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HEMP HUB 新年度体制のお知らせ ~さらなる飛躍を目指して~
平素より、HEMP HUBの活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
この度、2025年4月より新たな体制でのスタートを迎えることとなりましたので、ご報告申し上げます。
活動継続の背景
当初、私たちHEMP HUBの活動は改正法が施行される2025年3月までを目処としておりました。しかしながら、この間の活動を通じて明らかになったのは、日本国内における産業用大麻のサプライチェーンが実質的には存在せず、栽培を行ってもその先の加工・流通・販売へとつながる仕組みが整っていないという厳しい現実です。
さらに、法改正により、むしろ新たな課題が浮き彫りとなってきました。
法改正は日本の産業用大麻の発展に向けた第一歩ではあるものの、事業として成立させるためには解決すべき課題が山積しているのが現状です。
私たちの役割は終わるどころか、むしろこれからであり、より重要性を増していることがわかりました。
産業用大麻を取り巻く環境が大きく変化する中、業界全体の健全な発展をサポートする組織として、さらなる貢献が求められていると考えています。
新体制の概要
1. 持続可能な運営モデルへの転換
これまでの経験と実績を活かしつつ、より安定的かつ継続的な支援体制を構築するため、入会費を撤廃し、年会費制のサービスとして生まれ変わります。この変更により、会員の皆様により充実したサービスと支援を提供することが可能となります。
2. オールジャパン体制の確立
新体制では、これまで日本のヘンプ産業を長年にわたりけん引し、様々な場面で協力関係にありました一般社団法人北海道ヘンプ協会にも運営に加わっていただくことになりました。
これにより、地域の特性や強みを活かしながら、日本全体のヘンプ産業の発展を推進する体制が整います。
HEMP HUBが誕生した産学官連携「天津菅麻プロジェクト」は三重県明和町でのプロジェクトではありますが、このプロジェクトでの経験を基に、各地域の特色ある取り組みを全国規模で展開し、相互に学び合い、助け合える環境を創出します。
3. 部会制による専門性の強化
新体制における最大の特徴は、部会制の導入です。この新しい組織構造により、以下のような利点が期待されます。
・専門性の向上:会員の皆様には、各自のビジネスプランや専門分野に最適な部会に所属いただきます。これにより、より深い専門的な議論や情報交換が可能となり、集中して取り組むべきプロジェクトを進行することができます。
・効率的な課題解決:各部会が特定の課題に焦点を当てることで、より効率的な問題解決が可能となります。
・横断的な連携:部会間の連携を促進することで、新たなビジネスチャンスの創出や、業界全体の課題解決につながることが期待されます。
・共同運営体制:各部会には事務局のサポートに加え、会員企業から立候補制で選出された幹事会社が共同運営を担当します。これにより、現場の声をより直接的に運営に反映させることが可能となります。
今後の展望
この新体制への移行は、単なる組織改編ではなく、日本のヘンプ産業の新たな章を開くための重要なステップだと考えています。会員の皆様一人一人が主役となり、共に業界の発展を目指していける場を創造してまいります。
また、この体制変更に伴う具体的な活動計画や各部会の詳細な運営方針については、順次ご案内させていただく予定ではありますが、オリエンテーションにてご案内をしておりますので、ご関心のある方は是非とも無料の次回オリエンテーションにご参加ください。
HEMP HUBは、これからも日本のヘンプ産業の健全な発展のために、会員の皆様と共に歩んでまいります。
引き続きのご支援、ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。