私を思い出してもらえる香水を纏う
香水が好きです。
嗅覚は記憶にいちばん残る、とはよくいったもので、春の匂い、夏の匂い、秋の匂い、冬の匂い、すべてに意味があってすべての香りに、ある記憶とありもしない記憶がうまれる。
私がこれまで買ってきた香水は、香りもの好きを自称しているわりには多くはない。
ラルチザン・パフューム
これは「プルミエ フィグエ」という名前のオードトワレ。
「青いイチジク」の名の通り、サッパリしつつも甘さのあるイチジクの複雑な香りが特徴。
大学2年のときに、バーニーズニューヨークを冷やかしで眺めていたときに見つけたものです。
アクアディパルマ
こちらもイチジクの香りもの。
これはラルチザンよりサッパリしていて、爽やかな南国でした。ピニャコラーダの甘みを抑えてさらっと飲みやすくした、みたいな。
Histories de Parfums(イストワール ドゥ パルファン)
「1899」という名前のオールドパルファム。
ヘミングウェイが生まれた1899年にちなんでつけられたそう。
イタリアンベルガモット、オレンジブロッサム、バニラ(はあまり感じさせない)の香り。
「嗅覚で読む本」をテーマに、いろんな時代の作家をイメージした香水を作っているブランドだ。
本のようなボックスに包装されていた。
他にも、シダーとアイリスの香りで蝶々夫人をイメージした「1904」や、色男の象徴といわれるジャコモ・カサノバがベニスで誕生した年「1725」はアンバーの香りなど、本と結びつけられた香りが様々ある。
私はこれを代官山蔦屋のポップアップで知り、購入した。さすが蔦屋、目の付け所がステキや…!
NOSE SHOP(ノーズショップ)
都内には、新宿、銀座、池袋に店舗のあるこのノーズショップ。
そのショップブランドに入る、ETAT LIBRE D'ORANGE(エタ リーブル ド オランジェ)というブランドの「リマーカブル ピープル」といった名前の香水。
意味は「非凡な人々」
なんとこの香水、面白いのが、カレーとシャンパンの融合をしているんです。
カルダモンやブラックペッパーといったスパイスを強く感じさせる香りに、ウッディな後付け。
ただこちらは、万人受けはしないかなという感じです。
香水って、人によって好みが分かれるし、これは直接自分の鼻でたしかめることでしか得られない快感だと思う。
もっといろんな香りを知りたいし、楽しみたいな〜