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【詩】remeop

鳥の鳴くところに はるか遠くの風の峰に 縛りのない丘があって それはきっといつかの僕だ 昨日から届いた明日への手紙 見えていたもの 見えなかったもの 見たかったもの 見たくなかったもの 夜行の季節をくぐり抜け 日のはらり舞う今は 何一つ不自由なくて まだ拙いころより何故だか虚しい 机に向かわない心が 偽物だと叫ぶ 詩を書くことをためらうまま 言勿れの僕を愛してくれる言葉など もうどこにも転がっていない 画像:お借りしました

    • 【詩】Angel Goes

      砕けたことばに その鋭い片々に 素手でふれる君の背中 白く大きな羽がはためく 君が咲かせた紫陽花は 迷いなくきれいだと みな口口に言うから 僕はうつむいたまま 泳ぐことのできない君は シュノーケル手に そんなふうに笑わないでよ 小さく歪む僕のくちびる 風の速さを追いてゆけ 空から注ぐ光に その梯子に 君が溺れてしまわぬように とくと忘れた声でも 想いは消せない僕らだ 滲んで止まないものに 知らない僕を知る 翔ける わかることだけ抱えて わからないことは 君の雲の向

      • 【詩】calm

        街角に月が上る なんてことない日々の隙間から ふと君の名を口にする 夜話しのつづき 君にだけ使えた言葉 もう忘れてしまった声 叶わなかった夢を 君は寂しさと呼んで 何一つ言えない僕の横で そっと撫子に水をやった とけた雪の消える朝 旧り行く全てに 終わりを告げた君のこと ここに花束 僕の心は凪いだまま 無情な秒針だけが音を立てる 画像 : お借りしました

        • 3年目

          3年目も、 あなたにいつか読んでもらえるかもって 淡い期待抱えたまま書きつづけるよ って かっこよく言いたいところだけど なんでも2年しかつづかなかったから この先は未知の世界 パッと消えていなくなるかもだし なんだかんだ書きつづけるかもだし いいのいいの、それでいいの 不確定で分からないのが人生で きっといつだってそうだから 好きになるのも嫌いになるのも たまたまだから 書きつづけられたことに理由なんてなくて ただ好きって気持ちが やまなかっただけだから 言葉

        【詩】remeop

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          【INFJ】表と裏

          最近気づいたのですが、私は私が思ってる以上に「人から見えてる私」と「自分から見えてる私」に差があるみたいです。 ということで今回はINFJの表と裏について考えていこうと思います。 (あくまで私個人の話です。あらかじめご了承ください) それではどうぞ ➰ 頭の中ではぐるぐる考えているから、四六時中何かしら喋ってるつもりだったのだけれど、よく考えてみるとそれって自己完結してしまっていて他の人には話していないんですよね。つまり、誰も私が喋ってることに気づいていないし、私がこれ

          【INFJ】表と裏

          日記 8.5

          ぜんっぜん更新してない。。。 と思って、書きはじめました 最近DTMをはじめて ずっとパソコンとにらめっこしてます まだまだ操作に慣れてなくて 悪戦苦闘してますが 自分の好きな音が鳴らせるのはとてもたのしいです 詩はかけてませんが そのうち書きたくなると思うので またその時に。 熱中症などにお気をつけてお過ごしください 最後まで読んでくださってありがとうございます❕ それではまた👋🏻 画像:お借りしました

          日記 8.5

          【詩】杪夏

          窓辺に日は射す ほったらかしの文字は どうしようもない僕に比例する 君は僕にやさしさを教えた とけている僕らに ことばはいらなかった 忘れた心音が響きわたる 気まぐれに雨は降る 燕はもうじき去るだろう 追い風にのって またくる春をその羽に待って 大人になっても 分からないことだらけだ でも、全てそのままでいいから 君のいる記憶だけは 消えないでほしいと願う 杪夏 君のワンピースがゆれている どこにも行けない空蝉は ひとり影を落としたまま 画像:お借りしました

          【詩】杪夏

          【詩】月のうさぎ

          軸のない夜 ふやけた心臓 街があって月のうさぎは踊る 底なしの二人ごっこ 一と一にしかなれない僕ら そっと目を背けた 宵の静けさに埋もれる声 心も体もここにあること なにもかも忘れる 言葉の届かないことすら 気づけなくなる 剥き出しの命 伝えること 疎うままで エンターキーを連打して こんなに真っさらで 距てるものはなくとも 離れていくもの 僕らは間違って、月のうさぎは帰る 画像:お借りしました

          【詩】月のうさぎ

          日記 7.13

          ぱっ、と言葉が浮かんでくるとき 大体 私は私としゃべっている ひとりで自分と対話している 自然と内から湧いてくるものが 自分の本当だと思うから、 私はそれを大切にしている 詩を書いて、 読んでみると分かる 私ってこういう人間なんだな こんな理想を掲げていて こんな苦悩を抱えているんだな 。 いつもは空気に溶かして終わってしまうものが はっきり目に見えるようになる いろんなこと考えてしまうのって ネガティブに思う人もいるかもしれない 人生楽しんだもん勝ちって思うかもしれ

          日記 7.13

          【詩】花束

          花束抱えて アスファルトを歩く さよならの愛に含まれるのは 寂しさの中の儚い光 君と僕が永久に離れることは 君と僕のたましいが 隣りあわせになることをいう もっとずっと近くなって 君がふわふわと 僕のまわりを飛んでいく 見えなくなることは 終わりじゃない 今までとは異なる僕らの はじまりの合図 髪を撫でる風にも君を想う ありがとうは色づく さよならの愛は 昇華することを知らない 透明の糸は いつでも繋がっている 花束を手わたす 入相、はにかむ君 会えなくなることは

          【詩】花束

          【詩】only U

          コペルニクス的転回の 訪れを予感させる 音のなる方には 待ちくたびれた夜 走る うつくしい玻璃を ふりそそぐ世界の中から 掬いあげる 僕の五感をもてあそぶもの only U 冒険心をつかんだ そのまま飛びこむ ままならないスニーカーは 川のほとりに置いたままで 走る 今わかることだけで 息をしていたい I only wanna be with U. このストーリーはフィクションです お互いの躰から 切ないテロップを剥がしたら 僕らがきっとはじまるはず 画像

          【詩】only U

          【詩】バスタブ

          スピーカーから流れる バスルーム・リフレクション 音と音にはさまれて 私はくもった鏡に落書きする 水に浸したロンリネス じゃぶじゃぶ洗って ぷかぷか湯船に浮かべる 裸になれば分かること 見ないフリして ひとりぼっちになる私を 誰かタオルでぐるぐる巻きにして 泣かなくなる日なんて いらないけれど 気づかれたくない心の弱さは バスタブにこぼしたまま そんなこと忘れたみたいに 星たちの声がとどろけば 今日もぐっすり眠ってしまうの 画像:お借りしました

          【詩】バスタブ

          【詩】なんでもない

          日に灼けたページに はさんだままの思い出 ヘッドフォンからこぼれた 心の惑いと韻と光 ひとりきりの夜 止まない五月雨 しゃがみこむ僕 堰きとめるのは 君のくれた言葉 なんども書いて なんども消して ループをループするうちに気づく とぎれることのない日々の中で 生きていたいのは君のせい もがいているのも君のせい 白いリネンのシャツに そっと咲う横顔 ひなたに風が吹く 透いた空がきれいだ 僕はなんでもないフリしたまま 君を見つめていた 画像:お借りしました

          【詩】なんでもない

          5、6月の発掘(本・漫画・映画・音楽)

          先月の分もまとめて投稿します! それでは、どうぞ ➰ 【 本 】 1 汝、星のごとく / 凪良ゆう 2 キネマの神様 / 原田マハ 3 少年と犬 / 馳星周 4 八日目の蝉 / 角田光代 汝、星のごとく↓ 本屋さんにずっと置いてあって、気になっていたので手に取ってみました。一気に200ページ読んでしまうくらい、引き込まれる内容でした。ダメなところも弱いところもある人間だからこそ、織りなすことができるお話だと感じました。 【 漫画 】 1 違国日記 1〜6 / ヤ

          5、6月の発掘(本・漫画・映画・音楽)

          【詩】Just be with me.

          なだらかに凪ぐ そして分かる 君は自分を蝋燭だと、 はじまりもおわりも 選べないとこぼす 透きとおった肌 おとといの呟き 空の上の光になりたい 雨のベールはきれいだ 君のこぼした涙も 含まれているのだろうか ビニールの傘で受けとめる 所在なげに舞う ぶっきらぼうな天使 空はすぐそこだよ しゅんとした僕に囁く 息のつづかない可惜夜 僕はまだ、 ここで君と今を知りたい ただ僕のそばにいて 空の上にある遠い輝きを たった一瞬の僕らより うつくしいなんて云わないで はじま

          【詩】Just be with me.

          【詩】夏影

          仄々明け 海岸へと続くゆるやかな坂 にぎりしめた記憶 ウミネコの繊細な羽  清も濁もいつくしむことができたなら あふれやまぬ焦燥感を すこしは手放せただろうか 何もない日なんてないこと 心の隅になつかしい音色 夏影に君は咲く 終わらない宿題は今でも散らかったまま まわりを見てばかりの扇風機は いつからだろうか 跡形もなく消えていた 晴れた日の午后 レモネードに氷がとける 僕はこぼれてしまったそれを拾う また小さく光る 画像:お借りしました

          【詩】夏影