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どこにも堕ちない

僕は地獄に堕ちるのでしょうか?

今まで言ってはいけないことを言って
たくさんの人を傷つけてきた僕ですが
それは僕が僕自身を守るためにした行為であり
決して前向きに傷つけてきたわけでもないし
人を傷つけることを楽しんだこともありません。

軽い自己犠牲を払って人助けをしたり
困っている人がいるところには割と前向きに
首を突っ込んで尽くしてきた方だと思います。

しかし僕は「死んでも地獄に行くことはない」
という確信がなかったのです。


なぜなら僕の趣味は魚釣りや昆虫採集。
数多くの生き物の命を奪ってきたのです。

それに僕は生き物の命を奪う瞬間
釣った魚の血抜きをして〆る瞬間
美しい蝶を標本箱に入れて飾る瞬間
この上なく自分は生きているという実感をして
心から素晴らしいと感じることがあります。

僕は頭がおかしいのでしょうか?

僕は地獄に堕ちるのでしょうか?

しかし生き物の命を奪うことが
地獄への道に繋がるとするのならば
漁師さん害虫駆除業者さんや他にも色々
地獄に堕ちてしまい兼ねない人がいます。

そもそも罪ではないので魚や虫を殺したとて
地獄に堕ちることはないのでしょうか?

人は人の命を奪うことだけが罪なのでしょうか?

同族の命を奪うことで地獄に行ってしまうのなら
戦争に行った僕の曽祖父様はいま地獄で
交尾したあとオスを食べるカマキリのメス
と一緒にデカい木の歯車をムチを打たれながら
回しているのでしょうか?

孵化したばかりの子供を食べてしまう
エンゼルフィッシュ
と一緒に
デカい釜で湯掻かれているのでしょうか?

曽祖父がそんな面白い奴なら
僕はもう売れてますけども。



命を奪うことが地獄への切符というわけではない
ということでしょうか?


じゃあ誰が地獄に堕ちるの?

嫌なやつ?


しかしアルファードからタバコをポイ捨てする
頭の悪そうなヤンキーお兄さんも
嫁と子供がいて、養うために毎日働いている。

いい人なのか。

居酒屋のキッチンのおじさんと裏で肉体関係の
ホールの社員さんが自身の恋愛が上手くいかずに
バイトの大学生に八つ当たりしているが
保護猫活動に参加している。

いい人なのか。

何も知らぬ無知な若者を脅して働かせ
老人を騙して金を稼ぐ詐欺集団のボスが
鬼滅の刃 無限列車編を観て涙を流している。

いい人なのか。


お前たちはどこに行くのでしょうか?


僕は地獄に堕ちるのでしょうか?



結論
僕が思いついた結果はっぴょー

地獄とは昔の人間がフワッと考えた
浅はかな架空の施設。

送り込まれる死者の罪状や条件なども
フワッとしているフィクションランド

つまり存在しない!!

わーい!!!やったー!!!
死後も安心だーー!!!!
僕たちは地獄に堕ちることはない!!!


だからこそ罪を犯した人間や
人を傷つける人間や嫌な人間は
生きている間にちゃんと償わせてやれる
ちゃんとしたルールや法律が必要だと思います。


僕は悪を許さない。
みなさんもどうぞ許さないで。

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