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業務のスペシャリストでないコンサルは本当に必要か?

こんにちは。パンマンです。最近ポケカ投資を始めて15%程の含み損を出しております。穴埋めのためにnoteをはじめました。よろしくお願いします


なぜ事業に関する専門知識が不足している外部のコンサルを使うのか?

コンサルって業務のことなんも知らないくせに、なんであんなに偉そうなの?」みたいなポストよく目にします。偉そうなのは論外ですが、クライアントの現場の方ほど事業に関する専門知識を有していないことが多いのも事実です。とは言えこれだけ世の中にコンサルが溢れている以上ニーズが確かに存在しているわけですが、なぜ専門知識に欠けている外部のコンサルタントに業務を委託するのでしょうか。今回は普段コンサルと業務上の関わりがない方々向けに、なぜ社員よりも業務に専門性を有していないはずのコンサルにニーズが生じているのか、ということをつらつらと書き記していきたいと思います。
※元々は某社の偉い方がどこかで述べていた内容です

要は素人でしょ??

コンサル不要論を唱える方の意見で代表的なのは下記のようなパターン。
「今日たまたま機会があってコンサルの報告書みたんだけど長年社内にいる人間だったら誰でも気づいているような当たり前の内容しか言ってなかった。そもそもあいつら俺より業界のことを知らない素人じゃねーか。本気で●んで欲しい」
これは本当によく聞きますね。当たり前のことしか言ってないじゃないか、というご批判。これはある意味当たっていて、提案内容が当たり前になることはよくあることです。例えば、とある企業で営業部門とコールセンター部門が情報共有するためのツールがなく、お客さんに対して両部門から同じようなアクションをとってしまいお客さんからクレームが生じている、という問題点があったとします。これに対しコンサルが「じゃあ営業管理システムを導入して両部門の活動状況を可視化しましょう!」という提案したとしましょう。これは問題点に対する打ち手としておかしくはないでしょう。しかし、これは決して斬新な意見ではなく、クライアント内でも「営業管理システム入れればいいのに」と思っている人も多いのではと思います。
その点で、コンサルはどうやら常に斬新なアイデアを持っているわけではなさそうです

changeとrun

事業の運営において、ほとんどの事業は放っておくと衰退します。衰退した状態で放置するとその事業は潰れてしまうため、どこかで事業を変革(change)する必要がでてきます。事業はシステムでいうところの運用フェーズ(run)と変革フェーズ(change)を繰り返すことで、苦心しながら維持発展しているわけです。
changeも大小様々です。①新聞社が紙の新聞事業が衰退期を迎え、電子版事業に取り組んだ、②フイルム会社が保有技術を活かして化粧品事業を興したなどの規模の大きいものから、③営業活動を高度化するためCRMシステムを導入しデジタル化を進めた、なんていうレベル感のものもchangeといえます

changeの期間はrunより短いため、社内にリソースを持つの非効率でもある


クライアントは事業運営(run)のスペシャリストですが、変革(change)の経験は少ないことが多いです。上記の営業管理システムの例でいえば、営業管理システムが必要、というところは分かっても、やりたいことを整理し、システムを選定し、システムを導入し、利用部門に定着させる、といった変革の流れに精通している人は少ないでしょう。それは結構当たり前で、基本的に同じ事業で同じ変革は生じないからです。営業管理システムの導入を同じ事業で2回も3回もやってたらおかしいですよね。
一方のコンサルは多数の企業の変革をサポートしている立場から、変革自体のスペシャリスト集団であるといえます。多種の変革に携わってきたことでアセットが蓄積され、変革を実行するスキームを有しているのが強みとなっています。コンサルはこの変革のスペシャリストであることが強みとなり、事業の専門性に多少欠けている部分があっても価値提供できるわけです

もちろんコンサルといっても多種多様なので、レストランに料理を教える事業のプロフェッショナルであるコンサルや、事業運営を請け負うBPOコンサルなど価値提供には様々なケースがあることだけ補足しておきます

コンサルはうまく使ってください

上述の通り、コンサルは事業の専門性は低くとも、変革のスペシャリストであるからクライアントからお仕事をもらえているのだと思っています。大前提として、一連の文章をコンサルタントが業務に精通していない前提で書き記しましたが、もちろんそれは望ましい状態ではなく、コンサル個々人が可能な限りクライアントと同等、もしくはそれ以上の知識を持てるように努力を重ねていくべきだと考えていますので、誤解なきようご理解ください。
いろいろ批判されやすいコンサルですが、うまく使うことできっと貴社の変革を推進するパートナーになってくれるはずです。我々も高いフィーに見合うような働きができるよう努力しないといけませんね。

なかよくやろうよ鎌倉幕府

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