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【TIMES】2024年8月4日 20時13分 文月の新月/初秋


地球暦が朔弦望の「文月の新月」をお知らせします。

旧暦でもいよいよ、秋の訪れを告げる文月の新月がやってきました。月の暦でも本格的に「初秋」のはじまりを迎えます。文月は稲穂が出る「穂見月(ほみづき)」、また実を含みはじめる「含み月(ふくみづき)」ともいわれ、稲作の実りとともに、生活のなかでも一年の結果が出はじめる月。

あいさつは「暑中」から「残暑」に変わるものの、年間でも最も気温が上昇する「酷暑」の時期。海や山、アウトドアなど夏のアクティビティは今が最高潮! 体感的には夏真っ盛りの風情ですが、外気の暑さにエアコンやクーラーで反対に冷えを感じるのもこの季節。季節の切り替わりの体調の変化には気をつけましょう。

吹く風、虫の音、確実に秋が忍び込み始めてきます。

イマジン盆踊り部

「伝統的七夕」


七夕は「星祭り」とも呼ばれ、旧暦(太陰太陽暦)の7月7日に行われてきました。現在使っている新暦(太陽太陰暦)にすると、2024年の七夕は8月10日です。

国立天文台では2001年から旧暦の七夕を「伝統的七夕」として報じています。少しややこしくなりますが、二十四節気の処暑の日かそれより前で、処暑に最も近い新月を含む日から数えて7日目が「伝統的七夕」の日となります。

参考記事

国立天文台によると、伝統的七夕の日あたりは一般的に梅雨が明けた後であり、晴れになる確率が高く、月は夜10時過ぎには沈み、天の川がよく観察できる条件が整うのだそうです。新暦の七夕よりも、旧暦の七夕の時期の方が、天の川がきれいに見えるようですね。

伝統的七夕の日、日暮れの頃には半月よりもやや細い月が、南西から西南西にかけての空に見えています。夜空が十分に暗くなり星々が輝き出すと、頭の真上近くに七夕にちなんだ織姫星(おりひめぼし、こと座の1等星ベガ)と彦星(ひこぼし、わし座の1等星アルタイル)を見つけることができます。夜空の暗い場所ならば、夜が更けて月が沈む頃には織姫星と彦星の間から南の空へと淡く続く天の川の姿も見えることでしょう。

PHOTO:ACクリエーター  勝ふぉとさん

文月 満月までの時空間情報 

138 | 2024/08/04 文月 新月 20:13 水星が留 17:21
139 | 2024/08/05 文月 二
140 | 2024/08/06 文月 三
141 | 2024/08/07 立秋 9:09 文月 四 
142 | 2024/08/08 文月 五 金星と海王星の開き
143 | 2024/08/09 文月 六
144 | 2024/08/10 文月 七_七夕の節句
145 | 2024/08/11 文月 八 [山の日]
146 | 2024/08/12 文月 九 水星と冥王星の結び [振替休日] 
147 | 2024/08/13 文月 上弦 0:19
148 | 2024/08/14 文月 十一
149 | 2024/08/15 文月 十二
150 | 2024/08/16 文月 十三
151 | 2024/08/17 文月 十四
152 | 2024/08/18 文月 十五_中元
153 | 2024/08/19 文月 十六 水星と地球の結び(内合)
154 | 2024/08/20 文月 満月 3:26

国立天文台のほしぞら情報

8月の宵の時間帯には、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブの3つの星で作る夏の大三角が空の高い位置に見えます。ベガとアルタイルの間には天の川の淡い光も見えることでしょう。

水星は4日から、19日の地球と水星の結び(内合)を挟んで、29日までの約3週間、逆行といって地球から見て水星は東から西へ逆戻りするように見えます。

10日の夕方には、関東地方などよりも西の地域で、南西の低い空に月がおとめ座の1等星スピカを隠す「スピカ食」が起こります。

ペルセウス座流星群は、12日深夜から13日未明にかけて見ごろを迎えます。

15日(14日深夜)には未明から明け方にかけて木星と火星が大接近します。

PHOTO:ACクリエーターましろさん


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