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SG-1000を振り返る 第14回 エクセリオン 台本

 YouTubeで公開したSG-1000を振り返るシリーズの第14回の台本です。動画版と若干違うところもありますのでご了承ください。

皆さんこんにちは
HEN.です
SG-1000を振り返っていくシリーズ
第14回は、番外編、エクセリオンを遊んでみます
それでは早速、ゲームを開始しましょう

(スタート)

ゲームスタートです
エクセリオンは、1983年にSG-1000用に発売された
シューティングゲームです

このゲームも、前回同様に当時遊んだことがありません
ですが、このSG-1000版のエクセリオンは
同時期にでていた
MSX版のエクセリオンと似ているんですよね
MSX版のエクセリオンについては
あたいは当時そこそこ遊びましたので
その意味では
振り返るときと同じような気持ちで遊んでいます

エクセリオンのアーケード版も
そのうち動画で取り上げたいところですね
MSX版をもし取り上げることができたら
その時はMSX版の思い出をお話ししましょう

MSX版はそこそこ遊んでます

それではSG-1000版を遊んでいきましょうか

ゲームは2面に入っています
この敵キャラに限らず、大体の敵は単色なんですけど
MSX版もそうだったよなって思い出しました
MSXのスプライトの制限を考えると
仕方がないところですね
そしてSG-1000も同じですので
やはり同じ絵になるのでしょう

ファミコンは結構色がついていて
そこはファミコンの方が良いできな感じはしますね
でも、単色でも視認性は高く
ゲームプレイに支障はありません
これは良いところといえますね

スプライトが1色なのが残念、1色なりに色は見やすいように工夫してほしかった

敵の弾の色は白一色で
これは残念ながら視認性が悪いです
白だけじゃなくて
ステージごとに適した色にしてくれれば
良かったんじゃないかなぁと思いますけど
制約上難しかったのかもしれないですね
MSX版でも同様だったと思います
これはもう慣れていくしかなさそうです

あ、でも敵の弾はファミコン版も白一色でしたね
しかも、ファミコン版は弾が単なる長方形なので
こっちのほうがデザインが凝ってますね
ファミコン版を遊んだときにも思ったかな、これは
あ、でもそうでした、ファミコン版は
特定の敵が地雷みたいなのを撒いてみたり
大きい敵が往復する大きい弾を撃ってたりしました
これらは単色じゃなくて
色がついてて見やすいんですよね
どういう基準でデザインを変えているんでしょうかね
謎の仕様が多いです

それと、敵の弾の動きが微妙にガクガクしていますね
でもこのゲームは自機の動きに慣性がついていて
あんまり敵の弾の隙間を縫うような動きはせず
弾は大きく塊で避けるような動きになりますので
それほど問題にはならないかもしれないですね
これはMSX版もそうだったんじゃないかと
なんとなく思い返していましたが
そういやファミコン版も
決して滑らかではなかったことも思い出しました
なんだかどんぐりの背比べのようにも感じますね

確かに動きがぎこちないところもありますが…

ただ、MSX版を遊んだ時の印象としては
ファミコン版よりも難しいなって思ったのが
第1印象だったんですよね
その、難しいと思った要因は
さっきの敵の弾がガクガクしていたりするのが
大きいかもしれません
今遊ぶとまた違った印象かなと思いながら
遊んでいますが、このSG-1000版は
敵キャラのパターンがどうにも少ないんじゃないかと
思い始めています
そもそも、ボーナスステージ、まだ来てないですよね

アーケードから省略された要素が色々あるのは
プレイする前からわかってはいましたけど
ファミコン版よりも更に簡略化されているような?
でも、シンプルでこれはこれでまた面白いです

エクセリオンと言えばファミコン版や
アーケード版でも共通するお話があるのですが
地形のスクロールのお話です
これ、すごく興味深い処理をやっていて
シンプルな処理で昔のゲーム機でもできる処理で
遠くに見える地形をいい感じに描写してくれるという
あたい的にはとっても評価している演出なんですけど
これを真似しているゲームは
他にはあまり見当たらないんですよね

地上にあるオブジェクトの大きさは
遠くにあっても画面の手前に来ても実は同じで
その意味では疑似3Dの視点というよりは
トップビューに近い視点ではあるんですよね
でも、手前に来るほどに
オブジェクト同士のY座標方向の距離を伸ばしていき
かつ、一番奥のこれから描写するオブジェクトは
地平線の向こうから徐々に現れるように
オブジェクトの上の部分から描かれていく
使用メモリの節約と処理の省力化を同時に実現した
とても頭がいい描画方法だと思います

地形の描画は素晴らしい

更に、アーケード版は
オブジェクトを描く面を2枚用意して
交互に描きつつ描画プライオリティを入れ替えて
ちゃんと重ね合わせを実現しています
SG-1000版は1つのBG面に自力で重ね合わせています
多分MSX版もそうだと思います
ファミコン版だとそもそもオブジェクト同士が
重なり合わないような描画をしていますね
一般的にBGにを描くのが遅いと言われている
ファミコンならではの工夫ですね

あと、このゲームのアーケード版は縦画面ですが
ファミコン版やSG-1000版はもちろん横画面です
シューティングゲームでは縦横の違いというのは
割と致命的な違和感に繋がることが多いのですけど
このゲームは不思議と違和感がないですね

画面の右側にスコアやその他の表示を逃す方法は
他の縦画面ゲームの移植によく使われた方法ですが
その中でもプレイ感覚は
よく移植されている方だと思います
でも、フォントが質素で飾り気が全く無いところは
なんとも当時らしさがありますね

もちろん、不満がないわけでもありません
やはり、大きいキャラが小さくなってしまっているのは
少し残念なところではあります

ボスキャラ級の大きなキャラがたくさん出てくるのが
エクセリオンの一番の盛り上がるところですからね
ファミコン版はアーケード版ほどではないものの
大きいキャラは出てくるので
それなりに盛り上がりはあります
ボーナスステージもあるので
ゲームに緩急があって区切りをつけやすいですね
それらがなくなっちゃって
展開がちょっと単調な感じになっちゃっていますね

デカキャラがいないのでメリハリがないという弱点

まぁそれでも、このゲームは面白いですし
それもまた、個性の1つでしょう
それに、もしキッズの頃に遊んだならば
なおのことそういうものは気にしないと思いますね
単調なゲーム展開であったとしても
夢中で続けられるだけ続けたことでしょう

そう、キッズの話題になったところで
このゲームをキッズの頃に遊んだら
どういう評価をしていたのか
というお話に移りましょう

このゲームをもし1983年当時に遊んでいたら
割と夢中になって遊んだんじゃないでしょうか
そもそも、SG-1000の1983年のゲームの中でも
かなり出来がいいゲームだと思いますし
確かにボスなどの緩急がなく展開は単調なんですけど
当時の他のゲームも似たようなものです
おそらくはかなりハマったんじゃないでしょうか
キャラが単色だったりとかは
キッズにとってはあまり大した問題ではないです
それよりは、遊んだ時の手触りが最も重要で
動かして気持ちよければ、すべてよし
みたいなところはあります
その意味でいうと
このゲームはなかなかいい感じなんですよね
慣性がついていて
慣れないといけないゲームではありますが
操作そのものはレスポンスが良く
自機を軽快に動かせます

操作性はすごく良い

なので
おそらく当時のキッズの評価も良かったと思います
その後でファミコン版を遊んだらどう思ったでしょう
なにしろ1985年に出ているので
だいぶ出遅れているんですよね
でもアーケード版により近づいた出来にはなっています
でもでも、キッズにとってはそれは評価に影響するのか
アーケード版に触れる機会があったキッズならば
ファミコン版を歓迎したでしょう
で、その時点でアーケード版に触ったことがないキッズ
つまりあたいのようなキッズから見たら
アーケードに近いから良い、というふうにはなりません

当時のファミコンキッズにとっては、アーケードに近いことが必ずしも正解ではなかった

そう、今までもお話ししてきた通り
実際に触って面白いか、で判断します
その意味では、ファミコン版も出来が良いので
ファミコン版の動画でお話しした通り
良い評価になると思いますが
だからといってこのSG-1000版の評価は下がることは
無いんじゃないかなと思います

もしかすると、アーケード版を後から遊んでも
SG-1000版の評価は変わらないかもしれないですね
というか、あたいは今そういう気分で遊んでいます
操作感覚としては
アーケード版のほうがより滑らかなんですけど
慣性の付き方がアーケード版のほうが強く
操作には一層の慣れが必要ですね
なので、SG-1000版のほうが慣れやすいといえます

また、縦画面だったものが横画面になることで
連射が効かないノーマルショットが
画面外に消えるまでの時間がアーケード版より短い
つまり、アーケード版より弾数制限がある
連射ショットに頼る場面が減って、難易度が落ち
遊びやすくなっているのではないかとも感じます
キッズにはむしろその方がありがたいですよね

さてさて、ゲームは23面に入っています
結構長続きしていますよね
でも、しばらく最後の1機でずっと続いていて
いつ終わってもおかしくない、そんな状態です

おっと、敵の弾の連射が激しいです
なんとか抜けましたが
いつの間にかすごく難易度が上がっていますね

24面に入りました
おっと、追い詰められ気味ですが…あああーー
やられてしまいました、ゲームオーバーです
でも、結構先まで進めましたね

24面で撃沈!

まとめましょう
SG-1000版のエクセリオンは
1983年のコンシューマにおいては
良い出来のシューティングゲームで
当時遊んでいたキッズならば
その良さを評価したことでしょう
そしてそれは、ファミコン版やアーケード版を遊んでも
おそらく覆ることはないと思われます
色々と要素が足らず、単調な展開になりがちですが
手触り自体の良さで
キッズも面白さを理解できるゲームです

さて、今回はここまでとなります
気になった方は
チャンネル登録などしてみてください
ご視聴ありがとうございました
それではまた

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