見出し画像

ほぼ夢の中の出来事の様な満月の日

昨日は満月でしたね。

一昨日から昨日にかけて私に起きた、

現実なのに夢の中の様な流れを記しておきたいと思います。


それは耳鼻科に行ったところから始まりました。

受付に、なんだか着こなしや態度が色々と奇妙な親子が居ました。

母親の方が診察券がないないと焦っていて

私を見ると、お先にどうぞと譲ってくれました。

その後、席は沢山空いていたのに親子は隣に座って来て

鞄を全てひっくり返して一枚の診察券を漸く見つけられました。

その内、親子は名前を呼ばれて席を立ちましたが

ふと見ると席には鍵があったのです。

私は慌てて母親の方に駆け寄って鍵を渡しましたが、

何故かその時に、

鍵に関する事が何度か続く予感がしました。


翌日、満月の日に

腕を骨折中で何も出来なくて退屈している息子を連れて

大國魂神社へ向かいました。

大國魂神社がある府中は

電車に乗って数駅なのでたまに行くスポットです。


神社に着いてから龍の口の手水舎で手を清め、

息子は怪我をしている右手も先っちょだけ清めて

更に私は最近購入したお気に入りのタイガーアイの丸玉も清めました。


いざ参拝をしようと思ったら、

突然、雅楽の音色が聞こえてきました。

見ると、装束を着た雅楽隊がゾロゾロと連なって歩いて来ます。

そしてその後ろを白無垢の美しい花嫁さんと花婿さんが歩いて来ます。

結婚式だったのです。


私達が潜ろうとしていた本殿に向かう門をゾロゾロと

雅楽隊とカップルと参列者が目の前を通り入って行きました。

門の向こうの狭い場に

結婚式を祝う人たちがいっぱいになり、

全ての人が笑顔を見せていました。

私達はスペースを考慮して門を潜らずに

離れた所から見守り、幸せを願って神社を後にしました。


出口の鳥居を潜りながらに息子が、

人の人生の歴史的瞬間を目撃した

少し感動したように言っていました。

その帰り道、家の近くまで戻ると

息子が『あ、鍵だ』と言いました。

もう夕方になった空の下、アスファルトには

錠前が開いて落ちていました。


何故か私はそれを見て

ああ、門の鍵が開いたんだなと思いながら家に帰りました。





いいなと思ったら応援しよう!