【トリタテ】人材サービスなどのマッチングサービスにおける債権回収について【弁護士】
1 マッチングサービスにおける不正
マッチングサービスにおける債権回収を多く取り扱っている弁護士です(2016年から2021年までの実績で毎年1億円を超える回収をしています。回収件数は年160件以上です。)。基本的にサウナにいます。よろしくお願いします。
マッチングサービスのビジネスモデルはシンプルです。
人材紹介サービスやクラウドソーシングサービスが典型ですが、自社プラットフォームに需要と供給を呼び寄せ、ニーズが合致してマッチングした際に成功報酬をいただくというビジネスです(月額制などの成功報酬制でないサービスもあります。)。
さまざまな業態のマッチングサービスに関与していますが、シンプルに「マッチングしたにもかかわらず虚偽の申告をして成功報酬を支払わない」という不正は想像以上に発生しております。
2 債権回収×不正対応
ではどうするかというと、弁護士を代理人として立てて債権回収を行ってもらうというのが代表的な方法です。
不正対応の事業部側のコストは非常に大きいです。取立て行為自体も大きなコストですが、取立てを行う際には法律の話も出てきますし法務確認が必要になります。また、不正探知も必要となりますが、マニュアルを整備しないと成果が上がりづらいです。
このように事業部内の対応コストは大きくなりがちなので、弁護士に定額でトリタテをやってもらうのは良い選択肢だと思います(弊所は着手金5.5万円・成功報酬15~20%でやっています。着手金が請求額と連動しないため相場よりはかなり安価だと思います。)。
弁護士の関与としては、トリタテ以外にもありえます。それは、債権回収を担当している弁護士が会社のSlackに常駐し、不正探知の方法について助言をしたり、利用規約の改正を行うことです。
規約が使いやすいものになっていないと、利用料金や違約金を請求する難易度は上がります(逆にいえば、規約や不正探知システムが整っていれば、本来なら得られていた利用料金をしっかり回収できることにつながります。)。
債権回収を行っている弁護士は利用規約のヘビーユーザーでもあるため(交渉時に常に参照しています。)、規約の改訂については適切な助言を得られやすいです。
なお、若干宣伝になってしまい恐縮ですが、例えば弊所ではこれらの幅広い不正対応については別途費用をいただいておりません。しかしこの点について弁護士側にお気遣いいただく必要はありません。なぜなら不正対応を適切にやればそれだけ回収金は増えていくからです。
以上、マッチングサービスの債権回収について思うことでした。
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