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所詮自分以外の存在にはなれない

最近、成田祐輔さんが対談している動画を見る機会があり、独特の世界観と、話し方になんとも魅力を感じる人だなぁと思っていた。

先日、教育関連の動画を見て、久々に私の心に響く表現を成田さんがされていたので、何かに残したくなりnoteに書いてみる。

今の若者にメッセージを求められた彼は、こんなことを語っていた。

素敵な人を見ると、どう近づくかどう吸収するかを考えがちだけど、所詮自分以外の存在にはなれない。お手本を見つけて、それにどう近づくかを考えるより、それと自分は違う存在なんだという違いをそのまま認めて、近づこうとする欲望に抗って、自分の中の個性を見つめ続ける。それを人に向かって説明したり叫んだり表現すればいいのかを考える方が重要。

人の言葉を聞いて久しぶりに心を動かされた。日々、無数の情報と向き合って生きている私たちは、何か理想の自分を追い求めて、そこに近づこうとがむしゃらになりすぎて、大切なものを見落としてしまっていたのではないか。そんなことに気付かされた感覚だった。

子育てをしている中でも、子どもたちにだって、理想とする姿を心のどこかに持ち合わせていて、それと違った行動をすると、心配になったり、怒ったりしている自分がいることに気付く。

彼曰く、どんな人も個性を突き詰めていくと、誰でも変な人になれるらしい。その変な人という響きがとてもいい。

ただ彼は、こんなことも言っていた。こんなインタビューをメモを取って聞いていたりせずに、なんか老人がぺちゃくちゃ喋ってるわくらいに嘲笑ってくれる若者がいてくれたらいいなって思うと。

そんな言葉を一つ一つ一時停止させながら、ノートにメモしちゃうアラフォーの私。でもそれも事実であり、自分。そんな自分も受け止めつつ、凝り固まった価値観から自由になる、変な母、そして変な人を目指そうではないか。

所詮自分以外の存在にはなれない。

#子育て  #

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