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SNSのマネタイズ機能まとめ【投げ銭編】

このnoteでは、7つの主要SNSプラットフォームのマネタイズ機能のうち、【投げ銭】機能についてまとめています。
※2022年3月24日時点の情報です

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こんにちは、TO NINEの上園田です。
弊社はD2Cブランドカンパニーとして自社ブランド「SENN」や、多くのD2Cブランドをサポートしている会社です。


TO NINEではクリエイターエコノミーに関するポッドキャスト「Creator chips」を配信していますので、興味のある方は番組フォローをお願いします。


💸 目次 💸


YouTubeの投げ銭機能は3つ!

_▼ ⑴ Super Chat _________

→ ライブ配信中に、視聴者から配信者に向けてコメントと同時に送られる投げ銭機能。
 ■料金:1回につき100円~50,000円を自由に設定。支払う金額はコメント欄での、コメント表示時間に比例する。
 ■上限額:1日最大50,000円まで(※注1)

                

_▼ ⑵ Super Stickers _______

→ ライブ配信中に、チャット内に有料のステッカーを表示させる投げ銭機能。コメントは同時に送信できない。
 ■料金:250円〜6100円の数種類から選択。支払う金額はコメント欄での、ステッカー表示時間に比例する。
 ■上限額:1日最大50,000円まで(※注1) 

 

_▼ ⑶ Super Thanks _______

→ 視聴者がクリエイターが投稿している動画に送る投げ銭機能。
 ■料金:200円、500円、1000円、5000円の4段階。
 
■上限額:1日最大50,000円まで(※注1)

(※注1)…Super Chat、Super Stickers、Super Thanksの合計が金額1日50,000円、      
    もしくは1週間で200,000円まで。                          

  手数料は…?

→ 30~50%(=クリエイターの収入分は50%~70%)
 ■内訳
  •  対YouTube:30% 
  •  Apple経由での支払い:+20%

 

  利用条件は…?

■【チャンネル要件】
 ・18歳以上であること。
 ・チャンネル登録者数が1,000人以上であること。
 ・直近12カ月の総再生時間が4,000時間以上であること。

■【以下の種類の配信では、Super ChatとSuper Stickersが利用不可】
 ・年齢制限のあるもの
 ・限定公開 / 非公開
 ・子供向けコンテンツ
 ・ライブチャットがオフの場合

■【以下の種類の動画では、Super Thanksが利用不可】
 ・年齢制限付きの動画(子ども向けも含む)
 ・限定公開/非公開動画
 ・YouTubeギビングの募金活動目的の動画
 ・Content IDの申し立てが行われた動画
 ・ライブ配信 / プレミア公開動画

 

TikTokの投げ銭機能は3つ!

_▼ ⑴ LIVEギフト __________

→ LIVEで配信中にギフトを送信する機能。
 ■料金:約2円〜65,000円

_▼ ⑵ 動画ギフト__________

→ 動画に対してギフトを送信する機能。
 ■料金:約2円〜65,000円

_▼ ⑶ チップ (※米国クリエイターのみ)_

→ TikTokクリエイターのプロフィールから直接チップを送信する機能。
 現段階では米国在住のクリエイターのみがチップを受け取れる。米国外  ユーザーからの贈与は可能。
 ■料金:$1~$100
 ■上限額:1日100回まで。(つまり、最大で$100×100回=$10,000

 

  手数料は…?

▼⑴ LIVEギフト・⑵動画ギフトの手数料システムはややこしい!

→  75%(=クリエイターの収入分は25%)
■内訳
   全て対TikTokで発生
 ・コイン購入時:約50%
 ・ダイヤモンド換金時:約50%

💭 コイン・ダイヤモンドによる手数料システムがややこしい?
→ コインとダイヤモンドは、いわゆるTikTok 内で使用される通貨です。
投げ銭をしたい視聴者は現金で”コイン”を購入します。ここで手数料が50%発生し、残りの50%が投げ銭として使用できる額となります。
その後、”コイン”をクリエイターへ贈る”ギフト”と交換することで初めてクリエイターに投げ銭することができるのです。
そして、クリエイターが受け取った”ギフト”は、自動的に”ダイヤモンド”に換算されます。”ダイヤモンド”を換金することで、収益を現金として入手できる訳です。
ここで手数料が50%発生します。つまり、10ダイヤモンドなら5円、50ダイヤモンドなら25円の収入を得ることができます。
結果として、手数料は75%ということになります。

  ⬇︎⬇︎  まとめると  ⬇︎⬇︎

【ギフト贈与の流れ】
↓  [視聴者side]
↓   ”コイン”を購入:手数料50%(¥2/コイン)
↓     コインを”ギフト”に交換、クリエイターへ送信
↓  [クリエイターside]
↓        受け取ったギフトは自動的に”ダイヤモンド”に換算される
↓        ダイヤモンドを換金:手数料50%(¥0.5/ダイヤモンド)

▼ ⑶ チップの手数料は…

→  約3% (=クリエイターの収入分は約97%)
■内訳
 ・対 TikTok:0%
 ・対 決済プロバイダStripe:約3% 

  利用条件は…?

 ▼ ⑴ LIVEギフト

18歳以上であること。(韓国では19歳以上、日本では20歳以上
フォロワー数が1000人以上で、アカウントを開設してから30日以上経過していること。
・パソコンでTikTokライブを視聴しているユーザーは投げ銭できない。(PCブラウザ版非対応)
・ビジネスアカウントは利用不可。

 ▼ ⑵ 動画ギフト

18歳以上であること。(韓国では19歳以上、日本では20歳以上
フォロワー数が10万人以上で、アカウントを開設してから30日以上経過 
していること。
直近30日以内に動画を1本以上投稿していること。
・ビジネスアカウントは利用不可。

 ▼ ⑶ チップ (※米国クリエイターのみ)

活動拠点が米国であること。
Stripeのアカウントを所有していること。(チップを送る側も同様)
18歳以上であること。
フォロワー数が10万人以上であること。
・ ビジネスアカウントは利用不可。

TikTokは投げ銭以外でもマネタイズ可能!

_▼  Creator Fond(米国のみ)___

→ 再生回数やエンゲージメント数などに基づき、TikTokからクリエーターに報酬を与るシステム。

_▼  Creator Marketplace ____

→ 案件を依頼したい企業がクリエイターを検索し、TikTokを介して直接広告料を支払うシステム。

_▼  TikTok Gated Live______

チケット制のTikTok LIVEが実施できる機能。
    事前に発行したシリアルコードを、チケット販売サイトなどを通じ有料販 売、またはキャンペーンによるファンへの配布など、配信者にとって適した方法で事前配布することが可能。


Instagramの投げ銭機能は1つ!

_▼ ⑴ バッジ ___________

→ ライブ配信中に、視聴者から配信者に向けて送られる投げ銭機能。
 ■バッジを購入した場合:
・ライブ配信中は自分の名前の横にバッジが常に表示される。
・ライブ配信中にコメントフィールドでハートがハイライトされる。
・配信後クリエイターが最長90日間閲覧できるリストに自分のInstagram名が表示される。
 ■料金:120円、250円、610円の3段階。
 ■
上限額:1回のライブにつき$250まで。

  手数料は…?

0〜30%(=クリエイターの収入分は70~100%)
 収益額が$100以上になると受け取り可能。
■ 内訳
 ・対Instagram:0%
 ・モバイルアプリ経由:+30%
 
(対アプリ提供元のApple、あるいはGoogle)

※ Web版では決済手数料は0%                            ※ 2023年以降はnstagram側が収益の一部を手数料として徴収するの見込み。

     

  利用条件は…?

18歳以上であること。
プロアカウント(クリエイターアカウント、またはビジネスアカウント) であること。


Facebookの投げ銭機能は1つ!

_▼⑴ Facebookスター_______

→ バーチャルアイテム(スター)を購入し、動画やライブ配信に投げ銭する機能。
 ■料金:1回につき$0.25~$10,000で自由に設定、あるいは$1~$25のス  タンプを購入。
 ■上限額:ー

  手数料は…?

0%~30%(=クリエイターの収入分は70%~100%)
    収益額が$100、あるいは10,000スター以上になると受け取り可能。
■内訳
 ・対Facebook:0%
 ・モバイルアプリ経由:+30%
(対アプリ提供元のApple、あるいはGoogle)
※ Webサイトから 「Stars store」でスターを購入する場合、アプリストア決済手数料の回避が可能。同時に、ボーナスとして追加のスターを手に入れることができ、クリエイターにとってはより多くの収益を得るチャンスとなる

 

  利用条件は…?

18歳以上であること。
ゲーム動画クリエイターページを有すること。
・同ページ作成より14日以上経過していること。
・同ページのフォロワー数が100人以上であること。
・14日間でゲームコンテンツを2回以上配信しているかつその期間でゲー ムコンテンツを4時間以上配信していること。


Twitterの投げ銭機能は1つ!

_▼ ⑴ Tips _____________

→ 各サードパーティ決済プラットフォームを利用して、アカウントやツイートに対し現金またはBitcoinで送信する投げ銭機能。
 ■料金:自由設定
 ■上限額:なし
※ サードパーティ決済プラットフォームによっては、各自の利用規約に従ってチップの金額に上限が設けられている場合がある。

  手数料は…?

0%(=クリエイターの収入分は100%)
※ サードパーティ決済サービスが手数料を請求する場合がある。

        

  利用条件は…?

18歳以上であること。
・受領には連携可能な決済サービス、またはビットコインアドレスを登録す 
 ること。


Clubhouseの投げ銭機能は1つ!

_▼⑴ Payments ___________

→ クリエイターのプロフィール画面から、決済プラットフォームStripeを通じて送金を行う投げ銭機能。
 ■料金:自由設定可能
 ■上限額:ー

  手数料は…?

0%(=クリエイターの収入分は100%)
※決済プラットフォームStripeが手数料を請求する場合がある。 

  利用条件は…?

送信者が受信者をフォローしていること、または両方のユーザーが過去10日間に同じチャンネルにいた履歴があること。


SnapChatの投げ銭機能は1つ!

_▼ ⑴ Creator Gift (※米国クリエイターのみ)_

→パブリックストーリーを通じてクリエイターにをギフト送信する投げ銭機能。
 ■ギフトを送った場合:  
  ・ストーリーの返信がフィードで優先される。
  ・クリエイターがいつギフトを開いたかを確認でき、1対1で返信した
   り、パブリックストーリーに返信を共有可能。
 ■料金:約100円〜約1,000円
 ■上限額:ー

  手数料は…?

手数料が発生するが、割合は未公表。

  利用条件は…?

16歳以上であること。
「Snap Stars」プログラムに参加していること。


まとめ

⬇︎  各SNSプラットフォームの投げ銭機能を、簡単にまとめてみました。⬇︎

  • 投げ銭の対象は、[ライブ配信]・[投稿]・[プロフィール]の3つに大別される。

  • TikTokのみが全3つの対象に投げ銭機能を搭載している。(※ただし手数料は割高)

  • 手数料の幅は0~75%とプラットフォームによってさまざま。

  • 対象地域に制限のある機能がある。


プラットフォーム自体の特性に加え、それぞれの投げ銭機能自体の特性をも比較できるフェーズに突入していることが分かりました。Bitcoinで投げ銭ができるTwitterや、TikTokの意外な手数料の落とし穴などがその例と言えるでしょう。
しかし、これらはまだまだ拡充の途中段階!
対象地域の拡大や、モバイルアプリ提供元に対する手数料の見直し、投げ銭をした視聴者へのもっと斬新な特典のリリースなど、今後の更なる機能の進化が期待されます。




クリエイターエコノミーに関するポッドキャストCreator chipsでは「クリエイターとお金:クリエイターを囲いたいSNSのビッグ・テックたち」というテーマでクリエイターファンドの話をしています。興味のある方はお聞きください。


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