藤川投手に対峙する最後の打者。どうすればよかったか、答えを出してやろうじゃないかぁぁ!カケフボーイっ!
藤川投手の最後の対戦相手、重信選手がいわゆるお約束の空振り三振をせず、勝負に打って出た件で空気読めとか、いや、これでいいとか色々意見が出てる。
掛布氏なんかはやっぱ昭和のノリでわかってない、とか言い出す始末。
そりゃ巨人ファンは打って出ろって支持するし、阪神ファンは三振してやれって言いだすに決まってる。
でもこれが逆なら?将来的に菅野投手の最後の打者が大山選手だったりしたら?
それぞれ逆のこと言い出すに決まってる。
まずはじめに言っておきたいのが私は巨人・阪神、ともにファンではない中立な立場。
以前横浜の大魔神・佐々木投手の最後の対戦相手が清原選手で1-2から明らかな外に外れるスライダーのボール球をフルスイングで空振り三振していたのを思い出した。
その時私は正直、なんだかなーこのヤラセは、とも思ったし、清原選手の思いやりも人間らしい、とも思った。
これには正解なんてない。
全盛期過ぎた抑える力の無くなった抑え投手なんて、どうやったって「剛速球で空振り三振を取る」という誰もが感動するエンディングは見せられないのだから(だから引退する)それはもう、その最後の打者になってしまった人に委ねればいいと思う。
その打者が出した結果が正解だ!
功労者なんだからヤラセと言われようが何と言われようが、敬意を表し空振り三振は人としての礼儀、とその人が考えればそれが正解なんだし、
わざとなんて失礼。全力で勝負し、どうなろうが(打とうが抑えられようが)相手投手に結末を見せるのがスポーツマン精神に殉じた勝負の世界、と考えればそれが答えなんだろう。
自分の意見だけが正義、なんじゃなく、自分の意見と違う意見は「もうひとつの正義」なんだよ。