〇〇育児に疲れた話
今年、小学2年生と3年生になる長男長女が小さい頃、私は子育てへの「不安」に、今にも押しつぶせれそうになっていた。
今振り返ると、その原因のひとつに
「圧倒的な知識不足」
があったのだと思う。
どれだけ知識不足だったかというと、産まれた我が子への声かけの方法すら分からなかったのだ。
(そんな事で悩む人いる?と今なら思うけど、私はそのレベルで身動きが取れなかった笑)
当時は長男が発達障がいを疑われていた為、余計にその不安が大きいのだと思っていたが、それは結局原因論にすぎない。その疑いがなかったとしても、自信満々の子育てを出来ていたとは考え難い。
そんな、知識不足からくる爆大な不安に襲われていた私は
とにかく育児書を読み漁った。
書籍はもちろん、ネットに蔓延る嘘か本当かも分からないような、情報までも片っ端からかき集めていた。
そう、それは完全に情報過多!
そんな事にも気づかないくらいに、必死で情報を集めた。
その結果、ある程度の知識と情報をかなり幅広くインプットした。
しかし、問題はその後だった。
ネット上に転がっていた、きちんと選び抜かれることなく私の中へ土足で入ってきた「情報」は、私を苦しめる材料にもなった。
これは想像もつくだろう。
しかし、書籍から得た比較的有益な「知識」にさえも、私は苦しめられる事になったのだ。
その「知識」は何も悪くはない。私が勝手に苦しんでいたと言った方が正しい。
私は、巷に広がる様々な名前のついた育児法、「〇〇育児」に疲れ果てたのだ。
知識がない不安を解消する為に必死に知識を詰め込む。
その知識を実践しようとする。
そして
育児書通りになんていかない現実に直面する。
そんな現実に直面した頃には、正直私はもうエネルギー切れを起こしていた。
どうにもならない問題に正論を振りかざされたような気がして、とても悲しく虚しいような気持ちにすらなった。
様々な「〇〇育児」が存在する今の世の中で、結局何が正解なのか?誰かそれを教えて欲しい!!
むしろそれだけを教えて欲しい!
そんな風に思っていた。
これらは今から7年程前の私の話。
7年経った今、言える事は
「子育てにも自分の哲学を持つ」
ことが大切だという事を学んだ。
そしてその「哲学」が後に、保育園選びや幼稚園選びなど意外と早い時期に訪れる子供達の「進路選択」に繋がるのではないかと思っている。
色々な〇〇育児を試してみるのも、とても良いと思う。エネルギーがあるなら、それもそれで面白そうだ。
ただ、産後の寝不足状態とホルモンバランス大暴れのコンビネーションは容赦無く思考力を低下させてくる。
と、そんな事を思い出したのは、最近始まった春ドラマを夜中に観あさってしまい、かなり寝不足状態の月曜日だから。(自業自得)
やっぱり睡眠は大事。
世に溢れる◯◯育児に疲れたら
自分の大切にしたいこと
「哲学」を考え直すと
また違う視点で子育てが出来るかもしれない。