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動く立体彫刻に込めた思い…デジタル化と現地取材の狭間で
"一塊で動いて見える立体彫刻"って何?
3Dプリントされた彫像が動けば「VRのダンスループ」や「形として残し難かった動きのある観光資源」がそのままレプリカに出来るんじゃない?"が「アニメ彫刻」シリーズの原点です。プロフィールにも同じことを書いていますが、取材先でしか出会えないハッとした瞬間を映像以外の手に取れるモノとして具現化・マネタイズ可能なら、地方創生をVRゴーグル付けて盛り上げるより広く年齢を問わず分かり易いし、取材先の展示施設にも直接還元できるフローになると思ったのです。
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イメージしたのは「クラゲ水槽や天空のペンギン」の雰囲気をそのままに、こんな風に動物込みで動いて見える立体彫刻にする事…。
本当にちょっと前までコロナ過の行動制限で人出が減り、私たちの活動の中心”展示イベント”も相次いで中止や延期になってスケッチのための取材も動植物園の閉鎖で思うように出来なかったんですよね…。そんな状況でも恵まれた僅かな機会に生き物の動きを熱心に語ってくれた飼育員さんたち。なんかもうそれだけで脳内アニメーションが再生されませんか?「制作過程そのもの」である取材行為からも、動きって付けられるんだなぁと感じたのでした。
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ネット上ではアート市場に柔軟性を促している事例が溢れていました。デジタルアート(NFT)に対する特需や、様々な動画のコンテンツ化。世界的企業からのメタバース参画も話題になりました。
でも、好きだったんです現場取材。スケッチの最中に、生き物たちがが見せてくれる息遣いやちょっとした動きが素晴らしくて、それを動きのあるまま写し取ってネットに流れている映像以外の物体(モノ)として残したいと今も思っているのです。
「デジタル」と「現物のアート」。私たちヘリカルの二人で、それぞれの立場から思いを組み合わせて向き合うことにした形が3Dプリントされた「動く立体彫刻」なのかな…と考えています。
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