一周回った気がする
最近、音楽を聴く上で「なんだか一周回ったな~」と思うことが増えた。
例えば、3月に行われたポルノグラフィティのツアー「UNFADED」三重サンアリーナ公演に参加した事。
これには僕のブログでも触れたが、初めて僕が「音楽ライブ」というものに参加したのが、10年前に今回と同じ会場で開催されたポルノグラフィティのライブだった。当時の感覚、景色と実際に今眼前に広がっていた景色は一致することもあれば全然違ったりもして、でも確実に「なにか一周回った感覚」はあった。
先日の04 Limited Sazabysのライブもそうだ。
今回は名古屋商科大学の大学祭「三ヶ峯祭」の一環として行われたのだが、僕が三ヶ峯祭のライブに参加したのは初めてではない。
僕が初めてBase Ball Bearのライブに参加したのも6年前の三ヶ峯祭だった。
当時はまだライブに参加した回数も片手で数えれる程で、1回1回が貴重な体験で、今でもあの時の1曲目だった「short hair」を、聴きたくて聴きたくて仕方がなかった曲が1曲目に鳴らされたあの感覚を思い出せる。帰り道に聞いたクリープハイプと、地元の駅前で食べた王将を思い出せる。
あれから6年。別に単にライブを見る場所とかそんな程度の話じゃないか、と言われてしまえばそれまでなのだけど、やっぱりなにか1周回ったな、という感覚がある。そりゃあ、6年もあれば小学生が卒業できるのだから1周くらい回るわな、と思うのだけど。
とはいえこの感覚はきっとスゴイ大切なんだろうなと思っていて。
原点に立ち返る、というか、自分の音楽的源流を思い出し続けることで、あの時の音楽に対する気持ちとか忘れないでいられるんじゃないかなと思う。
いつまでも、あの頃の気持ちで、あの時以上の気持ちで音楽を楽しみながら、2周目、3周目と重ねていければいいな。