何かを書こうとすると言い訳がうまくなる
hemiです!
書き物仲間が増えてモチベがあがってきたので独り言かきました。
口調変わりますけどご容赦ください。
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私が言い訳を作るのがうまいのは、子供の頃からやらない理由を探す機会が多かったからなのかもしれない。が、今回言いたいのはそんなことではない。
この能力は、中学あたりから趣味で文章を書くようになってから特に伸びたような気がしている。よって、物を書くことと言い訳作りに共通する部分はないだろうかと思い、それらの関係性を個人経験から勝手に推測してみる。
◆文章はほぼ説明のかたまり
まずひとつ。説明の足りない作文は何かと読者や受け取り手から指摘が飛んでくる。そうなる前に先手を打って理由を書き加えたり整合性を確認したりするうちに理由を説明する能力が鍛えられるから、同時に言い訳もうまくなる。たとえば、とある状況Aがあったとする。すると、なぜそんな事態に陥ったのかを知りたくなるのが人間なので、状況が複雑であればあるだけ説明A、説明A´、説明Aマイナーが求められることになる。
かといって説明口調が文体を汚すのは頂けない。
なので、パッと読んだだけでは説明に見えないようなエピソードを配置したり、説得力のある舞台装置をあれこれ取り出しては、「だからこの状況になったんだってご納得頂けますよね」と見えない読者に伺いながら書くことになる。そのうちだんだん理由付けがうまくなる。こんなもんか。雑だ。
◆書くことへのいちゃもんをマスター
ひとつめは書いている時の言い訳だが、こっちは書く前の話。
私は何かを書こうというとき言い訳をよく作る。
知らないものは書けない
よく言うのは「知らないものは書けない」。自分の知識や経験が足らないことを理由に筆を止めたくなる。別の言い方だと「分不相応なものばかり書きたがる」とか「ビビりすぎ」とか。わからないけど、きちんと学問として研究されている事実やら、そういった客観的視点に基づいて書きたくなってしまうサガが絡んでいるんだと思う。書いていて冷めている。ややこしい。いっそ素直に好きなもの書けばいいのにと自分でも思う。
魔法に頼りたくない
それから「魔法に頼りたくない」。何でもかんでも魔法で済むなら物語にならない。それに異能力モノは書いていて背筋がかゆくなってきてしまう。昔はそんなことなかったのに。だんだんとファンタジーが書けなくなってきてしまった。なにこれ。怖いです。
続くかわからない
なによりも「続くかわからない」。エタるのが怖くて書き始められっか。でもそうは言ってもさ、やっぱ完結した経験が少ないから尻込みしちゃうじゃんよ。エ? 短編から書け? わかってっけど設定懲り始めてそんな簡単にはじまらねーんだよ。すいません。書きます。
知らないものは書けない、では何も進まない。かといって、書くものは自分の本当に心から好きな話がいい、となると結局なんにも生まれない。ここまでいくと身を滅ぼしているよ。助けてんママン。イタイ殴らないで。
そして今日も何かしらの言い訳を作りながら何も書かずにいるのだった。
お読みいただき感謝!
hemi