私がやったスピーキング力をあげる方法③分からない単語は文章化する

人見知りで内向的な私が英語を話せるようになるまでに実際に取り組んだこと、勉強する中で気がついた事などを書いています。
人それぞれ合う勉強法は違うので誰かの「それだ!」になれば嬉しいです。


前回「英語って自由で大げさでOK」という話を書きました。

その中でちらっと”コアが掴めると単語が分からない時の説明力にも繋がる”とお話したんですが、そこを少し詳しく書いていこうと思います。


語彙力不足で話せない

カナダにワーホリに来て最初に感じたのが
「話したいのに単語が分からない」

けど実はそれって直訳に縛られているからだったりします。
"こう言いたいからこの単語じゃなくっちゃ"という思い込み。
でも自分が知っている単語だけで言いたい事は言えることが多いです。

これは前回お話した「言い換えてみる」というのと同じなんですが今回は「言いたい事の英単語が分からない/知らない」時にどう考えて英作していくのかお話できればと思います。

これができると詰め込み暗記をしなくても語彙力も上がっていきます。

説明には2種類ある

単語が分からない時は自分が知っている単語を使って説明していくんですが色々経験する中で説明にはこの2パターンがあると気がつきました。

  1. 物事や状況、文化的背景などの説明

  2. 自分が分からない英単語の説明

この2つ全くの別物です。
この1の場合、特にワーホリ中だと遭遇することが多かったです。
相手の人の優しさからだと思うんですが、日本の文化の事とか聞いてくれるんですよね。
それを英語で言おうと思うと、そもそも自分に知識がなかったり、それを説明する英単語があってもその単語をネイティブの人が知らなかったり、どこから説明するべきなのかも分からなかったりもします。
なので、一生懸命説明しても相手に伝わっているか分からない。
自分の説明が合っているかも分からない。
だから「あー自分の英語ってだめだー!」って思ってしまう。
そんな時の説明がこの1の場合です。

私が今でも覚えているのが
「日本ってなんであんなに地震が多いの?」
という質問です。
聞かれた瞬間頭フリーズしました。
もちろん習ったのでなんとなくは分かる。。。
海底にプレートがたくさんあって、それが常に動いていることで内側に引っ張られるプレートがあって、それが限界までいくと跳ね上がって地震になる、ていうね。
これを英語で説明となると、、、、。
相手が海底にプレートがあるっていう事を知っているかどうかも分からなければ、それが動くということを知っているかも分からない。
であればプレートが何かから説明するのか。
それかプレートが何か分かるかをまず聞くのか。
知らないってなった場合さすがに自分でも詳しくは分からないから説明できない。
この間数秒。
そしてこの時の私の回答は
I don't know….
でした。
まあ内向的な性格も相まって、こんな長い会話をするのは無理ってパニクっていたというのも説明できなかった要因かとは思います。

とにかくこういった説明は難しいです。
なのでうまく伝わらなくても、説明ができなくても落ち込まなくて大丈夫です。

それに対して2の場合は比較的簡単です。
なぜなら相手が英語のネイティブであれば、自分が分からない単語でも相手は知っているはずだからです。
なので何が言いたいのかが説明さえできれば相手は何の事か分かりますし、その単語を教えてくれます。
イメージとしては相手がGoogleで、自分は知りたい単語を調べる為に自分が知っているキーワードを繋げていく感じです。
それかクイズ番組で自分が出題者で相手が回答者のイメージ。

軟骨って英語で何?

なんで軟骨って感じだと思うんですが笑
この間私が分からなかった単語です。
日常であんまり使わないと思うかもしれませんが意外と身近にあったりします。
居酒屋に行ったら軟骨の唐揚げがあったり、手羽元とか食べると大体付いてます。

我が家は離乳食でBLW方式を取り入れているので手羽元も柔らかく煮たら崩さずにそのまま息子にあげています。
その時に「軟骨部分はさすがに危ないよな〜」と思ったんですが単語が分からず。
説明してみることにしました。

私が思いついたキーワードは2つ

  1. 関節部分(だと思う)

  2. 食べられない

え、それだけって感じですが、これだけでも説明できちゃうんです。
難しい英作をする必要はないです。

  1. Joints (もし関節が分からなければ a part that bones are connectedとかでもOKです)

  2. a part you can't eat

実際の会話の流れはこんな感じ。

私)I'm just worried about him eating that part….(軟骨って何だ?分からん。とりあえず説明しとこ) Joints? That part you can't eat.
夫)Ah…. cartilage?

はい、答えが出ました。
cartilageだそうです。

説明することの利点

単語の丸暗記と違って、こうやって会話の中で出てくると圧倒的に記憶に定着しやすいです。
私の場合は音だけでは覚えられないので、必ず後からスペルを言ってもらって調べて目でも覚えるようにしています。
できれば1回だけじゃなく、会話の中で2−3回出てきてからの方が私は覚えやすいです。

前にもお話した「もやっと/スッキリ」理論です。
「あーこの間もこの単語聞いたかも!なんだっけー?」っていう状態の脳にスペルを見せてあげた方がインプットの質は高まります。

この記事に書いてあるのでよかったら合わせてどうぞ。

話が少し逸れましたが
言いたい単語が分からない時はぜひキーワードを考えてそれで説明する、ということを実践してみてください。

魔法の言葉は
I don't know that word but …

これを言ってから説明すれば相手はあなたが単語が分からないという事、それを説明しようとしているという事がわかるので親身になって聞いてくれるはずです。


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