青山で偶然巡り合った個性あふれるアートとデザイン
みなさんこんにちは〜ひかりです。
今回は、先週の土曜日に青山で偶然巡り会った魅力的なアート作品の数々について。
街で偶然に出会った芸術作品は、全部輝いていた。
少々長文となってしまいましたが、読んでいただければ幸いです♪
1. 工事壁一面に貼られた白黒写真
表参道のカフェに行った時、偶然そのカフェの目の前は廃校になった団地と学校の跡地だった。
その廃校になった学校と廃墟となった団地の跡地は、一面工事壁に囲まれていて、その壁には何人もの人々の白黒写真が貼られているアート作品となっていた。
永遠と貼られていた白黒写真の数々。
それぞれ同じ背景で撮影している白黒写真なのに、みんな違う表情であると共に、写真一枚一枚からそれぞれの個性が伝わってきて面白い。
近くで見ると普通の白黒写真だが、遠くから見ると一つの巨大なアート作品となっている面白い作品だった。
人々が忙しく行き交う都会のど真ん中に、ひっそりと聳え立つ団地と学校の跡地は、時代の流れを体感させてくれるとともに、心地よい静けさと、時が止まっているかのような雰囲気のある空間となっていて、このアート作品と総合演出されたインスタレーション作品に感じた。
この都会の騒がしさと、廃墟となった空間の対照的な空間が、実に興味深い世界観だった。
ちなみに、この訪れたカフェ「エリック・ローズ」のカプチーノめちゃくちゃ美味しかったのでよかったら行ってみてください♪
テラス席もめっちゃ心地いいのでおすすめです♪
2. 時空を超えて体感できる、魂の館
その後、南青山にある42年間岡本太郎が住み続けていた自宅兼アトリエだった、岡本太郎記念館へ行った。
やはり岡本太郎は、“魂の人”だ、と本当に感じた。
館内に一歩足を踏み入れるとそこは、とても数メートル先が表参道とは思えないほど静かで心地の良い空間だった。
館内に展示された岡本太郎の作品の数々は、力強さと魂を感じた。ただただ、美しい、の一言だ。
そして、私が一番圧倒されたのは岡本太郎が生きていた時のまま残されている彼のアトリエだ。
ここは本当に、時が止まっていた。
時が止まっているとはこういうことなのか、と感じさせてくれた。
ここでは喋ってはいけない、と感じさせるほどこのアトリエには岡本太郎の魂が宿っているというか、彼の芸術に込めた強い思いがひしひしと伝わってくる空間となっていた。
そして、外のお庭には可愛らしい岡本太郎の彫刻の数々が展示されていた。
私のお気に入りは、この“乙女”という彫刻作品。
本当に可愛かった〜。
自然と調和しているのが実に可愛くて、もののけ姫のヤマビコたちの姿にも重なった。
そして空を見上げると...あら、こんにちは♪
「来てくれてありがとう〜僕を忘れないでね、また来てね。」
そう言っているように感じた。また来るね、絶対に。
自分の姿をありのまま直視する、それは強さだ。
by 岡本太郎
3. 不要不急×パッケージデザイン
そして、またフラフラと青山の街を歩いていると、次は青山のGallery 5610で、こんな面白い展覧会がやっていた。
その名も、「不要不急のパッケージ」展。
なんとも可愛らしいこのポスター。
そして、「不要不急」と「パッケージデザイン」を掛け合わせたなんともコロナ禍らしい興味深いテーマ。
気になって入ってみることに。
「不要不急」という言葉は、広辞苑で引くと
「どうしても必要というわけでもなく、
急いでする必要もないこと」
という意味なのだそう。
うん、たしかに平和な言葉なのかもしれない。
時間的心の余裕があるから生まれる言葉、なのかもしれないですよね。
その不要不急とデザインを掛け合わせたテーマにしたこの展覧会の作品は、まさに目から鱗の発想ばかりさった。
これはコロナ禍で外に楽器を買いに行きたくても、不要不急で買いに行けない状況だったから、だったら自分で作ってしまおう!ということで、Stay Home期間中に家にある物で作った楽器なのだそう。
このドラムなんてもうアート作品ですよね!
ないなら自分で作ってしまおう!
その発想が本当に素晴らしい!これこそ真のクリエイティビティですわな!
そして、これも印象に残った作品。
「いのちの時間lll」
コロナの前は当たり前のように生の空気を吸えていたけれど、コロナ禍でマスクをするのが当たり前になった日常で、呼吸の大切さを実感した人類。
その呼吸=命に焦点を当てて、作られたのがこの作品なのだそう。
呼吸を通して、今を生きるとはどういうことなのか、幸福とは何かを考えるきっかけを与えるこの作品。
なんて、ロマンチックな発想なのだろう。
実際に触ることもできて、人間の呼吸のペースで伸び縮みを繰り返していて、なんだか人の心臓部分に実際に手を当てている感覚を与えてくれる作品で、とても温もりを感じる作品だった。
他にもこんなに面白い作品が何点も展示されていた。
やっぱり人間の発想って面白いな〜、そう感じられた展覧会だった。
4.感覚に従って足を踏み出そう
今回ご紹介したこの三つの場所は、計画して訪れた場所ではなく、感覚で訪れた場所だった。
その時感じたのは、感覚で訪れてみると、思いもしなかった出会いができて刺激をたくさんもらえるということ。
これって本当に幸せなことだし、大事なことだ。
だからこれからも散歩をするときは、特に計画性を持たずに自分が興味を持った瞬間や感覚を大切にして足を踏み出そうと思う。
それが、本当の意味での面白い発想へとつながっていくから。
本日は、こんな長文を最後まで読んでくださり本当にありがとうございました♪
サランヘヨ〜