NPO活動はリアルRPGだなと思った話
代表理事小川です。
NPO法人ハロハロラボ 代表理事として先日ある方に偶然にも名刺をお渡しできる機会がありました。それが、偶然のようで実は必然で、日々の小さな選択の連続と協力してくださる皆さんのお陰だったのでは?と思い今回はこれを記事にしたいと思います。
先日わが子の通学校のPTA役員・研修委員会委員長の仕事として、隣町の町民会館に、人権教育の講演を聞いてきました。参加者100人程度との事務局の発表でした。
講演会が終わり、隣の人と感想を伝え合うワークをしましょうと壇上の司会の方。
私はトイレに立っていてワークをする人がおらず一人でいたら優しそうなご老人(70代とお見受けしました)が「一緒にやりませんか?」と声をかけてくださいました。
私と感想を言い合うワークでそのご老人がとても優しくて、人権についても核心をついた、素晴らしいコメントをされたのでとても感動した私は
「失礼ですが元教員の方ですか?定年退職などされた??」(というのは栃木県民カレッジというご老人の受講者が多い講座と共催でたくさんのご老人も参加されていた)
「こんなに理解のある素敵な方が先生をされてたなんて、お話聞いて嬉しいです」
「私は学校に行きづらさなどを抱えている子ども達の居場所をつくっていて…ペラペラーー」と、好き勝手に話をしました。
壇上よりワーク終了のアナウンスと、ワークを踏まえたことなどでも質問ありますか?とのこと。
講演中、絶対にこれを質問したいという内容があった私は、お隣さんに了解も得ずに手を挙げワークを踏まえず私が聞きたいことを聞きました😅
しかもPTAで来てるのに「NPO法人ハロハロラボの代表理事の小川と申します。本日は大変貴重なお話を聞かせていただきましてありがとうございます」と。(ちなみにこの会は社会教育など興味のある一般の方も申し込みさえすれば参加OKなので、PTA役員だけでなくハロハロラボとして参加するのは問題ないことです。悪しからず)
お伺いしたのは、いわゆる「不登校」の問題も講演の中でお話されていた「マイクロアグレッション」があり構造的な差別の問題なのではないか?と。傷ついたマイノリティが声をあげるのは難しく、気づかないマジョリティには届かない、という話とご経験から言えることがあればお話しいただきたいとお伺いしました。
とはいえ、この会は教育委員会主催の会と知っていたのでいつものフリースクール仲間や社会教育の方たちとは違う方たちの集まりだ、というのがものすごくあり、緊張で声震えていました(笑)震えに震えて自分でびっくりするほど(笑)
そんな声震えで聞き取りにくくかつ長い感想・質問に、講師の方はとても丁寧に答えてくださいました!
会が終わりになり、ありがとうございましたとお隣にご挨拶したら、
「質問までしてくださってありがとうございます。NPO法人なんでしたっけ?」とメモをしてくださってるので、よろしかったら受け取っていただけますか?と名刺をお渡したら、なんと会の冒頭でステージ上でご挨拶されていた開催町の教育長だったのです!!!!
な、な、なんと!!失礼をお許しください。あああどうしよう、失礼にもほどがある。教育長に向かって、定年退職された教員の方ですか?とか素晴らしいお考えですねと言ってしまった!言ってしまったよ~!!!!誰に向かって言ったんだと(笑)(顔から火が出るってこれよ!)
ということで、はからずも、いつかお会いしたいと思っていた教育長と名刺交換をする事ができました!
そしてまだ続きます(笑)
その後、講演会で見かけた運営をしていた中学時代の恩師に挨拶したいと探しまくり待っていたら、(春の県職員の異動を新聞で、昨年ご挨拶した教育事務所の方が異動になり、その後任が中学時代の恩師と知っていた。もしかしたらお会いできるかも?と思っていて、あわよくばハロハロラボの名刺をお渡ししようと思っていた)昨年宇都宮大学の社会教育士講習で一緒に受講した方が事務局としていらっしゃいました!!!お互いに「あ!!」となり、「○○先生を探しています」と伝えると、恩師が今されていそうな仕事を推測し場所を教えてくださいました。
でも恩師には会えず、その方にその後2回すれ違い、「ここにはいなかった。どこだろう?」「さっき聞いたあそこにもいなかった、どこだろう?」と話をし、ようやく恩師と出会え名刺を渡すことができました。やった!!!!
で、それでも終わりません!(笑)
その恩師と思い出話をしているとそこに講演会の講師の方も通りかかり、恩師が講師の方に「ご紹介させてください。先ほど講演会で質問した人です。私の教え子だったんです!」と紹介してくださり講演をした講師の方に私の名刺を渡せました(上川多実さんという講師です。部落差別から人権を考えるご講演をしてくださいました。学び多いご講演で後ほど記事にしたいです!)
後から見たら、この一連の出来事はあるゲームの一面で(ゲーム詳しくないが)クリアするのはその三人に(教育長、恩師で教育事務所勤務、講師)名刺交換ミッションがゴールだったのでは?と。フルコンボ?全クリア??すごい一日になりました。
この講演会に参加するまでに、任意団体のハロハロラボをNPO法人にして、名刺が作られていなかったら名刺をお渡しすることはできなかった。私が小学校でPTA役員に立候補していなければそもそもこの会に参加することはなかった。社会教育士講習でお知り合いがいなかったら恩師を待たずに帰ったかもしれず、などなどたくさんのこれまでの積み重ねがないとたどり着けなかった壮大ゲームだったのでは?と(笑)
日々の小さな選択の積み重ね、そしてなによりハロハロラボでお子さん達、ボランティアさん、理事たちがいろーーーーーーんなことをして下さって、
家族が協力してくれたおかげで、このミッションクリアができたのではないかと思ったら壮大すぎてくらくらしたのでした(笑)
さて、教育長と教育事務所、そして講師の方から名刺を頂いたので新しいステージはここからです!!!!
次のステージも頑張りたいです!お子さん達の楽しくて自由な学びと遊びの場のためにできることをやっていきたいです!次は、どんなミッションとクリアが待っているのか、とても楽しく、お子さん達、ボランティアさんたち、理事たちと進んでいきたいと思います。
NPO活動はリアルRPG!会社に勤めていた時には、こんなにもハンドルを自分で握ることはできなかった。とても楽しく、わくわくします。たくさんの困難にも、壁にもぶちあたるのですが、そこを皆さんと知恵を出しながら楽しく進んでいけています。これからも楽しく、活動をしていきたいです!!そしてこれこそが「社会教育士」なのではないかと思ったりもしたのです。
長文読んでくださってありがとうございます!