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映画フレンチカンカンから経営心を学ぶ
「フレンチ・カンカン」という映画を観た。
ムーランルージュを舞台に、そこの経営者と踊り子たちが繰り広げる日常劇(?)
上流者向けキャバレーの経営者は、ある日街場のキャバレーでひとりの女の子と出会う。
彼女を踊り子としてスカウトし、経営難に陥った店をなんとかしようと動きまわるのだけれど、経営者の愛人?が「なにあの小娘!」と邪魔してきたり、彼女は彼女でボーイフレンドなどからやっかみを受ける。
明るくカジュアルな映画、色恋もあるけれどサッパリしていて陰鬱としない。
登場人物や背景が、どれもかしこも華やかだから眺めているだけでも飽きない。
経営者と踊り子は恋仲になるけれど、経営者にとって店の運営がなにより。隣の家から聞こえてきた見知らぬ女の歌声にほれてスカウトしたりして、踊り子は気が気じゃない。
新しくオープンさせたキャバレーでの披露宴、とうとう踊り子が経営者にブチ切れる。「私だけのあなたじゃないのね!裏切り者!もういい、踊らない!」
目玉踊り子でもある彼女のヤキモチによるストライキで、舞台裏は騒がしくなる。そこへ経営者が彼女に怒鳴り散らす。
大切なのは客を楽しませることだ。
俺に大切なのはスターを作り続けること。
それは君だ、彼女だ、そして他にもいるだろう。
悲しいのは客が怒るからじゃない、いい団員を失うからだ。君は団員じゃないんなら出て行け。
大勢の踊り子に囲まれながら、ひとりの老人が放った言葉。
恋は女の子を輝かせもするし、落ち込ませもする。
キャバレーという店を経営するために、女の子を奮い立たせる。
そして客を笑顔にする、楽しませる。
だからきみひとりのために、俺は隠居みたいなことはしないよ。
言いたいことを言って彼は去り、彼女は意を決して舞台に立って踊る。
そのなんと楽しそうなことか!
足を上げ、終始笑いながら踊る彼女たちの晴れやかなこと!
さすがは経営者…と勉強になった映画だった。
彼はあるひとりの歌手(隣の家で歌っていた女性をスカウトしてきた)に、「自分のために歌ってくれると客に思わせる」とアドバイスをする。
なるほど、こういうセリフ1つとっても、学ぶことが多いなと感心した。
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