと引かれる(笑)

やっぱり、これは、言わないほうが良い。笑
イスラム教でお酒を飲んではならないとされている理由を知ると、ああ、なんて優しい宗教なんだと思うかも。

📍Shawathin coffeshop and cafe مقهى وقهوة شواذن
ルーフトップのあるレストランが本当に多い。
ここで食べたピザみたいな薄さのパン美味しかった。
これくらいの灯火が一番落ち着く。

③アラブ=アラビア語を話す人々=全員ムスリム ではない


これは、私の失言語録の一部です。
あああほんまにポンコツやなあと今でも思う。
アラブの人々は、アラビア語を喋り、アラビア文化を持つ人々を指していて
だからと言って全員ムスリム、イスラム教を信仰しているわけではなく
他の宗教を信仰している人も含めた総称らしいです。
例えば、日本語を喋る日本人だけれども、クリスチャンの日本人もいるし、ユダヤ教徒の日本人もいるし、仏教徒の日本人もいる。でも全員、日本人。
こんな感じだとわかりやすいかも。

📍Nizwa souqあたり
夜に向かって空は暗くなると同時に、優しいオレンジ色の光がポツポツ着き出して、街に集まって食事したり、Souq(マーケット)でお買い物したりする家族連れが集まりだすこの時間帯。
心があああああああってなった笑


④ムスリムと行動する時(イスラム圏で)、家族に会うときは、お肌を隠そう

私が仲良くしていたムスリム達は、留学しにきているのもあって、
肌の露出具合に関して面と向かってとやかく言うことはなかった。

私がオマーンに旅行する時に気を付けていたことは、肌の露出を控える服装を心がけること一択だった

ムスリムの友達とモールに行ったり、レストランに行ったり、
お家に招待されて晩御飯を振舞ってもらったり。
私は普段彼らが生活する場所に突然お邪魔することになる。

普通の旅行ではなかった。

むかし首都だったNizwaは、現在の首都Muscatよりも厳格なムスリムの割合が多いらしい。
その地に赴いたときは、よく、彼女の同級生や、知り合いに出くわすことが多々あった。(街自体が小さい)そして、彼女の親戚、家族にもお会いした。そんな時に、暑いからとタンクトップで過ごしては、彼らの目ん玉が飛び出るであろう。
これが私ができる最大限の配慮だった。

実際に彼女は、旅の最終日に、
’’私たちの文化に合わせて配慮してくれてありがとう’’と伝えてきてくれた。
この時初めて、文化に合わせて配慮することは彼らに安心感を与えることができる、そして配慮できる能力は異文化を理解する上で、同じ地球に住む者同士平和に、仲良く暮らしていく上で必要不可欠であることを学んだ。


美しや。


なーーーんにもない=couldn't be better


挙げてきた内容を意識することを面倒臭いこととして片付けるのか、
学びとして自分の中に取り込み、相手に気持ちよく過ごしてもらうのか。

もし、その文化圏に属する人たちと関わることがなかったとしたら、私はおそらく、面倒臭いで片付けていたと思う。

今でも、その友達の前で、私の無知が原因で失言することもたくさんある。
でも、笑って「それちゃうよ〜😂」と半分笑いながらたくさん教えてくれるから、すごくありがたい。

私は本当に幸せ者だと思う。
と同時に、やっぱり導かれて赴いた土地だと感じる。
彼らに本当に良くしてもらった私が、お返しじゃないけれど、できることを毎日探している。
その一つがこうやって、Noteに学んだこと、失敗したことを日本語で、Noteを見てくださる人たちに届けることなのかなと。
ある国々はイスラム教、ムスリムと喧嘩ばっかりしていて、世界は悪者のように、怖い民族であるかのように描いたり、リポートしたりしているけれど、それはごく一部の過激派だけであって、優しくて、思いやりにあふれた、ユーモアのある人々が大半であることを伝えたい。

シンプルに生きるためには、他を認めて理解するところから。


いつも見てくれる皆様、本当にありがとう。