第1回_チキチキ___Base_Ball_Bear__LIVE_IN_LIVE__I_HUB_YOU_2___対バン相手予想大会___

第1回!チキチキ!!Base Ball Bear「LIVE IN LIVE ~I HUB YOU 2~」対バン相手予想大会!!!

今春開催が決まったBase Ball Bearの対バンライブ「LIVE IN LIVE ~I HUB YOU 2~」。Base Ball Bearの数少ない対バンライブ、対バン相手は果たして誰なのか、どのバンドなのかを予想しようという超絶個人的な俺得企画です。僕が「このバンド・ミュージシャンは出そうだな」と思い立った順番に挙げていき、最終的に競馬予想形式で本命・対抗・大穴を決めたいと思います。それではどうぞ。

予想の前に予習

予想するためには予習が欠かせない。という訳で前回の対バンツアー「I HUB YOU」の対バン相手を振り返ろうと思う。

大阪…キュウソネコカミ
東京…ペトロールズ、RHYMESTER
名古屋…the pillows

ペトロールズ、RHYMESTER、pillowsに関しては元々Base Ball Bearと深い関係性があった。例えばペトロールズのボーカル、長岡と小出は下北沢GARAGEで友人となり、またペトロールズの運営に携わっているスタッフが小出と友人であったり。RHYMESTERに関しては言わずもがな「The Cut」での共演などが挙げられるだろう。pillowsに関しては、pillowsの名曲「Funny Bunny」をBase Ball Bearがカバーしていたり、学生時代にpillowsのコピーバンドをメンバーがしていたというエピソード込みでこちらも縁深い対バンだったと言える。

一方、大阪公演のキュウソネコカミはBase Ball Bearサイドはこれと言った縁は無かったように思う。彼らがブッキングされたのはキュウソのギタリスト、オカザワが学生時代にBase Ball Bearのコピーバンドをやっていた程のBase Ball Bearファンだということが由縁となり、I HUB YOUのブッキングに繋がったとされる。

これを踏まれば、Base Ball Bearサイド的に縁深いミュージシャンも、逆にBase Ball Bearへリスペクトを持ったミュージシャンも招聘される可能性があるということだ。

最も、キュウソネコカミのように、「実は...」という事もあり、なかなかBase Ball Bearがルーツというバンド・ミュージシャンを探すことは難しい。ここはBase Ball Bearサイドにとって縁深いミュージシャン・バンドから今回の対バンツアーのゲストを予測したいと思う。

ナンバーガール

ご存知日本ロックシーンにおける伝説のオルタナティブ・ロックバンドにして、Base Ball Bearの原点。小出は常々「3大・好きすぎて語りたくないモノ」としてナンバーガールの名前を挙げている(残り2つはエヴァンゲリオンと乙葉)。当時学生だったBase Ball BearメンバーがZepp Tokyoで開催されたナンバガのライブを見て感銘を受け、すぐ傍の観覧車に乗り「俺たちもここでライブをするぞ」と窓の外に叫んだという思わず聞いてるほうの顔が赤くなってしまいそうな青春過ぎるエピソードも有名。

ナンバーガールは02年に解散したバンドで、06年にデビューしたBase Ball Bearと対バンをすることは文字通り「不可能」だったのだが、ナンバーガールは19年に劇的な復活を遂げた。今回の「I HUB YOU 2」は東名阪の3都市で開催されるが、東京公演の会場はZepp Tokyo。もしもナンバーガールの今回の対バンツアーへの出演が決まり、その出演会場がZepp Tokyoだとしたら。あの時観覧車の頂上から叫んでいた彼らという過去と現在という未来がお台場の地で繋がるかもしれない。

TRICERATOPS

ナンバーガールと同じくBase Ball Bearの源流の1つであるトライセラ。09年の「LIVE MATHEMATICS TOUR」で既に対バンしているモノの、現在3ピースバンドとして生まれ変わった彼らが最も濃く影響を受けているのが、同じく3ピースバンドのトライセラだ。Base Ball Bearメンバーが各所で影響を受けている旨を公言していることもあり、出演の可能性は高い。

UNISON SQUARE GARDEN

Base Ball Bearと同じく3ピースバンドにして、ファンの中で共演が特に叫ばれている(ふじもと調べ)バンド、UNISON SQUARE GARDEN。「I HUB YOU 2」が3月開催であるのに対し、UNISON SQUARE GARDEN主催の対バンイベント「fun time HOLIDAY 8」が4月に開催予定となっている(I HUB YOU 2と同じくゲストは現在未定)。3月にBase Ball Bear主催の「I HUB YOU 2」にUNISONが出演した後、4月の「fun time HOLIDAY 8」にBase Ball Bearが出演…なんてこともあるかもしれない。

the telephones

石毛輝とBase Ball Bearの関係性は深い。デビュー直後はあまり縁の無かった両者だが、Base Ball Bearのホームグラウンドであり、下北沢のサロン的スポットライトでもあるGARAGEで知り合う。16年、当時ギタリストの脱退の渦中にいたBase Ball Bearはチャットモンチー主催の「こなそんフェス」、さらに自身の「日比谷ノンフィクションⅤ」のピンチヒッターとして石毛氏にサポートギタリストを依頼。短い時間ながら抜群のギタープレイを魅せる。

それを経てベボベ小出は「サポートしてもらった恩返し」として石毛の別バンドYap!!のコラボレーションEP「Bichrome」にゲストボーカルとして参加。9mm 菅原と共に「Everyone let’s go」を歌う。また、石毛とベース関根は地元が同じこともあり、2人でイベントに出演することも。そして活動休止していた石毛がフロントマンを務めるthe telephonesも、昨年より徐々に活動を解禁しており、先日Zepp Tokyoでのワンマンを成功させ、その場で完全復活を宣言。両者がDISCO!する舞台は整っている。

赤い公園

元々レーベルメイトであった両者だったが、表立って交差するのは16年、でんぱ組.incの対バンライブに出演するBase Ball Bearのサポートギタリストとして赤い公園・津野米咲が出演した時だろう。そして赤い公園からボーカルが脱退、新ボーカルを探す中で小出が前述した「恩返し」の一環として、当時解散直後の元アイドルネッサンス石野理子を紹介。アイドルネッサンス自体、小出がキッカケではじまったグループであり、Base Ball Bearの楽曲である「17才」「恋する感覚」「The Cut」「changes」などをアイルネがカバーし、さらにアイルネ唯一のオリジナル曲を小出が制作するなど、縁深い間柄であった。赤い公園は石野理子を新ボーカルとして正式に加入させ、その後も精力的に活動を重ねている。

新生Base Ball Bearと新生赤い公園、どちらも互いに支え合って今の活動があることはファンであれば多くの人間が知っていることだろう。その両者が改めて邂逅する姿を見たいファンも多いはずだ。

フルカワユタカ

こちらも新生・Base Ball Bearには無くてはならなかった大先輩。16年のツアーでは全公演に帯同。そしてそのサポートギタリストとしての活動はフルカワ自身の活動にも大きく影響を与えていると各所で語っている。何度かフルカワのサポートドラムにBase Ball Bear堀之内が参加したり、フルカワの周年イベントとなった「5×20」にBase Ball Bearが呼ばれ、2年振りにサポートギタリストとして共に舞台に立つなど、今のBase Ball Bearには欠かせない存在となっている。また今年リリースのフルカワのアルバムに収録された新曲「コトバとオト」のフューチャリングゲストとしてBase Ball Bearを招くなど、フルカワにとってもBase Ball Bearは欠かせない存在となっている。三度、フルカワとベボベの競演を見たいというファンも多いのではないか。

POLYSICS

こちらもボーカルのハヤシが16年の日比谷ノンフィクションⅤにてサポートギタリストを務める。(作品化したDVDではカットされているものの)日比谷では小出とのアニメトークが炸裂しまくっていたことも印象深い。アヴァンギャルドで電子っぽい彼のギタープレイとBase Ball Bearのギターロックは他のどんなサポートギタリストとも違う独特な色を醸し出していた。またあのプレイを。

KIRINJI

KIRINJIのギタリスト弓木絵梨乃は16年から18年、実に1年半近くBase Ball Bearのツアーをサポートし続け、最終日には小出に「君もBase Ball Bearだ!」と言わしめた程、Base Ball Bearに最も定着したサポートギタリストのひとり。是非ともまた関根史織とのデュエットで「恋する感覚」を聴きたい。

OKAMOTO'S

OKAMOTO'Sベースのハマ・オカモトは小出と同じくバカリズムを殿と慕う「枡野軍団」のメンバー。またハマ・オカモトやオカモトレイジらは小出祐介、福岡晃子らと共に「映画部」での活動も行っている。EIGHT BEAT感の強い男臭いロックンロールは現在のBase Ball Bearのモードとは相反するようにも思うが、だからこそ対バンによって両者が生み出す音楽的なグラデーションにも期待してしまう。

LEGO BIG MORL

LEGO BIG MORLとBase Ball Bearの縁は17年にLEGO BIG MORLの主催イベント「Thanks Giving Vol.10」にBase Ball Bearが招聘された事に遡る。バンドキャリアとしてはBase Ball Bearの方が上だが、関根を除くBase Ball BearメンバーとLEGO BIG MORLメンバーが同い年であることも同イベントで話題になっていた。共にギターロックに軸足を置きながらも、様々な音楽性を発揮するバンドであり、再共演にも期待してしまう。

フレンズ

今年の7月に大阪のライブハウス、BIGCATの20周年記念イベント「BIGCAT 20th presents "Today is yours"」にて初対バンを果たしたBase Ball Bearとフレンズ。「神泉系」を自称するフレンズと、「下北系」ギターロックバンド・Base Ball Bearが接近する、さながら「駒場」な夜をもう一度。

サカナクション

サカナクションとBase Ball Bearの関係性を語る事は難しい。09年に開催された「TOUR LIVE MATHEMATICS TOUR」に対バンとして招聘したのがきっかけとなり、10年に開催された「日比谷ノンフィクション2」でもサカナクションを対バンとして招聘。さらに3.5th アルバム「CYPRESS GIRL」ではBase Ball Bear+山口一郎(サカナクション)として「kimino-me」をリリースするなど、蜜月の関係が続いた。

一方で10年にはサカナクションが「アルクアラウンド」「kikUUiki」でブレイクを果たし、さらに「アイデンティティ」「バッハの旋律を夜に聞いたせいです」と立て続けにヒットを放ち、マスへと果敢に攻め込んでいた。飛ぶ鳥を落とす勢いで音楽シーンに挑戦するサカナクションとBase Ball Bearの距離はいつからか少しずつ離れていたように思う。

とはいえ山口と小出の関係はその後も続いていて、例えば「二十九歳」リリース時にはサカナクション山口がパーソナリティ担当するラジオ番組「サカナLOCKS!!」に小出が2週に渡り登場。山口と共に「二十九歳」について語るなどしていた。一方で「二十九歳」に収録された「魔王」がサカナクションとBase Ball Bearの関係性を歌った曲だ、とするような評価もあった。その頃から徐々にサカナクションとBase Ball Bearの間に距離が生まれたような印象がある。

しかしやはり、この両者はとても精神性が似ていると僕は思うのだ。山口一郎の突発性難聴や楽曲を予定通り作れないという苦悩を経て、シーンと自身のルーツへの思いという相反する2つの思考の中で「834.194」という傑作を生み出したサカナクション、ロックシーンという砂漠に水を撒く「C2」という快作を生み出し、メンバー脱退という崖っぷちに立ってもなお、ギターロックで戦い続けるBase Ball Bear。やはりこの2つのバンドはどこかで互いに意識し合っていると思うし、そうあって欲しいと思う。

永遠の好敵手であり、かけがえのない友人。それがBase Ball Bearとサカナクションの関係性と言える。今回の対バンで、山口と小出で再び「kimino-me」が見れたらと思うとドキドキしてしまう。

岡村靖幸

小出が敬愛してやまないシンガーソングライター、岡村靖幸。12年にBase Ball Bearがリリースしたミニアルバム「初恋」には岡村プロデュースの「君はノンフィクション」が収録。13年には「愛はおしゃれじゃない」を岡村靖幸w小出祐介名義でリリース。11年の復活後間も無い岡村靖幸の活動の至る場所にBase Ball Bearがあったように思う。その後も岡村靖幸は順調に活動を続け、3月25日にはニューアルバム「操」をリリース予定。ぜひBase Ball Bearと共にニューアルバムの収録曲、そして「君はノンフィクション」「愛はおしゃれじゃない」を演奏してほしい。

マテリアルクラブ、stico

2018年のBase Ball Bearは「Tour 光源」終盤からファイナルを経て完全スリーピースバンドとして初めてのツアーとなった「Tour LIVE IN LIVE」の開催、夏フェス出演から対バンツアー「Tour LIVE IN LIVE ~I HUB YOU~」と、常にライブをしていた。それは彼らがスリーピースバンドとしての強度を高めるための、言わば修行のようなモノであったように思う。

一方でメンバーのバンド外での音楽活動も増えていく。小出祐介はチャットモンチー済の福岡晃子と音楽プロジェクト、マテリアルクラブを始動。一方関根史織はBase Ball Bearの活動への新たなピースとして始めた楽器「チャップマンスティック」をさらに突き詰めるためにオータコージ、tatsuらと共にインストバンド sticoを結成。Base Ball Bearでの活動がバンド外での音楽活動に影響を与え、バンド外での音楽活動がBase Ball Bearに影響を与えるというとても良い循環が生まれている。

sticoは東京を中心にライブ活動を積極的に行う一方で音源リリースは未だに無い。マテリアルクラブはアルバム1枚と配信シングルを1曲リリースする一方、ライブ活動は未だに無い。共通して言えることは、どちらにもBase Ball Bearとの共演を期待する声は少なからずあるのではないだろうか。

ただ今回の東名阪Zeppという会場を考えた時に、Base Ball Bearとマテリアルクラブ、sticoという対バンはあまり現実的ではないのが正直な感想ではある。マテリアルクラブやsticoとBase Ball Bearの対バンはまた違う機会に取っておいたほうが良いのかもしれない。

GRAPEVINE

スリピースバンド、GRAPEVINE。

Base Ball Bearのニューアルバム「C3」に収録予定の「セプテンバー・ステップス」にはこんな一節がある。

摘み取ったグレープバインに 募る 色はYellow どろどろの

「C3」リリース直後の開催となる「I HUB YOU 2」。Base Ball Bearと共にGRAPEVINEの音楽を摘むのも良いだろう。

パスピエ

4ピースポップバンド・パスピエ。Base Ball Bearとの接点で一番分かりやすいものは15年にパスピエ主催で開催された対バンライブ「印象D」にBase Ball Bearが出演したことだろうか。また、前述したマテリアルクラブの一部楽曲にはパスピエの成田ハネダが参加している。さらに下北沢GARAGEでは小出祐介と成田の対談も行われているなど、成田と小出には深い縁がある。

成田によるポップサウンドと「C3」期Base Ball Bearの3ピース・ポップロックのぶつかり合いに期待。

フジファブリック

Base Ball Bearとフジファブリックの関係性で一番古いモノといえば、ART-SCHOOL、DOPING PANDA、そしてフジファブリックの3マンで行われたツアー「DOPING-FUJI-SCHOOL」の前座として、まだデビュー前のBase Ball Bearが出演したことだろう。他にもBase Ball Bearのメジャーデビュー直前にリリースされた「CRAZY FOR YOUの季節」は元々「桜の季節」というタイトルになる筈だったのが、フジファブリックと被るという理由で変更になり今の形になったという話もフジファブリックとBase Ball Bearの関係性を象徴するようなエピソードだろう。

また先日まで開催されていた「Guitar!Drum!Bass!Tour」では山梨・甲府公演を開催。ライブ後に更新された堀之内のInstagramには次のような書き込みがあった。

そして、これは超超個人的な話ではあるんですが…志村くん没後10年というタイミングで山梨でライブやれたこと。自分の中では今日とても大きくて…勝手にご縁を感じています。いまでも初心忘れずやってこれてるのも、いまの自分がドラムに対してバンドに対してここまで向き合っていれるのもあのときの言葉…存在が少なからず…むしろかなり多めに自分の中にはあるんだなと今日も思いました。いつか富士吉田でも何か出来る日が来ればいいなと願っています。これからも感謝の気持ち忘れずに。
そういうエモさとかストーリーもひっくるめて自分のドラム…ライブだとも思っているのでこれからもこの気持ち大切にしていきたいと思います。
https://www.instagram.com/p/B5h9jx-p1-v/?utm_source=ig_web_copy_link

フジファブリックを語る上で欠かせない存在、志村正彦。フジファブリックのフロントマンでありながら、10年前のクリスマスイブに突然この世を去った彼の存在は、未だに現在を生きるすべてのミュージシャンに影響を与えている。それはBase Ball Bearも同じだし、特に彼らは生前の志村と共に時間を過ごしていたこともあり、思い入れも一層深いだろう。

フジファブリックとBase Ball Bear。共にバンドの中核を担う存在(ヴォーカルとギタリスト)を失いながらも、今も音楽を続けている稀有なバンド。フジファブリックは今年、大阪城ホールでのワンマンも成功に収め、志村の生前時代以上の活躍を見せている。彼らの久方ぶりの共演に期待してしまう。

SANABAGUN.

SANABAGUN.とBase Ball Bearの接点といえば、代表的なのは「Tour 光源 ~日比谷ノンフィクションⅥ~」での共演だろう。普段からギター、ドラム、ベース以外の楽器が入らないBase Ball Bearだが、当時のいわゆる「光源」期には積極的にバンド以外のサウンドを取り入れた。そしてその集大成となったのが前述した「日比谷ノンフィクションⅥ」であり、SANABAGUN.のメンバーがBase Ball Bearのサポートを務めた公演である。

その後も小出主宰のマテリアルクラブ「New Blues」などに参加したり、SANABAGUN.主催の対バン企画「VS SANABAGUN.」にBase Ball Bearを招聘するなど、深い関係を築いてきた。今回の「I HUB YOU 2」で再び日比谷Ⅵのようなステージを見ることが出来るかもしれない。

吉澤嘉代子

ここまではBase Ball Bearの足跡を踏まえて対バン相手になりそうなバンド・ミュージシャンを挙げてきたが、これだけは極めて個人的な想いで名前を挙げたいと思う。

吉澤嘉代子。僕が今最も好きな女性SSWのひとりだ。Base Ball Bearとの共通点を挙げるとすれば、吉澤も小出も学生時代に翳りを抱えていることだろう。学校に行くことを止めてしまった吉澤、酷いイジメに遭い続けていた小出。その翳りを昇華するために、共に音楽活動をしているところも彼らの共通点だろう。

音楽性に目を向けても、Base Ball Bearも吉澤も共に文学的で私小説的な歌詞が大きな魅力である。また、前述の通りBase Ball Bearのサポートギタリストをしていた弓木英梨乃は吉澤のサポートも務めている。小出の友人であるハマ・オカモトも吉澤のサポートを務めるなど、人間的な接点も多い。吉澤嘉代子とBase Ball Bearは絶対にハマると僕は思っている。吉澤嘉代子×関根史織の「恋する感覚」が聴きたい。

まとめ ~本命・対抗・大穴を考える~

以上を踏まえ、本命・対抗・大穴を考えたいと思う。

本命…ナンバーガール、UNISON SQUARE GARDEN、岡村靖幸

対抗…赤い公園、the telephones、TRICERATOPS

大穴…サカナクション、フジファブリック

今回対バン相手を考える上で抑えておきたい事項として、ライブ会場のキャパがある。東京、名古屋、大阪3都市ともに普段のBase Ball Bearがライブを行っているキャパシティに対して大きめである。つまり元も子もないことを言えば、対バン相手目当てのお客さんがちゃんと来るようなバンド、ミュージシャンである必要がある。それを踏まえると上記のようなメンバーではないかと推察される。

やはり本命はナンバーガールだろう。12月30日のCOUNTDOWN JAPANで間接的に共演を果たすが、やはりBase Ball Bearとナンバーガールの対バンが見たい。これはBase Ball Bearファンの総意なのではないだろうか。本命と言うのには少しハードルが高いように思うが、期待を込めて本命とした。

そして待望の声が大きいUNISON SQUARE GARDENも本命だろう。同じスリーピースバンドの競演を望む声に応えてもらいたい。

そして岡村靖幸。アルバムリリースを控え、DAOKOやRHYMESTERとの共演も重ねてきた今の脂が乗ったナイスミドルな岡村靖幸とBase Ball Bearの競演。昨年のRHYMESTERのようにコラボ曲の披露にも期待したい。

対抗には赤い公園、the telephones、トライセラを。それぞれBase Ball Bearと縁深いバンドであり、共演に期待が高まる。

そして大穴としてサカナクション、フジファブリックを。共にツアー中のサカナクション、フジファブリックはかなりハードルが高いようにも思うので大穴としたが、ツアーで成熟した演奏を以って是非ともBase Ball Bearとの久方振りの競演を果たしてほしい。

対バン相手の発表時期は現在未定。今回挙げたバンド・ミュージシャンが出演を果たすのか、はたまた前回のキュウソのようなサプライズがあるのか。大いなる期待を持ちながら待ちたいと思う。

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ふじもと
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