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私が「初心者帯で黒バドは使うだけ損」と思うワケ

 上記記事のように、公開のまま残す記事において、表現や誤字の訂正や必要と思われる追記を行うことにしました。
 一度読んだ方でももしお読みいただければ嬉しく思います。

 先日から複数回、ポケモンに関する記事を書かせていただいています。

 以下に20本ちょっとの記事をマガジンでまとめておりますので、この記事をご覧いただいた後、ご興味がありましたらご覧いただければ嬉しく思います。

 この記事は結構前に別のもののために書いた記事で、記事の趣旨は「伝説環境で損をする行動はなにか」的な話ということで書いたものです。
 書いた時期は数か月前ですが、タイミング的に今移設するにはちょうどいいと思いましたので、note向けに直したうえで掲載します。

○黒バドが選出画面が一番強い

 黒バドはおそらく他の伝説のどれよりも「なんでもできる」伝説です。
拘り火力押し付け、身代わりアンコ、やどりぎ、膜想積み。ぶっちゃけなんでもありといえます。

 対面にとっては。

 言うまでもありませんが、例え伝説個体でも、技は4つしか持てませんしアイテムは一つしか持てません。可能性としては無限でも、現実には対応範囲は限られる。対戦相手はこの段階の「可能性限の状態」が強く感じるのであって、自分視点ではなにをどうしても無理なものを無理でなくすることができるわけではありません。
 つまり、黒バドという個体が以下に強かろうと、「自分が使う黒バド」はその一部のスペックしか使えない以上、そのスペックが強いかどうかの話しかできません。

 しかし、この「可能性が広すぎる」ことがまさしく暴力として襲い掛かる場面があります。それが選出画面です。「選出圧」の部分が中級者帯以上ではかなり重要で、だからこそ黒バドを好んで使う方も多く存在するわけです。私も自分がいつも戦う順位で対戦相手に黒バドが来ると強いなあ黒とおもいます。
 勿論型が多いものは他にも存在しますが、黒バドほど根本的に戦い方を変えられるほどのものは実はさほど多くありません。

 しかし、裏を返せば、この「選出圧」が強さの一部だとすると、それが関係ない相手にはその強みは発揮されないのです。

 上級者は勿論ちゃんとその圧が届きます。

 中級者でも同じです。リスクケアに基づいた選出をちゃんとかけられてきます。

 しかし・・。

○初心者帯では「黒バドの選出画面の強さ」が全く伝わらずに効かない

 これは黒バドに関係ない話ですが、マスボでも17○○に乗るかくらいの層で対戦すると、対戦が終わった後に振り返ってすら「いや流石にその選出はどうかしている」という選出が平然と繰り出されてきます。

 今まで伝説環境で黒バドを初心者帯でイ吏ってきて、「対戦相手がちゃんとケアしているなと感じたこと」は、対戦者がちゃんぽん状態になっている月頭を除いてあまりありません。

 勿論相手の方が実力的にその選出がヤパいということに気づいていないだけだと思いますが、それでもここから見えるのは「選出画面の『型が読めない』という圧」を全く感じていないとしか思えないということです。
 なぜそう言い切れるかというと、例えばこの層にグライオンを対面させるると、みんなとにかくグライオンのことしか考えていない選出をしてくるのですが、これは「やることがめんどくさいとはっきりしている」ものには逆に過剰に反応しているわけです。
 要するに、「面倒くさいことがわかる」圧はちゃんと効くのに黒バドの圧がきかないということは、「型がわからない」 という圧が全く効いていないとしか思えないのです。

 これは完全に私の私見ですが、おそらくこの層は中級者帯以上と違い、実力的に黒バドどころか他の個体でも「相手がなんなのかわからない」のが「いつものこと」で、「あーその型だったら勝てないわ」的な(不必要な)諦め相性ガチャのような感覚が強かったり、あるいは「相手の型を予想して選出する」 という基本的な選出技術が身についていない方も多いでしょうから、そもそも「型がわからない」ことが強みなのだということを十分理解できていないからだと個人的には思っています。
 言ってみれば、カイリューのアンコを無警戒なハイボ級と似た感じです。カイリューの型が多いことを強い要素だと知らないわけではないし、カイリューがアンコールする型があるのは知っているのでしょうが、 じゃあ実際にカイリューがアンコールしそうなのかの判別をハナから諦めている感じが非常に似ていると思います。

 理由は主観も含むので真偽はわかりませんが、少なくとも基本的に初心者帯で、は「こちらの黒バドがどういう型に見えるか」とかの「やりとり」が一切成立せず、相手が黒バドな時点でこうする、くらいしか認識がないので、選出画面の圧を全く感じてくれず、本当に自分の黒バドの生身のスペックでしか働いてくれないのです。

 つまり、黒バドの強みのうち一部は全く初心者帯では発揮できないことになります。

○黒バドは他以上に「相性ガチャ」「地雷ガチャ」になる

 黒バドは多様性が強みと言う話をしましたが、それと並行しである話として、黒バドは型によって勝てる相手が違うということがあります。具体的に言うと、メタをそれによせた型ならディンルーをご飯にもできますが、そういった型でないとディンルーはかなり無理寄りですよね。

 要するに型次第でなんでもできますが、その型でないとどうにもできないので、そこはどうしてもメタ読み相性ガチャが発生するのは避けられません。だからメタがある程度読める環境かどうかが重要になってきます。例えば特定の型のディンルーが増えていて、それをご飯にするのが簡単だから最終日はこれでいく!が可能なのが黒バドの強みなわけです。

 しかし、初心者帯の伝説環境はこのメタ読みが不可能と言ってもいいと思います。

 普通なら流石に絶対勝ち上がれないがゆえに対戦環境には存在しないようなものが大量に紛れている(当然勝てないので初心者帯から抜け出てもくれない)ので、どの相手に勝てるように調整しでもそれが十分に有効にならず、一番広範囲を見れるごく一般的な黒バドが結局一番強くなりがちです。
 とはいえ、この「ごく一般的な黒バド」は他の黒バド以上にこの層は過剰にメタっていることが多く、ディンルーうんぬん以前にいまだにびっくりノマテラシリーズも普通にいます。
 よって、初心者帯では黒バドは「ぶっちゃけ避けようがない再現性のない地雷負け」をしがちになります。

 当然この意味不明負けも結果を見れば負けたほうが悪いということになるのですが。そうはいっても人間こういった「なんじゃそれ」という負け方は結構心理的には多大にストレスになりがちです。
 なにしろ、ここで自分が負けようが、どう考えても相手もこの後勝てそうでもないのがわかってしまうので、「一方的に自分が貧乏くじを引かされただけ」なのがわかってしまうですね。
 現実的に、「本来勝てるはずの相手」と「本来負けるはずの相手」がいたとして、「本来勝てるはずの相手」にすら「意味不明な地雷踏み抜きで負ける」が起きやすいので、勝率としても黒バドの持っているスペックほど高くならないことが多いと思います。

 要するに、このレート帯であえて黒バドを使っても、損を引くことになりすぎるんですね。

 ちなみに、具体例は出しませんが、これは私が過去環境含めて順位上げに使って感じた実体験も含んだ話になります。自分の中でこういう結論が出てからはもう、私は順位上げに黒バドを使っていませんが、明らかにストレスが減り順位も上がりやすくなりました。
 いつもの順位帯まで行ったあとは、黒バドが非常に強いタイミングだと感じたら黒バドを使っています。

○初心者帯で特殊伝説を使うなら他の伝説の方が立ち回りやすい

 例えばテラパゴスの方が黒バドより強いと言いたいわけではないのですが、初心者帯で使うという前提でいうならテラパゴスの方が個人的におすすめです。
 というのも、テラパゴスはテラパゴスで相性ガチャは発生するのですが、初心者帯はあまりテラパゴスを強く意識していない方が多いので、「見えている相性負け」はあるけど「意味不明な地雷踏み抜き負け」は案外なく、負けても「まあしゃあないか」な順当な負け方が多いので、「勝てるはずのところに負ける」というドボン現象はあまりおきません。
 なので、「まあこれくらいはいけるだろ」と思えば大抵それくらい勝てます。

 ミライドンも地面テラス地雷と戦うことになる伝説ですが、ボルトチェンジととんぼがえりという選択肢があるため、ゲームプランのくみ上げ次第で地雷に対してカバーできる範囲も広く、対面よりになりやすい黒バドよりかはケアしやすいです。
 大抵の型では流星群の撃ち方がどうしても難しかったり、その命中不安に苦しめられることがストレス要素になるのは間違いないので、命中不安技を使いたくないならおすすめしませんが。

 ルギアはもはや黒バド以上のガチャな上に急所ガチャもあって個人的には使いやすいとは思わないですが、初心者帯はルギアとの戦い方がわかっていない方も多いので、なんだかんだ妨害されずに勝ててしまうことも多いので、上手な方が機械的に順位を上げに行くならありなのかもしれません。

 それらを考えてみても、上級者の方のように私よりすごい上手な方はともかく、少なくとも私くらいの腕の人までは初心者帯で黒バドを使うのは客観的に考えてもおすすめしません。
 大抵の場合、他の伝説を使えば起きないような負け方を繰り返し、結果として勝率を落としがちになると思っています。

 あくまで私個人の見解ですが、どなたかの参考になれば幸いです。

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