月面Xの話
『Twitter』が『X』に名称変更したことに、最近ようやく慣れてきた。その『X』だが、実は月の表面にも『X』があるということをご存知だろうか?
上弦の月…つまり、新月の次の半月の頃、月の複雑な地形に太陽の光が当たった時、その陰影で月の昼と夜の境目に『X』が出現する。
天文ファンはそれを『月面X(げつめんえっくす)』と呼び、現れてから消えるまでの2〜3時間、束の間の天体ショーを楽しんでいる。
とは言っても『月面X』は、上弦の月頃に必ず見えるというものではない。太陽光の当たる角度、時間帯、そして何より晴れていないと話にならない。出現条件は限られている。
次に夜間に好条件で『X』が見られるのは来年。2024年の1月18日だそうだ…晴れることを願う。
上の写真は私が以前撮影した月だが…
おわかりいただけただろうか?
…ある部分に『月面X』がくっきりと写っている。
※土曜日の21時ごろ更新予定です。