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ヒーリングしたくなかった時期がありまして。

最初の頃は楽しくて、毎日のように練習していたヒーリング。いつしか苦痛になっていて、全然楽しめなくなってた。そんな時期が1年くらいありました。

思い返すと、それはそれで、やりたくなくなってしまった理由もちゃんとあって、そこを乗り越えての今があるなーというのも思うし、エネルギーを扱う人たちにとって、実は「あるある」なんじゃない…?と思ったので、ちょっと書いてみようかなと思いました。

最初は楽しかったんだよ…(笑)

ヒーリングというものを知って、いざ「やる!」と決めると早いのが私で。
習い始めの約1年ほどは、ものすごーく楽しかった。ヒーリングって一言に言っても、色んな種類のヒーリングがあって、チャージしたり、エネルギーのお掃除をしたり、再構築したり… 色んなスキルを学ぶのが楽しくて、あっという間でした。

あの頃はまだ企業で働いていたので、週5勤務で働きながら、毎月名古屋から四国に通って、毎晩ヒーリングの練習をして…という結構なハードスケジュール&出費で、それでも全然苦にならなかった。すごい、私!笑

色んな人にヒーリングの練習台になってもらって、毎日練習してたんだけど、自分の知覚を言語化して相手に伝えた時、それがドンピシャだったり、エネルギーの質感が人によって違ったり、そういう、目に見えない世界が本当にあるんだ!気のせいじゃないんだ!っていう確認作業がどんどん進んでいく感じで、すごく面白かった…はずだった。笑

それが、ヒーリングがやりたくなくなったんよ。

やりたくなくなった理由①:有料化した

今まで無料で「楽しい〜」ってやってたけど、いやいや、そろそろお金取りたいよ。っていう気持ちが出てきて、練習もやり切った!って思って、有料化した。
キャンペーンをやると、お客さんは来るものの、その時限りな感じもして、なんか面白くなかった。今思うと、ものすごーーく、お金に反応してエゴで動いてたんだな、私。

あと、有料化したことで、ヘビーなお客さんがくるようになった。
具体的には、精神疾患を患っている人とか、そういう、ほんとに悩んでる人にヒーリングするようになった。そしたら、すぐに変化が出ると思ってたのに、現状が全然変わらなかったり、「助けて」って連絡がたくさん来るようになったりして、あの頃の私には、すごい重荷に感じた。責任も感じた。

これについては、次の理由②にも関係してくる。

やりたくなくなった理由②:ヒーリングしてると自分の心の闇が浮き彫りになる

ヒーリングって言うと、エネルギー調整してるだけって思うかもしれないんだけど、実際やってることって、究極の内観って感じ。

日常的に、誰かと話してる時も、道歩いている時も、レストランで注文する時も、常に、自分のエネルギーとそうでないエネルギーを感じ分けたり。
分けられないポイント(相手のせいにするとかね。)で、感情的に反応してしまう心のブロックに向き合ったり、ほんと、日常がトレーニング。

なんでそんなことが大事かと言うと、ヒーリングする時に、自分のエネルギーが相手のエネルギーと同化してしまうと、一緒に迷路に入って迷っていくようなもので、導き先が分からなくなってしまうから。

あと、よく「引き寄せの法則」とかって言うけど、本当に、自分と引き合うお客さんしか来ない。逆に、来るお客さんによって、自分が向き合わなきゃいけない自分の心の内側っていうのが炙り出される。それを取り扱えるだけのキャパがないのに、お客さんのお悩みや感情をサポートすることはできない。
だから、日頃から、自分の心の内側をよく観察して、向き合って、一つひとつ超えていくしかない。ほんと、全部自分事だし、全部自分のため。

だけど、最初のころは、自分をサポートし切るだけのキャパが、まだ育ってなかったし、どうやって乗り越えていいのか、まだちょっと未熟だった。もちろん、そういう心のトレーニングを全くしてない人からしたら、「すごい人」だったのかもしれないけど、私の中では、全然ダメダメで、心の中では結構葛藤してた。

やりたくなくなった理由③:グラウンディングが足りない

やりたくない!って思った理由の全てが、ここに集約されているって言っても過言ではないかもしれない…!ってくらい、大切なのが、グラウンディングだった。

グラウンディングは、出来てる or 出来てない で判断してしまいがちだけど、私は「どのくらいの深さでグラウンディング出来ているのか」だと思ってて、だから、出来ていないというより、まだまだグラウンディングが浅かった、という表現の方がしっくりくる。

グラウンディングは、自分の内観が進むことでも深くなるし、肉体的、エネルギー的にトレーニングを積んでいくことでも深くなる。
というか、そのどちらもが大切で、どちらも進めて、深めていかなければいけない。

また、グラウンディングが深くなればなるほど、知覚も変わってくる。

よくあるスピ系の人って、グラウンディングしてないのに、上の世界とばかり繋がっているから、どこか現実味がなかったり、ふわふわしていてつかみどころがない。グラウンディングしていないで上とばかり繋がってしまうと、自分自身の肉体にエネルギーボディがない状態になってしまうから、別の存在に肉体を乗っ取られたり(肉体にいないから気がつきもしなかったりね。笑)、エネルギーが枯渇してしまったり、上の方のチャクラ(特に5〜7チャクラ)を壊してしまったりして、とにかく危険。
日常でも、よく何かにぶつかったり、突拍子もない災難が降ってきたり、もう、色々。笑

じゃあグラウンディングが深く出来ているとどうなるのかって言うと、

・たくさんのエネルギー量を持てる
・知覚が濃くなる
・より多くの情報をリーディングできる
・相手に引っ張られない
・心の深くまで寄り添うことができる
・動じなくなる

などなど、軸がしなやかにしっかりするって感じ。

「ヒーリングやりたくなーい」っていう、スランプだった頃の私といえば、グラウンディング出来てないわけじゃないけど、「なんでも来い!」って言えるほどグラウンディングしてなかったんだと思う。

今はヒーリング大好き!

やりたくなかった時期って、私にとってはすごーーーく大切な時期だったなぁって今となっては思う。どうしてかと言うと、成長の糧だったから。ありきたりかな?笑

有料化したことも、すごくよかった。
私に払ってもらっているお金かもしれないけど、ヒーリングを受けよう!って思っているクライアントさんが、自分のために使うお金だと思ってて、私にはそれが、「今私は、私をもっと愛したいと思っています。」って言うコミットメントに感じられる。
私自身のやっていることにも、リスペクトしてもらえているのも感じて、お互いがお互いを尊重できている関係性が生まれて、すごく満たされる。

もちろん、エネルギー・心を扱うプロとしてやるわけだけれども、クライアントさん自身が「変わる」と決意しなければ、ヒーリングしていても何かが劇的に変わることはないので、そういう意味で、責任も50/50で、こちらが過剰に背負う必要がない感じがしてる。


さらに、
ある程度の深さまで、自分で内観ワークを進められるようになると、心も安定してくる。何か気持ちが揺れることがあっても、その気持ちをどう取り扱えばいいのか、つまり、自分にどのように寄り添えばいいのか、分かる。
そして、自分に向き合い続けると言うコミットや覚悟が出来ている分、私自身もヒーリングを毎月かかさず受けるようになったのも大きい。

心が揺れる、というのは、自分の本当の気持ちから離れている状態。
本当の気持ちから、かけ離れれば離れるほど、心の揺れは大きくなるもの。
だから、心が揺れた時には、自分の本当の気持ちになるべく近づこうと努力するし、最近は、自分との深いコンタクトを感じられるようになった。

だから、あんまり心が大荒れするようなことはなくなった。
最近だと、卵管が腫れて、日常生活が自力で送れないほどの痛みがあったけど、それでも心は柔らかく、より繊細になっていって、病気をする前よりも深い繋がりを、自分に対して持てるようになった。

グラウンディングもそう。
毎日毎日、グラウンディングの練習をしたし、色んな次元でのグラウンディングをトレーニングしてきた。
最近では、マイブームの(笑)古武術の稽古もつけてもらいながら、さらにグラウンディングの体感が強まって、持てるエネルギー量が増え、エネルギーを細部に流す感覚もより明確になってきた。

自分がエネルギー的に何をやっているのか?
相手がエネルギー的にどういう状態なのか?
そういう目に見えないことを観ている自分の知覚への信頼が、ここ最近増してきた。

よりたくさんのエネルギーを持ちながら、より高い周波数帯のエネルギーを保ちながら、ヒーリングができるようになってくると、なんて気持ちいい…!
毎回、ヒーリングするごとに、クライアントさんの中にも気づきがあって、ヒーリングする前よりも声が明るくなって「またね」が言えることが、とてもポジティブな循環に感じられて、とっても嬉しいし、ヒーリングが終わる頃には、心地よいエネルギーの中で、私自身もとっても満たされた気持ちになる。

自分の好きなことをして、それが仕事になっていて、そのことで色んな人と深く繋がれて。

今わたし、すごく満たされてる。

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