10年代の音楽シーン動向年表
「10年代の10曲」、それも自分の思い入れじゃなくて自分から見てシーンや社会にとって重要だったと思う10曲、みたいなのやりたいな〜と思うんだけど、そもそも10年代って音楽シーン的にどんな10年だったの?どんなことがあったの?って思ったので色々調べたり覚えてたりしたことを自分の考えをまとめる為に年表的にダラっと書いてみるよ。これが無い!抜けてる!とかあったらTwitterでリプ下さい。よろしゅう。
2010年
・10年代スタート
・AKB「ヘビロテ」「ポニシュシュ」etc...AKBブームの始まり
・K-POPブームの萌芽
・植村花菜、西野カナ、加藤ミリアら「リア充的・女性SSW」流行
・アイドルでもバンドでも無いいわゆる00年代的な「J-POP」中心のシーンが継続
・ももクロメジャーデビュー
・桑田佳祐食道癌
2011年
・東日本大震災発生
・震災に伴い、予定されていた活動を中止したり、活動予定を白紙にするミュージシャンが数多く見られた(ex.Mr.Children、福山雅治、小田和正、Base Ball Bear etc...)
・チャリティーソング、復興支援ライブなど震災に伴う音楽活動活発に
(ex.チーム・アミューズ!!「Let's try again」EXILE「Rising Sun」、etc...) (ex.桑田佳祐「宮城ライブ ~明日へのマーチ!!~」ポルノグラフィティ「つま恋ロマンスポルノ ~ポルノ丸~」Hi-STANDARD「AIR JAM 2011」etc...)
・KARA、少女時代らK-POP勢躍進
・HKT48誕生、「フライングゲット」リリース、AKBグループ躍進。AKBグループによる「オリコンシングルチャート」独占。→アイドル戦国時代へ
・ドラマ「マルモのおきて」「マル・マル・モリ・モリ!」ヒット
・10年代における「ダンスブーム」下地発生このあたり?
・岡村靖幸活動再開
・SEKAI NO OWARI(当時は「世界の終わり」標記)メジャーデビュー
・「千本桜」公開→その後の「ボカロ」ブームの代名詞に
2012年
・大御所シンガーベスト盤リリース、ヒット相次ぐ
(ex.桑田佳祐「I LOVE YOU -now & forever-」松任谷由実「日本の恋と、ユーミンと。」山下達郎「OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜」etc...)
・乃木坂46デビュー
・ONE OK ROCK「The Beginning」ヒット→ワンオクのライトリスナー層へ浸透このあたり?
・きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」メジャーデビュー→「つけまつける」ヒット
・宇多田ヒカル活動休止中に「桜流し」エヴァ提供
・Perfume初ワールドツアー開催 以後、国内活動と並行して海外進出を行う
2013年
・若手ロックバンドテレビ露出、人気加速(ex.back number、クリープハイプ、KANA-BOON、ゲスの極み乙女。 etc...)
・「ロックフェス」の一般化このあたりから?
・いわゆる「4つ打ち・ロックバンド」流行
・08年の活動休止以来、サザンオールスターズ5年振り復活
・Perfume RIJF 大トリ→その後ロックフェスへのアイドル出演の礎に
・サカナクション紅白出演
・AKB「恋するフォーチュンクッキー」流行
・アイドルでもバンドでも無い「J-POP ミュージシャン」の人気低迷?
・BABYMETAL海外初ワンマン→以後、海外展開加速
2014年
・ROCK IN JAPAN FESTIVAL初の4日間開催→その後2018年まで毎年4日間開催
・映画「アナと雪の女王」公開→「Let It Go」国民的ヒット
・アニメ「妖怪ウォッチ」流行→主題歌「ようかい体操第一」などヒット
・アニメ「進撃の巨人」主題歌ヒット
・テレビ、映画などのアニメ主題歌が大ヒット
・サザンオールスターズ DL配信開始
2015年
・Apple Music、Google Play Music、Amazon Prime Music他、定額ストリーミングサービスの日本上陸、サービス開始
・三代目 J Soul brothers「R.Y.U.S.E.I.」「Summer Madness feat. Afrojack」ヒット→EDM流行(ex.BUMP OF CHICKEN「Butterfly」)
・星野源「YELLOW DANCER」Base Ball Bear「C2」などブラックミュージック的アプローチアルバムリリース相次ぐ→「4つ打ちロック」へのアンチテーゼ?
・「フリースタイルダンジョン」放送開始
・SEKAI NO OWARI「Dragon Night」ヒット
・テイラー・スウィフト流行
・西野カナ「トリセツ」ヒット
・back number「クリスマスソング」ヒット
・サザンオールスターズ反日騒動
・Mr.Children「REFLECTION」リリース→異例のUSB形態でのリリース
2016年
・Spotify日本国内サービス開始
・SMAP解散騒動→12/31解散
・ゲス不倫騒動
・星野源「恋」ヒット
・映画「君の名は。」公開→RADWIMPS「前前前世」ヒット
・RADWIMPS初TV出演(Mステ)→紅白初出場
・宇多田ヒカル活動再開→「Fantòme」リリース
・ピコ太郎
・欅坂46デビュー→「サイレントマジョリティー」ヒット
・Hi-STANDARDが16年半振りとなるシングル「Another Starting Line」リリース
・チケット転売問題に対する各ミュージシャン、音楽業界団体による声明発表
・岡崎体育、ヤバイTシャツ屋さんメジャーデビュー→打首獄門同好会、四星球、キュウソネコカミ他、コミカルなテーマをメインとしたミュージシャンの増加と台頭この辺りから
2017年
・Tik Tok国内サービス開始
・DAOKO×米津玄師「打上花火」ヒット
・Suchmosブレイク→シティポップ隆盛(Suchmos、Nulbarich、cero、Awesome City Club、土岐麻子 など)
・エド・シーラン「Shape of you」ヒット
・WANIMA紅白初出場
・安室奈美恵翌年の引退を発表
・宇多田ヒカル、福山雅治、DREAMS COME TRUEストリーミング配信開始
2018年
・小室哲哉引退表明
・安室奈美恵引退
・チャットモンチー解散
・あいみょん「マリーゴールド」ヒット
・米津玄師「Lemon」ヒット
・DA PUMP「U.S.A.」ヒット
・星野源「POP VIRUS」リリース
・米津玄師紅白初出場、TV初出演
・Suchmos、あいみょん紅白初出場
・ELLEGARDEN 10年振り活動再開
・チケット転売規制法成立(12/8)
・Mr.Children、松任谷由実、井上陽水、椎名林檎、ポルノグラフィティ、コブクロ ストリーミング配信開始(松任谷由実は荒井由実時代の楽曲含)
・Mr.Children DL配信開始
・アイドル戦国時代終焉(?)
2019年
・ROCK IN JAPAN FESTIVAL 5日間開催
・King Gnu「Sympa」「白日」ヒット
・Official髭男dism「Pretender」「宿命」ヒット
・サザンオールスターズ、星野源、嵐、L'Arc~en~Ciel、安室奈美恵、スピッツ、Perfume、ゆず、BUMP OF CHICKEN、SEKAI NO OWARI、小田和正、竹内まりや、YUKI、WANIMA、10-FEETストリーミング配信開始(嵐のストリーミング解禁はジャニーズグループ史上初〕)(竹内まりやは初期作のみ)(サザンオールスターズはメンバーソロ曲含)
・嵐、2020年いっぱいでの活動休止発表
・嵐、YouTubeにミュージックビデオ公開
・NUMBER GIRL16年振り再結成
・ストリーミング中心にヒット起こすミュージシャン増(ex.あいみょん、Official髭男dism、King Gnu他)
・星野源ワールドツアー開催、日本人としては初めてApple Musicラジオ「Beats 1」ホストに就任
・ジャニーズ事務所の創始者であるジャニー喜多川氏、死去
・グッドモーニングアメリカ 2020年1月の活動休止を発表
・KANA-BOON、ベース飯田活動休止→脱退
・King Gnu、Official髭男dism、竹内まりやで紅白初出場
2020年
・東京五輪開催
・五輪開催に伴いROCK IN JAPAN FESTIVAL3日間へ縮小開催
・五輪開催に伴いFUJI ROCK FESTIVAL開催時期1か月変更に
・五輪開催に伴いSUMMER SONIC未開催に
・嵐活動休止(予定)
この10年で徐々に変わっていったこと
・ロックフェスの台頭、フェスがシーンを測る指標のひとつに
・配信、ストリーミングが音楽視聴スタイルの中心に
・ライブ、コンサート市場の隆盛、CD等の音源市場の失速
・配信によって流行の変化激しくなった10年代中期→後期はサブスクによって安定した流行?(ex.「マリーゴールド」あいみょん→1年以上続く超ロングヒット 他)
参考文献
https://natalie.mu/music/column/331581
https://natalie.mu/music/column/332826