2022年を彩る体験を #ヤマダのDiary01
こんにちは。生き方テラコヤ創業ファシリテーターのりゅーじんこと山田瑠人です。2022年、明けましたね。2021年、納めましたね。今年もよろしくお願いいたします。
僕は世間の雑事や情勢にそれほど意識を向けないタチなのですが、それでも新年というのは毎年新鮮な体験を与えてくれるように思います。
そんな瑞々しい2022年を彩る時間を創りたくて、特別なワークショップを開催します。どうしても早くやりたくて、睦月は16日に開催という忙しないスケジュールです。(6日後)
ワークショップの概要
今回企画するワークショップでは、「身体」「共感」「理解」をキーワードとする2022年のありたい姿や目標をクリアーにする内容です。
具体的には、ヨガはウジャイ呼吸とNVCはエンパシーサークル、プロセスワークはプロセス構造分析をヒントとします。人間の生命活動の基幹である「呼吸」を整えるところから始めます。中盤は「共感」を他者と自己に向けながら対話をしていき2022年の生き方に関する気づきを得ていきます。後半には、「理解」を自分の現状と立ち現れているありたい姿・2022年との間に向けていきます。
頭をフル回転し思考により計画立てるというよりは、身体や心の機能に被さっている蓋を開け、ホコリを払い起動させることで「盲点」に気づいていくようなイメージが近いと考えます。
なぜ開催するのか
2021年はたくさんの「対話体験」を届ける期間でした。うん百という方々と安心に溢れた深い対話を分かち合えたのはかけがえのない時間でした。一方、いくつかのモヤモヤも残ります。それは「ウェルビーイング」というメッセージを発信し体験いただけていないのではないかという疑義でした。
2022年は「対話」の絶対的なベースはもちろん、「ウェルビーイング」な体験もうん百、うん千と届けていきたい。そういう背景で持って、身体や共感を活かしたワークショップをなるはやでやりたいねという着地をチームでしました。
このように対話したメンバーが今回一緒に場をファシリテートします。2人は、生き方テラコヤで定例ワークショップを担当しており、それぞれまさに「身体」と「共感」のクラスを担当しています。
身体と共感に関する雑感
共感は対話とセットで語られることがしばしばです。もしくは、「対話」について語る際に大きな比重を占める「傾聴」のさらに重大な要素として解説されます。では、身体は?
瞑想やヨガなどに始まるマインドフルネスも対話と隣接で語られます。マインドフルネスを脳の認知機能の側面から解説するなら、脳の持つ2つのモードにおける差異を用います。Doing mode(やることモード)とBeing mode(在ることモード)です。
Doing modeは脳の前頭皮質に由来し、いわゆる「思考」と言われるような機能です。Being modeは辺縁系に由来し、ある種の「感覚」です。辺縁系に基づく「感覚」は生命の危機の際に強く作動する危機察知的な役割も持っています。
Doing modeに依存する危険性はここにあります。辺縁系に基づくBeing modeを鍛えていないと、有事の際に辺縁系の反応に身体を乗っ取られて、冷静で合理的な判断・活動ができなくなるのです。(歴史や文学、映画などを思い起こすと、有事の際の人間の思考・行動は理解し難いものが多いでしょう)
身体に意識を向けることは辺縁系の過剰反応を抑えつつ、Doing modeの「やること」「思考」に支配されもしない、自由で創造的な人間らしさを解放していく上での重要なファクターだと考えています。
「悟り」の危うさ
一方で、身体に意識を向け「過ぎる」デメリットもあるます。例えばBeing modeに過度に傾倒し、Doing modeがおざなりになるのはもちろん問題でしょう。「われ思うゆえに我あり」ではありませんが、認知・思考機能は人間たる大切なエレメントなのです。
身体に意識を向けることで醸成される安定感を実際の暮らし・仕事と結びつけていくような体験であることも生き方テラコヤのこだわりです。そのため、呼吸や身体の軸に意識を向けた安定感を持って、心の奥にあるニーズ(大切にしたいこと)を手で触ってみて、それを表現する上での心理的なハードルまで探ってみるタイムラインを設計してみました。
ワークショップの案内
少々長くなってしまいました。新年をきっかけに今ここの身体や心から考え、動いてみる体験をご一緒したい方いましたら、ぜひいらしてください。