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じつは、ファッションに必要なモノは種(たね)だった



「最初に、謝っときます! 失敗したらごめんなさい。」


2014年の白いシャツから始まった heelandtoeのレーベルI’d like. (アイドライク)の元祖白いシャツを
ヴァージョンアップするべく30年前よりオーガニックコットンの輸入し
日本で紡績し日本で生地を織ること力を注いがれている
渡邊社長を訪問し、その一声で


「あなた、自分でオーガニックコットンを育ててシャツを作りなさいよ」


もともと、在来種野菜の自然栽培を取り組んでいたので
本当にそれは面白と思った。
自分たちで育てたオーガニックコットンでheelandtoeのオリジナルシャツを作る


「よし!一緒に栽培をしてもらえる方を探そう」
そう思って 2016年11月 東京から広島にもどった

だけど、先に謝っておきます。 失敗したらごめんなさい。

どうしてかって、やると決めて取り掛かったものの
あまりにもハードルが多すぎる高すぎる
正直、少し後悔…… 本当にシャツを作り上げるところまでいけるのか……
と思ってます。


そもそも、ちょっとやそっとの量じゃ間に合わない

ボク一人が畑に出かけて行ってやれる規模じゃない
どなたかココロザシのある方を探さなきゃならない

だけれども、色々な方のご縁をつたってお会いするも

返事はいつも
「それじゃぁ〜、出来ない」

なぜ、出来ないか!

日本で綿が作られなくなったそのワケにぶち当たる

「綿の価格は他の作物に比べ安い」のであった。

海外からやってくるオーガニックコットンの価格の5倍の価格を提示しても
いつも「答は NO」


国内のコットンの自給率は ”ほぼ ゼロ%” 


NPO ボランティア 地域で綿の栽培を守っている方たちで
繋いでいるのが現状だった
新規で農家さんに綿の栽培をお願いするのはあきらめて
作っている人達を探さなきゃならない


地域で栽培してもらって製品を作ってる方の話では
「とても微妙なバランスの上で成り立っているだけで、
 お金での取引ではなくて綿と物を交換して作ってもらっている」

そういうレベルだった。
もう、3月 種まきはゴールデンウィーク明け
もう、ダメだと何度も思ってます

そして、「社長はいつも何やってるんですか?」と聞かれる......


続く

 I'd like. - my favorite things -    white shirts   (Dec.2014)



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