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1週間が過ぎて。

トロントに着いて1週間が経過。
今回の時差ボケは手強く、いまだに日本の友人とラインをすると『ほんとにカナダにいる?』と疑念を抱かれるほど日本時間に適応中。

しかしながら、やらなきゃならない事は結構ある+もうすぐクリスマスホリデーに世は入るためこの1週間、手続きなどは急ピッチで取り掛からねばならなかった。

家探し、職探し、電話番号取得、sinナンバー申請(社会保険番号)、ワクチンパスポート登録、銀行口座開設、学校とのやりとり。などなど。

しかし今のところ確実に終わったのは電話番号の取得と銀行口座の開設くらい。コロナもあり通常窓口で簡単にできる手続きが、オンラインや電話、郵便に切り替わっている。それから、「あとはもう年明けでもいいかな」って思い始めるほど現地はもうお休みモード。

私が来てしまったタイミングが悪いのだが、こちらのクリスマスは日本のお盆みたいなところもあり。家族と過ごす大事な時間。それを思い出させられたのはトロントに着いた翌日。民泊先にて友人(今現在お家に滞在させてもらっている)を呼ぶと、衝撃発言を頂いた。

友人『ちょっと早めに旦那の実家、行かなあかんくなってん』(大阪出身)

ということで現在私が滞在させてもらっているお宅の友人夫婦は私を残し旦那様の故郷へ日曜日から帰省中。私はその間ひとりでこの家に寄生中。食料まで貪るという大胆さ。

まさか2021年の終わりにこんな状況になるなんて。クリスマスにひとりぼっちとかもうそんなことは慣れっこ。そうではなく、人の優しさでぬくぬく生きていることに申し訳なさを感じてるのである。(食料までいただいておきながら言う言葉だろうか。)


今回、時期がイマイチだったとはいえ、新生活を始める手続きをしていて感じたのだが、カナダはニューカマーたちに優しい国だと思う。

お家を借りるのだって簡単で、私のような留学生や、現地の親元を離れた若い学生なんかは基本的にシェアハウスや貸しに出されているコンドミニアムでお友達とシェアをして住むので家具家電を買う必要もない。

部屋を借りる際は、facebookとか現地のコミュニティサイトのお部屋さがしページで検索。気に入った物件があれば直接家主に連絡してショウイングしてもらえる。日本の不動産屋のように何枚もの契約書はいらないし、家主と借主の間で完結する。電話番号さえあればすぐ借りれちゃうのだ。その後は、

住所と電話番号が持てたら銀行口座の開設も簡単。(パスポートなど要身分証明)
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住所のわかる公的書類(口座開設時の書類など)があれば社会保険ナンバーの申請もネットで簡単。
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社会保険ナンバーを取得したら働くことができる。

と、数珠繋ぎでぽんぽんぽーんと新生活を始められるのがカナダである。とは言え数年に一度こんなことを行なってきた私だから簡単だと言えちゃうので、初めての方はみなさんエージェントを使ったりします。でも日本に来る外国人たちの苦労に比べたら易しいものだと思う。


そしてここまで読んでおや?と思っている方もいるかもしれませんが、簡単とか言いつつ「家見つけられてないじゃないか!寄生虫!」と言うこと。

この時期だからでしょうか。いえ、おそらく私の理想が高いため…なかなかピンとくるお家に出会えません。しかも私には優しい優しい元ハウスメイトの友人がいるから。。

友人は数年前に現地のカナディアン男性と結婚し、私がお家にお世話になるのは今回が2回目。突然押しかけた日本からの家なき子に不在時にも家を提供してくれるなんて優しすぎる。おそらくカナダの国土くらい心が広い。(私バチカン市国)。

そして、奥様の友達というだけで居候させてくれる旦那様の心意気。宇宙一。『いつまででも居てくれていいよ〜。』なんて言ってくれるからほんとに自分の家のように一人暮らしさせてもろてます。はい。


ニューカマーに優しいカナダ。他者や多文化を受け入れることに否定的でない多文化共生社会。ストレスが少なく新生活を始められるのはいいことです。

困った時はお互い様(あんたが言うな)。私、カナダで人に助けられて生きてます。いつかはこんな風に私も、人を招き入れられるくらいトロントでしっかりと根を張りたい。そんな大志を抱いております。でもその前に…


おい私、危機感を抱け。


とりあえず明日はスーパー行って自分の食料くらいは買ってこよう。。






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